話題になった作曲家の曲が他人の作曲したものだったとして、演奏会の開催やCD販売が急遽中止されました。日本音楽著作権協会は作品の利用許諾を保留すると発表していますから、ソチオリンピックに出場するフィギュアスケート選手がSPに使う曲も、本来なら使用できなくなります。感覚的には選手が気の毒と言う気がしますが。
ご本人の作曲への関与の実態がどうだったのか、今一つ明確ではありません。例えば、ピアノ譜までをご本人が完成させ、その後のオーケストレーションを他の音楽家に依頼したのであれば、それぞれの著作権が発生しますが、一般人がとらえる作曲行為はオリジナルのピアノ譜を完成した人にあると考えられそうな気がします。音楽教育を受けていない音楽家がメロディーのみを提示して、専門家に完成させているケースはポップスの分野では多いのではと思います。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」、オリジナルはムソルグスキーのピアノ曲ですが、作曲家ラヴェルがオーケストレーションを施していて、どちらも有名になっています。ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」、これがなければ、私などはテーマとして使用されているメロディーの作曲家ヘンリー・パーセルの名前を知る機会は無かったことと思います。
クラシック音楽では「ハイドンの主題による変奏曲」などと言う他人の名前を借りた曲がありますね。主題はともあれ後世の作曲家、この場合はブラームスが作り上げた作品と言えます。
作曲家が他の作曲家の名前をかたった場合もあり、ヴァイオリンで有名なクライスラーが数多くの小品を発表しています。真相をクライスラーが明らかにした後、時間の経過を経て問題が鎮静化したケースもあります。
今回の件がどのようなケースだったのかは分かりませんが、かなりの人が演奏会に集まり、CDを買っていますから、曲自体はなかなかのものだったと思います。私もたまたま、話題となった交響曲の一部を聞いたことが有り、訳の分からない芸術祭参加作品よりはマシ(失言?)に聞こえた記憶があります。
多くの人が曲を好評価したのであれば、経緯はともかく、「曲に罪はない」ということも考えて見てはいかがかなと思います。作曲、編曲などに携わった人の名前を明示すれば済むのでは思いますが、一連の作品で儲けようとした人、会社はお困りのように見えます。
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ご本人の作曲への関与の実態がどうだったのか、今一つ明確ではありません。例えば、ピアノ譜までをご本人が完成させ、その後のオーケストレーションを他の音楽家に依頼したのであれば、それぞれの著作権が発生しますが、一般人がとらえる作曲行為はオリジナルのピアノ譜を完成した人にあると考えられそうな気がします。音楽教育を受けていない音楽家がメロディーのみを提示して、専門家に完成させているケースはポップスの分野では多いのではと思います。
ムソルグスキーの「展覧会の絵」、オリジナルはムソルグスキーのピアノ曲ですが、作曲家ラヴェルがオーケストレーションを施していて、どちらも有名になっています。ブリテンの「青少年のための管弦楽入門」、これがなければ、私などはテーマとして使用されているメロディーの作曲家ヘンリー・パーセルの名前を知る機会は無かったことと思います。
クラシック音楽では「ハイドンの主題による変奏曲」などと言う他人の名前を借りた曲がありますね。主題はともあれ後世の作曲家、この場合はブラームスが作り上げた作品と言えます。
作曲家が他の作曲家の名前をかたった場合もあり、ヴァイオリンで有名なクライスラーが数多くの小品を発表しています。真相をクライスラーが明らかにした後、時間の経過を経て問題が鎮静化したケースもあります。
今回の件がどのようなケースだったのかは分かりませんが、かなりの人が演奏会に集まり、CDを買っていますから、曲自体はなかなかのものだったと思います。私もたまたま、話題となった交響曲の一部を聞いたことが有り、訳の分からない芸術祭参加作品よりはマシ(失言?)に聞こえた記憶があります。
多くの人が曲を好評価したのであれば、経緯はともかく、「曲に罪はない」ということも考えて見てはいかがかなと思います。作曲、編曲などに携わった人の名前を明示すれば済むのでは思いますが、一連の作品で儲けようとした人、会社はお困りのように見えます。


