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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

金井美恵子の新刊

2014-11-28 20:58:30 | 本と雑誌
珍しく新聞の書評欄で知った(こちら)、9/30初版発行だが文春はあんまし本の宣伝せんのか、Azonからのお知らせもなかったし・・・近所の本屋は置いていた、感心
タイトルは「お勝手」で語り手は女性だがお勝手で作業するシーンはないに等しい、最初に出て来る岡山の「バラずし」も結局作り方わからずじまいだし、このヒトは(同じ独身女性でも)石井好子の対極らしいのでアル(申し訳ない、年代も読者層も違いすぎよね)

語り手もかすかに奇妙なところがあるが(質屋の一人娘で中学3年の時にオヤジさんが亡くなってからどうやって食べてたのか全くわからない、にもかかわらず私立の一貫女子校を卒業してて絶対自分はブルジョワと主張してる、私なんざオヤジは自営業だったけど高校まで公立、自分がブルジョワだと思ったことなんかただの一度もない、ずいぶん恵まれてたことに気がついたのは・・・はていつだったかしらん?)今はつっこまない、そのうちゆっくり考える

何はさておき大谷崎の「瘋癲老人日記」を読み始めた、彼女の愛読書なのだ、さすが文豪、漢字カタカナ文なのに読みやすくてわかりやすい、とは言え私にしちゃ読むスピード上がらんけどね・・・とwikiを見ればこれってかなりの部分が実録だったのか(こちら)、当時文豪は75歳、そいでも(映画の話は息子の嫁さんから聞いたとしても)歌舞伎は自分の眼で見てたわけよね(あの猿之助にそんな初々しい舞台があったとは・・・ってそんなん歌舞伎シロウトにわかるわけはないハズだけどでも懇切丁寧な文庫の注釈を見て年代を計算すれば何となくわかる、猿之助当時21歳!!)畏るべし作家魂!!!

て、あのさ、金井さん、お宅はこれがまだギリギリで著作権切れてないの知ってて引用しておられるわけ?・・・ってま、別にだうでもいっか、いいんだろっから(よくなかったら出てないもんね)

筆者追記-こんな辺境ページを訪ねてくださいます皆様、お読みいただき本当にありがとうございます(昨日何人の方が訪ねてくださったか、gooブログはお節介にも教えてくれるのです)、どうか今後ともよろしくお願い申し上げます、早々

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