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事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

緒方拳さん

2008-10-07 18:43:14 | 過ぎし昔のTV番組

亡くなられたとのこと、驚いたね(平凡でゴメン)、吉田直哉元ディレクター(太閤記)の直後というのも何かの因縁かも。
いや太閤記ってのはしょーもないドラマだったのだ、拳さんの他に高橋幸治、藤村志保、石坂浩二(佐藤慶もかな?)を世に出した功績は大きいし(私にとっては川津さんに会わせてくれた記念すべき番組だし)、出だしは確かになかなかよかったんだが、途中で完全に緊張感を失って惰性で続けてるだけになった、札束番組とそしられ続けた「赤穂浪士」のアンチテーゼとして新鮮なドラマ作りを心がけたつもりだったんだろうけど、ドラマ作法なんてそうそう変わったことができるわけはない、結局キャストにはかなりの金をかけてたし(それが必ずしもいかんとは言わない、浪花千栄子=大政所なんてたいした存在感だった)、高橋信長人気に引っ張られてとうとう10月にズレ込んでしまった本能寺の規模ばかり大きい盛り上がりのなさは見事に討入りの轍を踏んでいた、しかもその後強引に死ぬまでの事件を押し込んで、最終回は全然大団円に(たぶん小団円-北杜夫さんの言-にすら)なってなかった、そら主人公が死ねばどんなドラマだってオワリだけど、自分の子供(秀頼)の将来を心配してそのことだけを言いながら死んじゃう、その時期、朝鮮では戦争が泥沼にはまってるなんてこと、本人(?)も台本作者もディレクターもキレイスッパリ忘れてたろうよ(もちろん視聴者も忘れてた、考えてみればよく最後までつきあったよな、川津さん-これまたヒドかったが-のファンだったという以外に何か事情あったかしらん?)

今のお子様番組が緊密な構成(時に破綻はあるものの)とスリリングな展開で視聴者を引っ張り続けてるのとはエライ違いだった、これってやっぱ録画されて細かいとこまでチェキされる作品と一回限りで銀河の彼方へ飛んでっちゃう作品の違い-というかTVドラマというジャンルが40年かけて確実に「残るもの」へと進歩したことを意味してるんだよね、何でもかんでも昔がよかったということはない。事件記者ほどの番組は今も昔もなかったと信じてる私だがこの一件は認めざるをえないのだった・・・・

ともあれそんなTVの歴史を体現されたとも言えるお二人、お疲れ様でした、アーメン


みんなのうた

2008-04-21 21:55:28 | 過ぎし昔のTV番組

ああ、なつかし過ぎ・・・こんなサイトがあるとは何があろうと紹介せずんばあるべからず、よくぞここまで集めてくださいました・・・・

葬送曲 (光文社文庫 さ 1-31) 葬送曲 (光文社文庫 さ 1-31)
価格:¥ 620(税込)
発売日:2008-03

 いきなり何事って、話せば長いことながら佐野さんのこの本に「お山の大将」があるわけなのですね、「お山の大将オレひとり、後から来るもの突き落とせ」
Dscn2085  解説の方によればこの通りで(読めるよね)、これまさしく私の経験でもあるんだけど、小説の内容とは微妙に合ってない気もするわけで・・・(これ以上はネタバレ自粛)
 今「みんなのうた」を詳細に検討する元気はないから、とりあえずアップしてみます。

「みんなのうた」「お山の大将」「立川清登=澄人」の三題話-お目に留められた方のご連絡をお待ちしております。

と書いて一夜明けたら、このサイトほんとにスゴ過ぎ、みんなのうたはほんの一部だったのね・・・・ということはさておいて、どうやら「お山の大将」は初期の放送じゃなかったみたい-だと思ったよ、そんな大昔に聞いたんじゃないもんなあ、だけど立川清登は85年に亡くなってるから、それほど最近のことでもあるハズはない、はていったいいつの放送だったのやら、やっぱナゾだ・・・・・


太閤記のテーマ

2008-04-19 22:38:18 | 過ぎし昔のTV番組

「taikouki.mp3」をダウンロード

 ものはためしでやってみることにする。「ノスタル爺」さんからいただいたCDをMP3に変換してみたもの。この曲、現在普通には入手不可能なのである、だが名曲だしどなたにも聴いていただきたいと思う。
 これをアップしたからとて、どんな意味でも自分は一文の得にもならないし、また薄謝協会はただの一円でも損するわけではない、さあ、何か文句あるか、あるならいつでもゆーて来ーーーーい

 あ、そうだ、この曲のデータを書いとこう
作曲 入野義朗
演奏 NHK交響楽団
指揮 外山雄三
今の薄謝協会にこれのわかる人間がおるかというんだ、ワハハハハ(何かムナシイけど)


大河ドラマのテーマ

2007-11-22 12:00:03 | 過ぎし昔のTV番組

「ノスタル爺」さんから素敵なプレゼントをいただきました。こちらのレコードCDです。

 早速iRiverのU10に転送して聞いてみました(私が持ってるのはこれの前の機種、とってもいい機械だがもう作ってないとのこと、この業界も大変なんだ)。

 ざっと41年ぶりの太閤記-あれ?確かにこんな曲だったけど、メロディがちょっと違う、41年の間に別の曲がまぎれこんだみたい、全く記憶通りだった「事件記者」、「ブン屋小唄」とは、やっぱ愛の深さが違ったのだ・・・

 いや、そういう問題じゃないかも。「赤穂浪士」は思ってたよりハイテンポだし、「源義経」も「三姉妹」も記憶の中へちょっとずつ他のメロディが入りこんでる(つまりそれだけ私はメロディ音痴のリズム音痴なのさ)のに、ほとんど見てなかったハズの「風と雲と虹と」だけは昨日聞いたばかしのごとく記憶そのままだったのですね。
 「あっこの曲がこれだったのか」(どういう日本語だ?)と作曲者を見たら「山本直純」!!
 そっか、なるほどなあ・・・・・何がって「マグマ大使」のお方でしょう、あの番組でよかったのって主題歌のメロディだけですよ。


不完全でもデータはあった方がよい

2007-10-08 14:05:25 | 過ぎし昔のTV番組

字余り。以前こんな記事を書きました。
 例のデータベースを検索してみたらほんとにあったのですね。扇雀さんの「ぼんち」。うまくリンクできないのでコピーします。

1962      ぼんち NET 
放送期間     1962/1/4 ~ 1962/6/28  
演出     奈良井仁一 
原作     山崎 豊子 
脚本     土井 行夫 
キャスト 中村 扇雀(中村鴈治郎)、中村 芳子、賀原 夏子、扇  千景 
音楽     渡辺 宙明 
放送時間 木曜日 21:15-21:45 
解説     気の強い姑に育てられた母親思いの息子に嫁いだ女。大阪船場に残る風習を浮き彫りにした。 

 あったハズとは思ってました。親戚のおばさん(故人)が「どうも連載で読んだのと、ぼんちのイメージが違う」とか言ってた記憶があるんですから。でもこうして自分のカンが大当たり(めったにこんなことあるもんじゃないよ)なデータを目の当たりにするとちょっと感動しないでもないです。よくぞ残してくださいました。

 こんなんもあります。

1972      ぼんち KTV 
放送期間     1972/1/1 ~ 1972/3/25 
演出     山像 信夫 
原作     山崎 豊子 
脚本     土井 行夫 
キャスト 津川 雅彦、加賀まりこ、北林 谷栄、木暮実千代 
放送時間 土曜日 21:30-22:26 
解説     女権の強い老舗・河内屋を継いだプレイボーイで遊び人の主人公の生まれながらの商才を描く。

 なるほどね、彼も御曹司で実力派。でも次男だから息子の太郎(妾の子)にイメージ近いかな-という気もする(役者と役を混ぜるなって?ハイ)。
 同じ内容で台本作者も同じドラマなのに解説の文章がまるで違うあたり・・・ま、ご愛嬌と言やご愛嬌、だけどもうちょっと調べてもらいたいかな?とも思ったり。

 というわけで、ともかくもそういう番組があった-という記録を残すのが第一、いつ放送されたのか、誰が出てたのか、そういうことは後からゆっくり検証すればよい-確かにそれは言えてるのかもしれないね。ギリギリで当時を記憶してる視聴者が生きてるうちに。
 古崎康成さん、ありがとうございます。最敬礼