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遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

生物ができた頃5

2022-12-20 16:13:25 | 本と雑誌
地球進化46億年の物語
「この項オワリ」と言った舌の根も乾かぬうちに・・・
たった半年前なのにこの本の内容はほとんど忘れちゃったからまた読まにゃいけないが、ともあれ「自分をコピーできるRNAはいただけぬ」と書いたことは記憶してた(こちら)けっこうちゃんと書いてるにゃ私(と自己満足)

必ずしもいただけぬわけではない「自分しかコピーしないRNA」は不可だが「RNAを鋳型にしてRNAを合成できるRNA=他のRNAをコピーできるRNA」なら可、RNA依存性RNA合成酵素(そういうタンパクは今もちゃんと存在する)である、これなら多くのRNAが増えられる
もう一つ言うなら「短いRNAをつなぎ合わせて長くするRNA」というのもあるとよい、短いDNAをつなぎ合わせるリガーゼというタンパクがあってこれがないとDNAは増えられない(面倒なので説明略)
さらに言うなら「安定な構造になるようにつなぎ合わせる」モノと「いいかげんな形になるようにつなぎ合わせる」モノの2種類があるとよい
安定な構造なのはリボソームとトランスファー、いいかげんな形なのはメッセンジャー、アミノ酸をつなぎ合わせる機械(リボ)とつなぎ合わせられる材料(トランス)があっても並び順を指定する情報(メッセン)がなきゃタンパクはできないもんね
不安定な構造のタンパクはまあ役に立たないが不安定(で分解されやすい)RNAは絶対必要なのだ、メッセンジャーは実際にいいかげんな構造であることがわかりつつある(この研究は役に立つからやられているのだ、面倒なので説明略)

そのシステムが自分をコピーして増えられるならそれはRNAワールドじゃないかって?まーさうなのかもね、けどこれはあくまで使えるタンパクが完成して仕事をしてくれるようになるまでのつなぎワールド、タンパクの方が効率よく働けることはマチガイないのだから

今度こそこの項オワリ、世間がこの方向へ進むとは今のとこ思えんし・・・