ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

新型レガシィを生で見た

2009-05-17 20:49:09 | スバル車(新旧問わず)

新型レガシィの発表まではまだ間があるのですが、スバルのお客さんにはちょっと早いんですが見せますよ、というDMが来た事もあって、今日「どんなもんかい」と思い、雨の中見に行きました。(以下B4の話です)

一応、「仁義」で写真を撮ったりせず、眼で見ただけなので、写真はありませんのであしからず。

一見して「あれ?」と思ったのは、NYショーの写真で観た時と違い、見事なくらいフェンダーの張出しが無いことです。

なんと国内向けに「ナローボディ」になっているのです。

4輪がドッカと地に着いたような、張出しフェンダー&グラマラスな造形を期待していたのですが、ナローボディのせいで側面がヤケに平板に感じられます。悪く言えば「壁か?」という感じ。

ショルダーラインから下の天地が高い分、一層平べったい印象を受けます。「別に海外向けと造り分けなくてもなぁ」と思うんですが、国内は国内で、今までのレガシィにおける「程よい取り回しの良さ」なんかがあって、幅を狭めたというのは判るとしても、軽自動車や初代アルファードのフェンダー処理に見られるような、「まず全幅を決め、そこから無理やりフェンダーのディティールを彫り込む」という感じになっているのが残念。明らかに海外向けが先にありきで、国内向けに直す過程でフェンダー処理が破綻したという印象がありますな。

フロントマスクはエクシーガと印象が大変よく似ている。ちょっとアクの強い、ブサ面に見えました(笑)。前のモデルが割と保守的なデザインだった分、こうでもしないと前モデルとの差別化がはかれなかったのではないでしょうか。近くで見た時のディティールよりも、遠目で判りやすいデザインです。

今回劇的に良くなったのはインテリアです。インプレッサでは脱力を誘うほどのチープさでしたが、パッド部分のシボの深さや艶の出し方、木目のチョイスの仕方など、ドイツ車に匹敵するクオリティなのではないでしょうか。プラスチッキーなところも無く全体的なデザインもまとまっており、今までのスバルのインテリアからするとまるで別次元の良さになっています。また、後席は驚くほど広くなっていて、おそらくシーマクラスに匹敵する余裕があるんじゃないでしょうか。

しかし、NYショーでの仕様ではトランクスルーであることが確認されていましたが、国内仕様ではトランクスルーは廃止されています。廃止することないじゃん!あると便利な装備なのに・・・他が良いだけに非常に惜しいポイントです。

高速道路1000円時代になって、街乗りにしか通用しないようなクルマが高速を闊歩するようになりました。恐らくそれに比例して悲惨な事故も増加していくのは間違いありません。

そんな中、こういうクルマこそ快適・安全なんだ思うんですが、どうなんでしょう。セダンって、そんなにダメじゃないんですよ?

天皇陛下や大統領、総理大臣が乗ったりする公用車がコンパクトやミニバンになったら、私も考えを改めます(笑)。

劇的に変わった5代目レガシイの行く末に、今後も要注目です。

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