「冥王代生命学」
ほぼ読了、さすがによく作り込まれた議論だと思う、RNAの重要性はしっかり書かれてるし、リン酸がなきゃ生物はできないことも(核酸ってくらいだから)遺伝暗号の意味も忘れられていない、ただドランスファーができた時にはそこへアミノ酸をくっつける酵素もできてたとあっさり決めちゃってるところがいただけぬ、アミノ酸が重合しやすいことは知ってるけど勝手に重合されたんじゃ役に立つタンパクはまずできないと考えてよいと思うよ、万が一億が一できたとしたって同じ働きのできるタンパクが二度目にできる確率はまずゼロ、タンパクは自分を複製できないのだ、そこがRNAとの決定的な違い
いかに昔だから今はないことがあったかもしれないと言ったって(少なくともウランの核分裂が連続的に起きてる場所なんて今はないわね)アミノ酸配列がRNAの並びに取り込まれる可能性ってそらないわ、何でないのかって・・・それができるならタンパクが自分で自分を作ればいい話、わざわざRNAを持ち込む必要ないんでない?
そも何でRNAなのかもうちょっと突き詰める必要があると思われません?塩基はなぜ4つなのか、一番できやすいAはわかるけどわりとこわれやすいCが何で入ってるのか?アミノ基がとれるとUになっちゃうんだけど(AはIになってさうなるとGと読まれる)これ酸素があるからこわれるんじゃないよ(昔はO2がなかった)NH2がOHになるのは加水分解だからね、強烈な放射線にさらされてた昔は今よりずっとこわれやすかったんじゃないのかにゃ?
リボースだってさう、CHOが重合した糖が何種類あるか数える気にもならん、5炭糖に限ったって天然にいくらでも存在するアラビノースやキシロースじゃ何でいかんかったのか、いやたぶん行ったんじゃないかにゃ?ある程度自分を複製できるとこまでは
ただそいつらはリボソームにならなかった、ひょっとしたら好みのアミノ酸をくっつけるトランスファーになれたかもわからんけどリボソームを作るにはいたらなかった、リボソームを作ったRNAだけがタンパクを合成できた、だから生物になれたのだ、私はさう思うけど(いや私ごときが思ったってしゃーないとは言うものの)
何でRNAになら役に立つタンパクを作れるんだって?並びがランダムなのはRNAだって同じじゃないかって?
まーね、歩留りがメチャ悪かったことは大差ないと思う、危険率1%の世界に住んでる統計屋さんにはありえないと断定されちゃうわね(50年前実際にそう言われた)だけどPPM(百万分の一)でもPPB(十億分の一)でもゼロじゃない、生物の世界ではそんくらい成功すれば十分なのだ、現実にアナタと私がこの世に存在してる確率だってその(MとBの)間のどっかなんだし(もうちょっとマシな人間に生まれたかったけどそれはそれ)
大昔アミノ酸は20じゃなくて100もあったらしいのだ、勝手にできる重合体の数はケタがちがう、100ケタをはるかに超す、宇宙中の粒子の数よりたぶん多い、さういうのをゼロと言うのだ、RNAはとにかくも4つしかない、それも自分を複製しつつ長くつながって行った痕跡が今も残ってるのだ、可能な配列の数はある程度だが限られる(限られるけど充分に多い、複製がいかげんな上によくこわれるから、つまりどんどん変異するから、これは今もさう)
このヒトたちがちゃんと知ってながら何でこの一件をもっと重視せんのかさっぱりわからんよ
またもう1つツッコミ入れるならアンチコドンは3文字だから最初のトランスファーは64種類のアミノ酸を指定してたかもしれない、だってさ、ジョークきつ過ぎ、最初のアンチコドンはだう考えても1文字だったんでない?でもって100もあるアミノ酸を4種類に仕訳してたんでないの?それだってすごくキビシイ(短いRNAにそんな芸ができた?)とは思うけど
ただ少なくともRNAには時間があった、大雑把に10億年、そんだけあれば何とかなるんでないかと思うけど(私ごときが思ったって何も意味ないとは言うものの)
久々の長文(すでに呑んだくれてるけど)これだけは言わずにおれんかったのだ
追記－とっても大事なこと、生物はできた時から生態系だった、1種類だけの純培養じゃなかった、まことにごもっとも、こればっかは異議なし(と私ごときが言っても意味にゃいが)
さらに追記－さう言いながら代謝系に関してはいささか無神経だと思うのよにゃ、出来あいの有機物を使って増えてたその次には即太陽エネルギーを使って有機合成って・・・化学合成はだうしたわけ?水素は生物発生に必須じゃなかったの?そもH2Sを無視ってのが解せんのだがにゃ、だうも有機分子はともかく高分子合成に必要なエネルギー源のことを深く考えてないんでにゃいと・・・いや私ごときが何言っても意味にゃいとわかっちゃいるけどさ
ほぼ読了、さすがによく作り込まれた議論だと思う、RNAの重要性はしっかり書かれてるし、リン酸がなきゃ生物はできないことも(核酸ってくらいだから)遺伝暗号の意味も忘れられていない、ただドランスファーができた時にはそこへアミノ酸をくっつける酵素もできてたとあっさり決めちゃってるところがいただけぬ、アミノ酸が重合しやすいことは知ってるけど勝手に重合されたんじゃ役に立つタンパクはまずできないと考えてよいと思うよ、万が一億が一できたとしたって同じ働きのできるタンパクが二度目にできる確率はまずゼロ、タンパクは自分を複製できないのだ、そこがRNAとの決定的な違い
いかに昔だから今はないことがあったかもしれないと言ったって(少なくともウランの核分裂が連続的に起きてる場所なんて今はないわね)アミノ酸配列がRNAの並びに取り込まれる可能性ってそらないわ、何でないのかって・・・それができるならタンパクが自分で自分を作ればいい話、わざわざRNAを持ち込む必要ないんでない?
そも何でRNAなのかもうちょっと突き詰める必要があると思われません?塩基はなぜ4つなのか、一番できやすいAはわかるけどわりとこわれやすいCが何で入ってるのか?アミノ基がとれるとUになっちゃうんだけど(AはIになってさうなるとGと読まれる)これ酸素があるからこわれるんじゃないよ(昔はO2がなかった)NH2がOHになるのは加水分解だからね、強烈な放射線にさらされてた昔は今よりずっとこわれやすかったんじゃないのかにゃ?
リボースだってさう、CHOが重合した糖が何種類あるか数える気にもならん、5炭糖に限ったって天然にいくらでも存在するアラビノースやキシロースじゃ何でいかんかったのか、いやたぶん行ったんじゃないかにゃ?ある程度自分を複製できるとこまでは
ただそいつらはリボソームにならなかった、ひょっとしたら好みのアミノ酸をくっつけるトランスファーになれたかもわからんけどリボソームを作るにはいたらなかった、リボソームを作ったRNAだけがタンパクを合成できた、だから生物になれたのだ、私はさう思うけど(いや私ごときが思ったってしゃーないとは言うものの)
何でRNAになら役に立つタンパクを作れるんだって?並びがランダムなのはRNAだって同じじゃないかって?
まーね、歩留りがメチャ悪かったことは大差ないと思う、危険率1%の世界に住んでる統計屋さんにはありえないと断定されちゃうわね(50年前実際にそう言われた)だけどPPM(百万分の一)でもPPB(十億分の一)でもゼロじゃない、生物の世界ではそんくらい成功すれば十分なのだ、現実にアナタと私がこの世に存在してる確率だってその(MとBの)間のどっかなんだし(もうちょっとマシな人間に生まれたかったけどそれはそれ)
大昔アミノ酸は20じゃなくて100もあったらしいのだ、勝手にできる重合体の数はケタがちがう、100ケタをはるかに超す、宇宙中の粒子の数よりたぶん多い、さういうのをゼロと言うのだ、RNAはとにかくも4つしかない、それも自分を複製しつつ長くつながって行った痕跡が今も残ってるのだ、可能な配列の数はある程度だが限られる(限られるけど充分に多い、複製がいかげんな上によくこわれるから、つまりどんどん変異するから、これは今もさう)
このヒトたちがちゃんと知ってながら何でこの一件をもっと重視せんのかさっぱりわからんよ
またもう1つツッコミ入れるならアンチコドンは3文字だから最初のトランスファーは64種類のアミノ酸を指定してたかもしれない、だってさ、ジョークきつ過ぎ、最初のアンチコドンはだう考えても1文字だったんでない?でもって100もあるアミノ酸を4種類に仕訳してたんでないの?それだってすごくキビシイ(短いRNAにそんな芸ができた?)とは思うけど
ただ少なくともRNAには時間があった、大雑把に10億年、そんだけあれば何とかなるんでないかと思うけど(私ごときが思ったって何も意味ないとは言うものの)
久々の長文(すでに呑んだくれてるけど)これだけは言わずにおれんかったのだ
追記－とっても大事なこと、生物はできた時から生態系だった、1種類だけの純培養じゃなかった、まことにごもっとも、こればっかは異議なし(と私ごときが言っても意味にゃいが)
さらに追記－さう言いながら代謝系に関してはいささか無神経だと思うのよにゃ、出来あいの有機物を使って増えてたその次には即太陽エネルギーを使って有機合成って・・・化学合成はだうしたわけ?水素は生物発生に必須じゃなかったの?そもH2Sを無視ってのが解せんのだがにゃ、だうも有機分子はともかく高分子合成に必要なエネルギー源のことを深く考えてないんでにゃいと・・・いや私ごときが何言っても意味にゃいとわかっちゃいるけどさ