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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

福澤徹三

2014-03-05 19:17:38 | 映画
東京難民(上) (光文社文庫) 東京難民(上) (光文社文庫)
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東京難民(下) (光文社文庫) 東京難民(下) (光文社文庫)
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わりと評判のいい映画の元ネタとなると映画を見るかだうかはさておいてとりあえずチェキしておこうと思う性分、電子版が出てれば金を出すのに抵抗はほぼない、何やかにやけっこうソニーに貢献してるな、こういう読者がいるんだからがんばってよね、ソニー殿?

主人公は東京に住む大学生、突然親と連絡がとれなくなり授業料未納で大学を除籍、家賃不払いでマンションも追い出され(1ヶ月払わないと即退去なんてシステム初めて聞いた、でもその分安いんだから絶対文句言えんよね)、友人の家に居候もたちまち限界、バイトはほとんど収入にならない、唯一よかったのが治験だったがその金も尽きて落ち着いたところはホストクラブ・・・

映画版は始ってすぐホストになっちゃうらしいけど小説ではそこがちょうど折り返し点、せっかく指名してくれる女の子ができたのに借金を踏み倒して逃げ出し(彼女はソープに沈められる、不可抗力とは言えこれはだうかと)、建設現場で日雇いをやったらこれが意外と性に合ってて・・・

だがあれやこれやで殺されかかったところを河川敷で暮らすホームレスに助けられて路上で拾った雑誌を売る仕事(そんなんが成り立つってやっぱ首都圏はヒトが多いんだね)をしてたら何とそこへ音信不通だったオヤジさんが探しに来てくれた・・・

もちろんこれでめでたしにはならない、主人公の旅はまだ続くのだが、また友人やら恋人やら(彼らはもっと危険な目に遭ってるかもしれない)の件は全然解決つかないままで終わっちゃうのだが、ともあれ知らない世界のことを教えられていろいろと勉強になったしこれはこれで面白かったと思う、はて映画だうしやうかな?

追記-そう思った時は手遅れでもうこっちの都合が合う時間には上映してない、だがここはもう一つだけ聞きたい、実家へ帰ったってオフクロさんはどうして東京へ出て来ないの?私なら絶対友人の家に居候してる時点で捕まえるけど・・・・ってそれじゃこのお話が成り立たんわね

3/6追記-しょーもないツッコミを一つ、「ポン大」と呼ばれるのは普通「日本大学」ではあるまいか(「因みに「ポン女」=日本女子大)、「アホが行く大学」と言いたい時は東京人でも「アホ大」と言うのじゃないかと思う、「バカ大」は(架空の存在ではあるけど)固有名詞だもんね、名古屋では何と言うかというと・・・あんまし聞いたことがない、いやないこともないけど実在の大学を侮辱するのはやっぱマズいやね


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