goo blog サービス終了のお知らせ 

事件記者のページ

遠い昔のTV番組を再現しようというムチャな試み

宮部みゆき

2025-07-10 01:27:14 | 本と雑誌
よって件のごとし
久々に疲れるモノを読んでしまった、大昔都筑道夫が「怪談というのは超自然のモノが出ないと面白く(コワく)ない(メッチャいいかげんな要約)」てなことを書いてたが超自然が出たから面白い(でもってコワい)かと言えば全然そんなことはない、つか超自然じゃなくてもコワいものはコワい(京極さんがいい例)つまり超自然は怪談の必要条件でも十分条件でもない、とは言え超自然の出し方がうまい作者というのはマチガイなくいて宮部はたぶんその当代きっての名手だと思う

とまあそらよいんだが(ホントに?)この表題作はコワ過ぎ、跋扈するゾンビもさることながらこの世界のすぐ隣に「この世ならぬ異界」が存在してそこからバケモノばこっちへ侵入して来るかもしれないという状況、これを読者のみんながわりと平気で受け入れてるらしいのが(少なくとも私は)信じられぬほどにコワい、エソラゴトだとわかってたってコワいものはコワいのだ、あ、これホメてるんだよにゃ

女工哀史

2025-07-06 15:55:26 | 本と雑誌
子供の頃もう60年以上前に読んだ話「聞いて極楽見て地獄」の典型として繊維工場が語られていた、いわく
奈良はのどかないいところだという口車に乗せられて行ってみたらとんでもない過酷な場所、わたぼこりでのどが詰まって声が出なくなった、逃げ出さうとした子はヒドい折檻を受けた・・・
語り手の彼女がだうやってそこから抜けられたのかは記憶にないのだが奈良という具体的な地名がなぜか印象に残った(彼女の出身地は忘れたというか聞いてないというかなのに)

今になってみるとこのネタの出所は「女工哀史」で情報提供者は細井夫人としをさんだったんじゃないかという気がする、斉藤によれば彼女は最初大垣(クドいようだが岐阜県!)の工場へ出てその後奈良県の大和郡山へ移ったというのだが奈良県というのは岐阜県人としては??なのである、鉄道1本で行けるところではないし教育を受けていない10代の女の子が自分で思いついてそんなところへ向かうとは考えにくい、繊維会社は女工募集人というプロのスカウトを全国に派遣して若い女の子(というか子供)をかき集めたとのこと、大和郡山のスカウト(どこの会社だろ?)が岐阜県のド田舎へやって来たこともあったらうし「ここと違って水害とかもない」ぐらいのことは言ったんじゃあるまいか(と今思いついた)
何も知らないとしをさんとお姉さんはまずははるばる遠い奈良県へ連れて行かれそこを何とか(だうやって?)脱出して自宅近くにある大垣の工場(環境は似たもんだったらうが)へさらに名古屋の豊田織機へ移動したというのが順序だったのじゃないか、大垣近辺の子供が脱出を考えるならまずは名古屋なのだ(私もさうした、別に脱出したわけじゃないが)

さて細井夫妻は東京で暮らしてたが震災に遭って岐阜県へ避難した(信越線と中央線を乗り継いで2日がかりだったとのこと、なるほど)家族は2人を歓待してくれたらしい、よかったにゃ、心底さう思うよ
とこれ朝ドラによいネタだと思わにゃい?えらく評判のいい(私の評価は最低の)「おしん」よりずっとマシだと思う、何たってエソラゴトじゃないからね、特に震災とその後部分、それに一部とは言え家の方が舞台になるのもうれしい、そんな企画・・・・・ないだろにゃん


細井の作品は青空に入ってるが「女工哀史」はないし今作業中でもない、岩波にあることは知ってるけど今更そんな疲れるモノ読みたくない、私の推測は大ハズレがもしれないが(その可能性高いやね)考えてみれば今さらウラのとりやうはない話、私が勝手にさう思ってたとしても特に実害はないんでないかにゃ?

久々の揚げ足鳥

2025-07-04 17:23:19 | 本と雑誌

松本満、斉藤美奈子「女工哀史は生きている
このところ本を読んでも紹介する元気がなかったのだがまたこれもさほど元気の出る本ではないのだが
日本史の試験に出たことがある「女工哀史の著者は誰?」もちろん知らなかった、つか教科書には出てたのかもしれんがアタマに入ってなかった、山本ナントカて名前を思い出して書いた気がする、そら「ああ野麦峠」だ(それ私以外にもいたのよにゃ)
なんてこととは何の関係もなくホントの作者細井和喜蔵は1925年「女工哀史」の出版直後に28歳で亡くなったとのこと、そっか知らんかった、ほとんど天涯孤独だったらしいがとしをさんという内縁の奥さんがいた、和喜蔵は京都府出身だが奥さんは岐阜県揖斐郡久瀬村の生れ(明治35年=1902年、和喜蔵より5年下)へーさうだったんだ、知らんかったつかこのヒトの存在は最近までほとんど知られておらずしっかり検証して世に出したのは岐阜県の聖徳女子短大ださうである、そっかエラい、見直した(何をだ?)ちょっと前まで短大には繊維会社で働く学生君がけっこういたのよにゃ、聖徳もさうだったんだ

ではない!としをさんは10歳で大垣町(まだ市じゃなかった)の繊維工場へ働きに出た、ものすごい劣悪環境だったのでたちまち逃げ出したとのことだが何と斉藤、大垣を愛知県と、ドふざけるな、当時の大垣は岐阜県揖斐郡だ久瀬村のすぐ隣だ、久瀬は確かに田舎だがそんな山奥じゃねーぞ!!

と書いてから気が付いた、私はどこでまちがったか和喜蔵の出身地加悦(かや)を兵庫県だと思い込んでたのだ、これを書くのに確認して愕然、そっか大垣が愛知県でもしゃーないわにゃ、繊維会社も関連短大もどっちにもあるし・・・・・

あやとりの悲しみ

2025-06-30 12:56:26 | 本と雑誌
脳力アップあやとり
これ「ソリを引くトナカイ」というモノ、右がトナカイで左がソリ、さうは見えんと思うけどさうなのだ、もったいないからとっとこうと思ったのだが結局チャレンジしてできてしまった、1か所写真のマークが実際と違うとこがあったと思うけどまあ文章を見ればまちがいやうはない、高難度の作品はこれでオワリである、連続段ばしごもリクツはわからんながら(そらどれでもさう)やり方はマスターできた

電子版は写真を大きくできるところがよいと言えばよいけど両手にヒモをかけてページをめくるの紙の方がやりやすいかも、30年前のレパートリーはまだあった気がするのだがもうお目にかかるのはムリだろにゃ

今の本の難は「まちがったらヒモがはずれたら迷わず最初から」の1行がないこと、あやとりではこれが重要なのだ、御用とお急ぎの方には向かん趣味なのよにゃ

まだ続くあやとりの悲しみ

2025-06-26 11:48:20 | 本と雑誌
これはキジカッコウ(鳥の名前)というモノ、テリハボクの花(こちら)によく似てるしとり方もほとんどそのままだからテリハボクを知ってるヒトならサラッととれるハズ、だがこの説明は1行抜けてる気がする、この通りにとったんではうまくできないのじゃあるまいか、ほとんどの作品は写真と文章を合わせればほぼマチガイなくとれるように書かれてるのにこれはちょっと、つか何で完全な左右対称にならんのだろにゃ

この本のラスマイは段ばしご連続とり、これが手ごわい、4,6,8と増やすのはわけないが(って忘れてたけど)1,2,3,4,5となると・・・