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会社が不正を行なう理由

2015年10月15日 20時10分46秒 | その他
 様々な会社の不正が明らかになっています。マンションの基礎工事に欠陥があった、免震ゴムや防振ゴムの性能データがインチキだったなど、ニュースで取り上げられています。こう言う会社の不正はなぜ行なわれるのか、会社経験の無い人は不思議に思うかも知れません。

 上のいずれの例においても、本来備えるべき性能が不十分なので、明るみに出れば会社の信用に傷が付いて業績が悪化し、株主が役員を送り込んだり、経営陣の刷新を求める可能性があります。そうすると現経営陣の一部が退任しなければならなくなり、甚だしい場合は経営トップの首が吹っ飛ぶ事態も起こり得ますので、企業側の防衛本能が働き、不正に手を染めるきっかけが生じます。個人会社的な場合は特に創業者一族を守ろうとして、なりふり構わず不正に走ると思います。

 私も建築物の防火性に影響を与え得る資材について、他社の不正を同業者の会合で見聞きしたことが有ります。また、品質問題ではなく会社の経営に関する事で労基法違反どころではなく憲法違反とも言うべき不正を知る機会が有りましたが、会社の一員だった者としては口外する気にはなりません。

 恐らく、会社員の多くの方が勤務先で行われている大なり小なりの不正を知っているものと思います。知っていても明るみに出ない事は実はかなり多いのでないかと思います。

 冒頭に挙げた例に関して、一般の方々は所管する官庁がなぜ見抜けないのか不審に思われる筈。実は一般的に官庁がデータの検証を実際に行なう事は無く、企業が提出したデータを見るだけて判断したり、業界団体が行なう自主規制の結果をそのまま採用しています。役所にマンパワーが無い事が原因で、仮に行政側が独自に厳密なチェックを行なおうとすれば、多数の専門家を雇う必要が有り、行政が肥大化します。

 さて例によって蛇足。

 しがらみの無い事実として近くの既存のマンション、前にも書きましたが、私の小さい頃、と言うと約50年以前には敷地の中央部に小さな池があり、排水用の水路もありました。池はその後干上がり、水路は蓋をされましたが、かつてその土地の端に建てられていた民家が池の方向に地盤沈下して傾いていた事を覚えて居ます。それにもかかわらず、大した基礎工事も行われずにマンションが建ちましたので、私なら大地震でどうなるかと思うと絶対に買えません。公表すると中傷と言われかねませんので、このままだんまりを決め込むしかなさそう。


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