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ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

大人のヴァイオリン(その8)・・・割安オールド

2014年11月04日 07時50分40秒 | ヴァイオリン
 購入の選択肢の一つとして古い楽器があります。古いイコールオールドと普通の場合は思いますが、ヴァイオリンのオールドは限られた年代・作者の作品を指す場合もあるし、古いもの全般を指す場合もあります。

 量産品は古くなっても良くならないと言われます。私はクラスの上の方の物なら経年変化で良くなるのではないかと思います。古い楽器を見極めるには音色が頼りなので、どこかで予めオールドの良品を弾かせて貰っておくとよいと思います。

 どれくらい古いものが良いのか。私の乏しい経験では100年くらいの楽器は新作と比べて違いがあまり感じられず、200年とか300年経過したものになると違うように思います。

 古い楽器はとても高価と思いがち。でもストラディヴァリなど億の付く楽器を別にすれば、そこそこ名の通ったものでも2千万円台とか3千万円台のものもあるし、イタリアン以外ならオランダの楽器のように1千万円台のものもあります。イタリアンでも知名度が低ければ1千万円を割るものもあり、私もすすめられたことがあります。それでもまだかなり高い。新作は乗用車並み、オールドは中古を含むマンション並みということになりますね。

 そこで割安オールド。海外のオークションで購入して修理・調整すれば新作並みの経費で済む可能性があります。妙なものを買ってしまうリスクを負いたくなければ、この手の楽器を得意とする専門店があります。

 割安オールドの場合、ラベルは「ラベルには・・・と書いてある」と言うものでしかなく、海外の専門家の鑑定書もありませんから、将来の買い替えが予想される場合、よくよく考えた方が良いかも知れません。あくまで自分で持ち続けることを前提に購入するのがよいのではと思います。

 また使用上問題は無くても、見た目には傷も多いし色はくすみパッとしません。形状やf字孔の形状も様々でそれだけでも抵抗が有りますし、胴長も現在の標準の355mmからかなり離れたものもあります。値段は100万円前後からいろいろ。買うのは100%自己責任になります。

 因みに私が持っている古い楽器は、焼き餅が膨らむ途中のようなハイアーチでf字孔が左右不揃い、新作なら絶対にあり得ない外観を有しています。ラベルには製作者名と17XXの年代があり、音は確かにオールドライクと思いますが、お店に尋ねても楽器の本当の由来は分からないと言われました。


 
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