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事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

ナポレオン・ソロ

2006-06-04 15:32:38 | 過ぎし昔のTV番組

毎度おなじみ「まぼろしチャンネル」からトランポリン松岡さんのイラスト
http://www.maboroshi-ch.com/index.htm
今回は「ナポレオン・ソロ」です(記事のタイトルは「アンクルの女」)
060604002この画はイメージ画像タイプですね。ウェイバリーさんはそっくりだけどソロとイリヤはもうちょっと(スパイらしからぬ)ソフトな雰囲気であったと思います。
 なぜソロは姓でイリヤは名前なのかって?さあ、なぜなんでしょう?
 確か予告の若山弦蔵さんがいつもそう呼んでおられたんだと思いますよ。2字と3字でリズムがよかったのでしょう。番組の中でもイリヤは「ソロさん」と言うことが多かったような・・・(ほんとはちゃんと「ナポレオン」と言っていたらしい、でも野沢那っちゃんがたまにそう言うと何か違和感あったなあ)

 この二人(少なくとも中学生の目には)張り合ってることが多くてあまり仲のいいコンビに見えなかったので、何かの事件に意識を失ったソロが、うわごとに「イリヤ、イリヤ、危ない」とかつぶやいてるのを聞いて「ああ、普段はああだけどほんとはイリヤのこと心配してるんだ」と変なところで安心したりしました。
 別に二人が恋人どうしだとか思ってたわけじゃありません(そも、そういうことがあるのを知らなかったかも、いや同性愛って言葉は知ってたんだったかな?)。二人ともかなりの女好きって設定で毎回若い女の子が出て来てどっちかと仲良くなることになってたし。

 実はこのイラストをいただいた記事に「ナポレオン・ソロ」のテーマって一節があって、あ、そう言えばどんな曲だったかな、思い出せん-と思ったらタイミングよくCDが発売されたところじゃありませんか(タイトルは「バットマン」ああそういう番組もあったわなあ)。
 もちろん注文しましたよ。ネットって便利なのか浪費を強制してるんだか・・・・・・


若い季節

2006-05-31 19:48:33 | 過ぎし昔のTV番組

 岡田真澄さんの追悼を続けます。
 昭和38、9年頃、公共放送にこういうタイトルのドラマがありました(ネタが古くて申しわけない-とは別に思っていない)。「赤穂浪士」と並んでキャスティングだけ豪華なアホ番組と識者の評判は最悪だったけど私は好きでしたね(つまりお子様番組だったってことか、そう言えばウラ番組は「鉄人28号」だった、ここは男子と女子ではっきり好みが別れたな)。
 台本は小野田勇氏、後に「おはなはん」を書かれた方です。島田一男氏ほどじゃなかったけど、決して役者の素材だけには頼らず、しっかりキャラクターを書き分けておられたと思います。

 舞台は化粧品会社。最初に登場したのは黒柳徹子さん、水谷良重さん、横山道代さん等の女性社員(このうち横山さんは料亭の娘で店の板前に渥美清さんがいる)でしたが、別に彼女たちが主役というわけではなく、他のメンバーも多彩ないわゆる「群像ドラマ」でした(単純に毎週役者さんの都合がつかなかっただけという説もあるが)。
 岡田さんの役は中堅社員の一人で水谷さんの恋人。以前パリにいたことがあり今は同僚の小沢昭一さんと二人でプレハブ住宅に住んでいるという設定でした。

 さてある時、岡田さんのところへパリ時代の友人が居候に来て出て行こうとしない。ケチな小沢さんはおもしろくないので何とかヤツ(パリから来た居候なのでパリイソ)を追っ払う方法はないかと板前の渥美さんに相談すると
 渥美「ないことはないよ。前に映画で見たんだけどさ。ダンナさんと奥さんがすごく仲良くするんだよ。すると居候は居辛くなって出てっちゃうんだ。あ、でもアンタたちは野郎どうしだったよな、それじゃだめだ、アハハハ」
 小沢「いや、それうまく行くかもしれない、ありがとう」
 小沢さんはさっそく岡田さんに「今夜、良重さんを家へ呼んで思い切り仲良くしてくれ」という伝言を書いて後輩の社員に渡してくれと頼みます。だけどなぜか(その辺の事情は忘れた)伝わらない・・・・

 ところが小沢さんが帰ってみると居候は家の外に立っていて、中では岡田さんと良重さんがレコードをかけてダンスをしている。ドアを開けようとする小沢さんに
 居候「おいおい、ヤボなことするんじゃないよ、これでもオレは洗練された男なんだからさ(正確なセリフは忘れた)」てなことを言って立ち去ってしまいます。小沢さんは拍手して
 小沢「成功です。パリイソのヤツすっかりあてられて逃げちゃったよ」
 良重「あ、あのヒゲの居候、あいつを追い出すためのお芝居だったのね。アッタマ来たわ、さよなら!」(飛び出す)
 岡田「え、そんな違うよ、ちょっと待ってくれよ、良重君」(追いかける)
 二人はいなくなり小沢さんは首をひねる・・・・・

 それがどうしたって、この状況この配役でないと絶対成り立たないと思いません?
(ムリかもなあ、ちょっと年下の知人と話してると知ってる役者さんがまるで違うんだから)


40年前

2006-05-30 19:06:11 | 過ぎし昔のTV番組

 朝、岡田真澄さんが亡くなったとのニュース
私「岡田真澄ね、朝のドラマに出てたな、榎木孝明が主演で中条静夫とかもいた、あれ何だったかなあ?」
家人(新聞を見ながら)「マグマ大使」
私「え?」
家「岡田真澄」
私「ヒェー、マグマ大使のお父さん?(新聞でも「マグマ大使」の父親役-とあったが正確には「主人公の少年(江木俊夫君)の父親役」だよね、まあまちがいようないけど)あの頃はえらく若々しいお父さんだと思ってたけどいくつだったんだろ、彼って何年生まれ?」
家「70歳」
私「へえ若い。そもマグマ大使っていつ放送してたんだったかな、ウルトラマンより怪獣がダサい-とかいつも並べて比較してたような気がするんだが・・・・」
家「同じ時期だよ。ウルトラマンより放送曜日が前だったから日本で最初に色がついた特撮番組ということになってる」
私「ということは40年前、さ、30歳だって?!おいおい若過ぎだよ」

 以下私の独白
 「大魔神」の上映もあの年だった。藤巻潤と岡田真澄って同じ年なんだ。たしか「ガメラ対バルゴン」との2本立。こっちは藤岡琢也がカッコイイ役でうれしかったなあ。

 今日は完全に記憶だけで書きました。検索すればわかることも調べてません。間違いなどありましたらコメントなりメールなりでお知らせいただければ幸いです。


隻眼のヒーロー

2006-05-26 23:39:00 | 過ぎし昔のTV番組

 柳生十兵衛と言えばカッコいいキャラクターの代表ですが、千葉真一さんの当たり役だった頃からいつも片目に海賊風のアイマスクですよね(肖像にはちゃんと両眼があるとか。いつから隻眼になったんだろ-というのもナゾ)。先週のドラマ-柳生十兵衛島原の乱-村上弘明さん-でもそうでした。

 みんな山田風太郎御大の描写を読んでないのかな(そんなハズはないと思うけど・・・十兵衛に限らずドラマ化されるといつもかなり変わってるからなあ)。
 「十兵衛の右目-あるいは左目(柳生十兵衛死す)-は糸のように閉じられていた」
 これですよ。確か丹下左膳はまぶたにキズがあったと思うけれど(ウロ覚え)十兵衛の目はただ閉じてるだけ。隻眼てのはこうでなくっちゃ。

 何でそんなこと決めつけるんだって、昔実際に見てるからです。
 川津祐介さん演じる前田犬千代(太閤記)を。前に彼はこれまでで最高の犬千代とか独断を書いたけど、何がそんなによかったかと言えば隻眼だったことです。それも「糸のように閉じた」・・・・
 前田利家が隻眼とはどうやら歴史的根拠が薄弱らしく吉川太閤記以外に採用した小説もドラマも見たことない。「戦で矢が当たった」というんだけど、それがいつの戦のことだか不明らしいのです(ずっと昔に立ち読みした資料)。
 でもカッコよかったんですよ。
 月代をきれいに剃ったヅラも似合ってたし(利家になったらいつの間にやら総髪になっていた、これだけでも許し難かったなあ)、声もよかったし、藤吉郎(念のために言えば緒方拳さん)を「サル殿」と呼ぶセリフ回しも決まってたけど、それでも彼が隻眼でなかったらあれほど惹かれることはなかったと思います。

 また突然何をと言われると・・・・なんですが諸般の事情で時間なくなったのでまたいずれ


ガードマンのオープニング

2006-05-23 19:08:01 | 過ぎし昔のTV番組

   「ザ・ガードマン」とは警備と保証を業務とし
  大都会の黒い襞(ひだ)に潜む犯罪に敢然と立ち向かう
  勇敢な男達の物語である。

 芥川隆行さんの渋い語りでそう言われると何となく納得してしまうけれど、これって前半と後半が微妙にずれてません?
 1行目はガードマンという職業の定義に聞こえるでしょう。だったら3行目は「勇敢な男達である」じゃないでしょうか?
 「男達の物語」というんだったら、これは「ザ・ガードマン」というドラマの定義だから、出だしは「ザ・ガードマン(つまりこのドラマ)は」と言った方が座りがいいんじゃないかと・・・こんなこと考えるのって私だけなのかなあ?

 ところで「まぼろしチャンネル」の局長様から当ブログへのコメントの書き込みがうまく行かないとのメールをいただきました。そう言われればこれまでコメントをくださったのは、ちえべさんだけですね。冬樹さんのところほどの老舗でもコメントの付く記事は限られてるんだから、こんなマニアックな記事には何もなくて当たり前-と何となくそう思ってたんですが、ひょっとしたらこのBlogzineとかってブログのシステムにも何かトラブルがあるのかもしれない(希望的観測)。
 そういう方がもし他にもおられましたら「プロフィル」-ページ左側のどこか-をクリックしていただけば、当方へのメール送信ができますので、メールをいただければ幸いです(これはできるハズです。自分でやってみましたから)。今のところこのアドレスには家族からの連絡以外には、買物した店からのダイレクトメールぐらいしか来ないので寂しい限りで-と言っても私にできるのは、いただいたコメントを当欄で紹介させていただくことだけですが。

 因みにまぼろしの局長様は川津祐介さんのファンであられるとのこと。あの頃、川津さんはガードマンの出番が少なかったので藤巻さんや倉石さんより人気が落ちる-と勝手に思いこんで、ひがんでたんですが、今になって同好の士に出会えるとは誠にうれしい限りです。何でも書いてみるものですよね。