時間的気分的金銭的に多少の余裕ができたので映画に行こうと思ったが夏休み映画はまだ封切られてないし「愛と誠」は終わっちゃったので(ランクインも果たせんかったみたいね、残念)消去法でこれになった、何で今この時期にこれかなあと思ってたけどYahooの酷評を見てたせいか予想したよりはずっとよかった
グスコーブドリの伝記―猫の事務所・どんぐりと山猫 (ますむら・ひろし賢治シリーズ) 価格:¥ 550(税込) 発売日:1995-07-01 |
ますむら・ひろし宮沢賢治選集 1 (MFコミックス) 価格:¥ 750(税込) 発売日:2008-09-22 |
青空で読めるのに映画の元ネタになった猫キャラ漫画を買って来ちゃったぜ(あ、間違えたけど消せない、映画館においてあったのは750円の、上の3作の他に「カイロ団長」が入ってる)、もっともこちらは原作そのまま、そっか元はこんな話だったんだ・・・・
何せ前に読んだのは(四捨五入して)50年前、ちゃんと理解してなかったから記憶が完全にマダラ化して、てぐすは孵化した途端に灰をかぶって死んじゃった、オリザはまともに実ったことがなかった、主人公最初で最後の仕事は大気中のCO2を増やすことだった-になっていた
だからどっかで「街から来たてぐす飼いはヒドいがオリザ作りの山師はいいヒト」という感想を聞いて「何で?」と思ってた、確かに一度はてぐすの糸が売れてもうかったのに翌年火山灰が降って来たらさっさと逃げちゃうのはヒドい、山師は自分も困ってるのにブドリと別れる時はちゃんと餞別をくれる、この差は大きいかな
家人「ずいぶん強引な話ですね」
私「どこが?」
家「最初悲惨で後がサクセスストーリーなのはいいんですよ、だけどさらわれた妹がどうして幸せな環境になって再会に現れるんですか」
私「あれは確かにムリがあるよな、妹は絶対売り飛ばされたハズだ」(それも見世物じゃなく色街へ、だけどお子様向けの小説に色街は存在しない)
家「元の主人もいい暮らしをしてる、何であの時完全につぶれなかったんだ?」
私「全くな、そして火山にCO2だけを吹かせるのは不可能」
家「やっぱそれが一番」
というわけで映画の台本作者は「妹はあの時死んだ、ブドリはその記憶が欠落してる、だけどホントは知ってて時々悪夢に悩まされる」と設定を改変するしかなかった、またブドリは二度と山師に会わなかった(でも元気なことはラストでわかる)、さらに離島の火山であっても爆発させるわけには行かなかった(そんじゃどうしたんだろな?ナゾだ)
にもかかわらずこれはこれでよかったと思うよ、猫たちどれもみんなけっこうかわゆいし
追記-てぐす飼いをやってた声優さんが誰なのかわからない、確か知ってる名前だったハズだが思い出せぬ、それを言うなら学校の先生や隣のオッチャン、爺さんなんかも、そういうデータはちゃんと公開すべきだと思うぜ、スタッフ殿?
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