怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

御岳山尾根縦走を攻めてみたはなし リタイアも簡単にはいかない編

2014-03-21 17:33:45 | Trainning

運命の分岐




もなにも、タイトル通り結局は安全策というか、尾根さえ下れば人里に確実に出られるルートを選択。ようはリタイア、なわけですが、山道のこの状況では、人里に下りて喉の渇きを解消してようやくリタイア宣言だ。おわりじゃないんだよ安全圏に行かない限りは

というわけで、尾根道を足首捻りに注意しながら淡々と下っていきます。急いでのど渇いちゃあどうしょうもないし転んだら悲しいだけなのでほんとにのんびり。尾根道を確実にたどれるところをひたすらまったり。登ってばっかだった行程でようやくやってきたくだりのラッシュがこれってのも哀しい限りですが、そんなくだらないことよりも無事にリタイアできるかだけがもはや焦点。





地図上はあんまり距離はない。けど、、、一向に人里が近づく気配がない。脚はまだ大丈夫ながらも、ハイドロパックの水はとうにゼロ。よりによって日差しが出てきやがった。まあまあ、終始炎天下ってわけではないからいいものの、ここにきて唾液を飲み込んで耐えしのぎつつ、ただひたすらに尾根道を下るだけ。





無心に、淡々と。わざと先ほどと同じ画像を張っていますが、目の前の情景はまさにただただ同じ尾根道が下っていくだけのもの。のぼりがないことがわかっているのが何よりも安心のもとだ。これで心が折れたらおしまいだ。





ようやく、道らしきものが見えてきた。分岐からここまで40分・・・何気につらかったし日差しがなんか無駄に強いぞこら。まあ山中で日差しが弱かったおかげで5時間引っ張れたともいえるし最後無難に降りてこられたのでなんとも。人家にピンポンして水下さいは、、、





別に必要なく、バス停もすぐそこ。自販機の500mlコーラを2本一気飲みだ。そして、15分ほどでやってきたバスに乗って武蔵五日市へ。コンビニでさくっと着替えて無事帰宅の途についた8月の在りし日、でした。


***


そりゃあ当初狙ってたゴールまでいけない無念さはあるさ正直。でも、「無事にリタイアして安全圏に帰ってこられた」ことはそれはそれで十分に満足していい事象だとおもっとります。「次」に向けての課題なんか十分ピックアップできるし。
このあとは、一度青梅紅葉を見に行って終わった2013年でした。次はアルバムのみあげて早いとこ2014で。
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御岳山尾根縦走を攻めてみたはなし 進むも八卦編

2014-03-21 01:11:08 | Trainning

大岳山頂上ででの休憩もおしまい。景色の堪能ができないのがざんねん。てか山登ってろくにランドスケイプ堪能したことないぞほんまに。

まずは来た道をそのまま降りて、アタック前の大岳山荘へ。この辺になると雨も小降りになり、、、ちきしょうなんか損した気分だけど仕方ない。ここからは後半部分、全般的には大きな尾根を南西に下っていって五日市方面へ降りていくパートになるので、適度なペースのジョグで距離が稼げる見込み。





丘陵尾根を心拍140過ぎくらいでのんびりと走っていきますが、きょうここまで走ったのってそういや御嶽駅から鳥居くぐるまでくらいだ。三時間ほど前の話とはいいながら、景色がまるで違っているのでもう何日か前のような記憶だ。山の上はよく天気が変わる、とかいうのを全身で体感してしまってますが、今日に限っていうと天気同様シチュエーションもそうだ。

それにしてもここの尾根走りは軽快だ。わかりやすい大尾根なので、さほど迷いようがないってのも大きい。時折えええええみたいな激坂とかもありますが、道順的な難易度が高くないのは非常にあんしん。





時おりの激坂はこんなかんじ。個々は降りたとこを振り返って撮ってのものなんで、まあまあ楽といえば楽。





少しは景色も堪能できる瞬間。いいよいいよ。

しかしながらスタートから4時間が過ぎていく中、ひとつ課題が。

水がどうやら渇水気味という事実。そう、スタート時に3リットル背中のハイドロパックに放り込んだものが、そろそろなくなってしまいそうだ。これをみこして、御嶽山の門前で買い足しとけば、、、と思ってもアフターカーニバル。

地図を見て、残り少ない水の量を勘案した上で、予定通り尾根を縦走し秋川渓谷の瀬音の湯までいくのか、適度なところで断念して南側の尾根を降りていくこと。瀬音の湯にいくとなると、馬頭刈山と高明山のふたつのピークハントが条件。





にいさん、ピークハント簡単にいいまんがな、ついさっきこげな崖あってまたごっつい傾斜のぼらなあかんかもしれへんで。ってなんかわけわからんこと言ってますが、先は見えなくもないけど、なんかあってもおかしくないしでかいのぼりくらったらほんと終わりだ。





この分岐でちょうどスタートから5時間の経過。走った区間はごくごく少ない距離にしか過ぎないため、たしか休みは10分とかそのレベルだけ。それよりも水だ水。この辺の尾根くだりって思いのほか時間がかかるし、人になんか会えはしない=渇水で動けなくなっても誰も助けにはこやしないという思いがよぎる。しかし一方はピークハント二本。たかがピークハント二本だけじゃんそこまで疲弊してないし、という声と、また次いくらでもこれるからとっとと降りようぜのど乾いただろさっき壁みたいなのに脅されたし、という声とのせめぎあい。


迷った。どうしよう。


次回、怒涛の決断編へ。
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