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農薬混入事件、実は根深い

2014年01月27日 17時36分02秒 | その他
 冷凍食品に農薬マラチオンが付着していた事件の容疑者が逮捕されました。容疑は偽計業務妨害罪と言われ、最高で3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科されるものと聞きます。仮に致死性の高い薬物が使用されていれば、もっと違う罪名もあり得るのではと思いますが、意外と軽い罪名との印象があります。

 極端に言えば無差別テロにつながりかねなかった事件との印象もあるものの、使用した農薬の毒性がそれほど高くはなく、人命に重大な影響を及ぼすには至らなかったことは幸いと思います。今後、該当企業における改善策の立案・実施が課題として残るものの、騒ぎは収束に向かうものと思います。

 容疑者は半年毎の契約社員で、待遇面での不満をほのめかしていると言われています。待遇面と言うと聞こえは良いものの、恐らく、毎月の給与の額の低さに尽きるものと思います。

 冷凍食品を製造販売する企業は多いので、かなりの競争になっている筈と思いますから、製造コストは極力圧縮したいところで、製造に要する人件費を圧縮する目的で契約社員を使っているものと思います。比較的最近、人件費の一層の削減策も講じられていたように報道されています。

 一般的メーカーの場合にも製品に異物を混入させる等の行為があると聞きますが、食品を扱う場合には単なる異物を超えた毒物の混入があり得ます。監視の目を十分に光らせようとすると、監視要員は製造に直接携わらない人員なので、コスト増の原因となって価格にはね返りますから、単純に監視を強化しづらい面もあるものと思います。

 勿論、待遇に不満が有るからと言って、このような不法行為が許される筈はなく、厳正に処置すべきものと思う反面、コスト削減策が行き過ぎて、不満の要因となるような労働条件の改変を行わないよう、細心の注意を払うべきと思います。


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