そういうわけで、相変わらず携帯から送る画像が行方不明である。送信成功なのに。どこへ行ってしまうんだろう。
まあ、そんなこんなだけれども、金沢へ行ってきたのであった。例の会で。2日間晴朗。でも画像はないけどね。
で、どんどん端折って始めるけれど、ホテルにチェックインしたあと、エライ人の会があって2時間近く自由時間があると云われて、さてどうしようとなったのですけれど。
携帯新しいからね、検索したら何軒も市内にあることがわかって、古本屋ですけど、それで勇躍外出したのでしたが、全く知らない街なので、それで、ホテルが駅前だから駅構内で地図を眺めたのですけれど、知らない街で駅周辺の地図で住所地番だけで行く先を決めるというのは殆ど至難、ということがわかったわけであります。
それでホテルに引き返して、フロントの横に並べられたいろんな名所のパンフレットを眺めておりましたら、ふるさと偉人館というところで、徳田秋声と四高の同級生たち、というのをやっているのが目に留まり、桐生悠々、山崎延吉、小倉正恒、安宅弥吉、等々と並んでいるのを見ると、これは行かねばならない、という気がしてきて、改めてホテルをでたわけであります。
パンフレットについてる地図をたよりに歩きだしたのですが、5分ほど歩いたところでどうやらまだまだ至らずということに気付き、清水の舞台から頭から飛び降りる思いでタクシーを拾ってしまいまして、なんというゴーユー、とワレながら思ったことでありました。
博物館は21世紀美術館なんかをグルッとまわった奥にあって、あたりはさすが百万石というようなお屋敷があるあたり。伝統建築テイストの小さな建物で、なんかほんとに郷土資料館の小さな展示でございました。一般客はワシだけで、でも課外授業なのか、班での調査みたいなことなのか、制服の中学生が10人くらい、男子組と女子組絵に描いたような思春期諸君がツカズハナレズ、話し話せず、フレズフレラレズ、ハナヤカに回遊しておりました。彼ら彼女らの間を縫うように一巡して、受付で特に図録もないらしく、なんだかこれで帰るのもわるい気がして、森清『大拙と幾多郎』(2011 岩波現代文庫)を買ってしまいました。1,428円もするのに何というゴーユー二回目、でも面白そう。
そのあと、川べりの古本屋をちょっと見たり、四高あとの文学館をのぞいたり、ゆるゆる散策して香林坊まで来ましたら、やはり歩いて帰るのは時間が、と思い至り、バス停があって市内シャトルバスでどこで乗ったり降りたりしても200円というのがあったので、100円二枚にぎりしめてオシャレなかわいいバスに乗り込もうとしたら、ワンマンで運転手兼車掌さんの制服着た若いオネエサンが、駅までなら他のバスなら100円で行けますよ、と云ってくださったのを、あ、いいです、みたいにミエはって200円入れて帰還したのでありました。なんというゴーユーPART3。
なんか小学生の修学旅行記みたいに、本編前だけで終わりそうだな。
実際、本来の目的の会合はどうでもよくて、そのあと講演会があって、講師は当初21世紀美術館の館長というはなしだったけどナゼカ変更されていて、鈴木大拙館の館長。なんだけど、鈴木大拙館というのが、今月18日(大拙の誕生日)に開館予定で、その館長は、さっき行ったふるさと偉人館の館長と兼務という方。で、演題が学習院時代の鈴木大拙、というのでありましたが、失礼ながら聴衆の皆様大拙と云われても、というカンジ。ワシも大拙ったって殆ど知らんし、というわけで、なんかよくわかりませんでした。
で、そのあと宴会。さすが百万石、加賀料理でまたもゴーユー、なのかもしれませんが、チョコッ、ちょこっと食いもん出されても、というわけで貧乏人にはよくわかりませんでした。
というわけで、そのあとホテルへ帰って、知らないうちに寝てしまったわけでありました。
追記
ハハ、なんでかわかりませんが、突然画像アップできるのであります。なんでだろう。
百万石の御城下、なんとも宏壮なお屋敷がありまして、これはなにかオオヤケのものかと思いましたら表札も出ていて、どうも個人宅らしき御様子。裏側にまわって写メしたわけであります。