怪しい中年だったテニスクラブ

いつも半分酔っ払っていながらテニスをするという不健康なテニスクラブの活動日誌

おひとりさまの老後

2010-07-24 07:36:10 | 
人間最後はみんな一人で死ぬ。
そうでなくても家族に見守られて静かに息を引き取るなんていうのは、特に女性にとっては平均寿命の差から夫に看取られとはなかなかならず、子どもたちも今となってはどこかへ行って帰ってこないとか頼りにならぬ。結局一人で生きていかなくてはいけない。
だけどだけど悲観することは無い。
家族に頼らなくても、友人の手入れをし、ネットワークを作り、介護保険などの制度をうまく使い、都会生活をエンジョイできる。普通に働いてくれば、そこそこの年金もあり資産も出来ているので、十分明るく楽しい老後を過ごすことが出来る。
団塊の世代が高齢化していく中で元気が出る本です。
でも・・・・。そういう生活ができる人ってある種のエリートでは。
福祉の現場では年金もかけてなくて、友人のネットワークを作る術もない孤立した老人がたくさんいます。印象では2~3割のそれなりに能力のある自立した人たちはいいのですが、結局家族が頼りという事になったり、福祉に頼ったり、それさえも何処に言うべきか分らず落ちこぼれていく人も多いのではと思ってしまいます。さらに本人はともかく一人暮らしの認知症で妙に元気という人は回りは面倒見切れないだろうと思うだけに、本人としてはそれでいいのかもしれませんが認知症に対して楽観的過ぎるのではと感じます。
それにしても男といえども職場は面倒見てくれないのは必定なので、家事全般はできるようにして地域とか趣味の合う友人のネットワークを今のうちから作っていかないと明るい未来とはならないようです。
といってももう遅いのかな。飲んだくれているだけでなくテニスをできなくなったときのことも考えておかないと。
コメント
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