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北は何を泣き付いたか

2018年03月30日 14時26分14秒 | その他
 電撃訪問とやらで中朝首脳会談が行われました。内容はいかに。

 日米首脳会談が行われた際でも、「日米のパートナーシップを確認した」などと言う内容不明なコメントしか表には出て来ません。まして中朝で何を話し合ったかは分かりません。一緒に戦争を起こそうと言う話だったかも知れません。

 しかし、米朝首脳会談を控えた北としては後ろ盾を確固たるものにしておきたいのがホンネ。本当に非核化に向かおうとすれば、北は米国を攻撃する能力、言い換えれば米国からの核攻撃の抑止力を失ないますから、中国の核の傘に入ることを要望したと見るのは極めて自然。考える事は日本と変わりません。

 南北融和の具体化の可能性が見えて来た場合、中国にとって自由圏との緩衝材が無くなって直接対峙する事になるのは好ましくないので、予め了解を取り付けておかないと、中国が急に北に侵攻して都合のよい政権を擁立する可能性もありますから、まずは後ろから鉄砲玉が飛んで来ないようにしなければなりません。

 もう一つは北の体制維持の保証を取り付ける事。南北統一に向かっての動きが進んだ場合に、最終的には政治体制も統一しなければならず、経済的に優位な南が主導権を握った場合、北の現首脳の身の安全は保証されるのか、かなり不安に思っている筈。

 南の政治を見ていると、反対派の力を弱めるためとは言え、大統領経験者の逮捕が相次ぎ、自殺者や暗殺による死者も出ていますから、北の首脳も過去の行状が原因で訴追され処刑される恐れがあると思って居ても不思議ではありません。従って将来に渡って首脳部の安全確保を米国に働きかけて欲しいのでしょう。

 米朝、中朝の話が本格化しても日本は蚊帳の外とも言われます。朝鮮半島の非核化は狭い意味では米朝の問題であって、核を持たない韓国でさえ首を突っ込むのが難しいのに、日本が議論に加われる筈はありません。日朝首脳会談が有るとしても、狙いは日本からの援助の獲得のみ。拉致問題解決の好機にはなりそうです。


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