米朝首脳会談

　突然開催される事が決まったのには誰もが驚かされました。首脳会談で何が飛び出すかは予測しづらい面がありますが、子供じゃあるまいし、「核兵器をあきらめますので、仲良くしてください」なんて言う単純な話になるはずはありません。

　北朝鮮が望む主な事柄は相互不可侵条約の締結、現行政権維持の保証、中国に代わる大規模な経済援助。核兵器や弾道ミサイルの漸減、最終的な放棄は、それらが実現した後の事となるように思います。

　従って米朝間の交渉がまとまっても、韓国にとってみれば、北の政権が今後も維持される事になって南北の統一は遠のく事になります。

　さて会談の場所。

　北朝鮮での開催には米国が反対、米国での開催には北朝鮮が反対すると予想されます。北朝鮮の後ろ盾の中国や友好国ロシアでの開催は盗聴の恐れがあるのでいずれの側も難色を示すと思います。やはり板門店が無難かな。

　大穴として挙げられるのは日本。北の代表部が無い点がネックかも知れませんが、北の首脳が好むと言われる本場の日本食を堪能できます。日本開催で来日するなら当然人質は解放して貰わないと。うまく運べば日本からの援助も有り得ます。

　日米の援助が有れば中国とは決別、なんて考えているかも知れません。


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