運命の分岐
もなにも、タイトル通り結局は安全策というか、尾根さえ下れば人里に確実に出られるルートを選択。ようはリタイア、なわけですが、山道のこの状況では、人里に下りて喉の渇きを解消してようやくリタイア宣言だ。おわりじゃないんだよ安全圏に行かない限りは。
というわけで、尾根道を足首捻りに注意しながら淡々と下っていきます。急いでのど渇いちゃあどうしょうもないし転んだら悲しいだけなのでほんとにのんびり。尾根道を確実にたどれるところをひたすらまったり。登ってばっかだった行程でようやくやってきたくだりのラッシュがこれってのも哀しい限りですが、そんなくだらないことよりも無事にリタイアできるかだけがもはや焦点。
地図上はあんまり距離はない。けど、、、一向に人里が近づく気配がない。脚はまだ大丈夫ながらも、ハイドロパックの水はとうにゼロ。よりによって日差しが出てきやがった。まあまあ、終始炎天下ってわけではないからいいものの、ここにきて唾液を飲み込んで耐えしのぎつつ、ただひたすらに尾根道を下るだけ。
無心に、淡々と。わざと先ほどと同じ画像を張っていますが、目の前の情景はまさにただただ同じ尾根道が下っていくだけのもの。のぼりがないことがわかっているのが何よりも安心のもとだ。これで心が折れたらおしまいだ。
ようやく、道らしきものが見えてきた。分岐からここまで40分・・・何気につらかったし日差しがなんか無駄に強いぞこら。まあ山中で日差しが弱かったおかげで5時間引っ張れたともいえるし最後無難に降りてこられたのでなんとも。人家にピンポンして水下さいは、、、
別に必要なく、バス停もすぐそこ。自販機の500mlコーラを2本一気飲みだ。そして、15分ほどでやってきたバスに乗って武蔵五日市へ。コンビニでさくっと着替えて無事帰宅の途についた8月の在りし日、でした。
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そりゃあ当初狙ってたゴールまでいけない無念さはあるさ正直。でも、「無事にリタイアして安全圏に帰ってこられた」ことはそれはそれで十分に満足していい事象だとおもっとります。「次」に向けての課題なんか十分ピックアップできるし。
このあとは、一度青梅紅葉を見に行って終わった2013年でした。次はアルバムのみあげて早いとこ2014で。