ホーエンシュタウフェン

生きるために食え、食うために生きるな。

【プラモ】BMP-3塗装-1

2011-11-20 16:15:01 | 歩兵戦闘車、装甲車の模型製作過程

BMP-3ERAの塗装を開始しました。

(素人に)良く聞かれるのは、塗装の順番です。

AFV(アーマード・ファイティング・ビークル)の場合、全部組み立ててから塗装を行うのが一般的です。おおざっぱに全体の塗装をし、後で装備品等の細かいモノを筆塗りする、という感じです。

仕上げではパステル等、塗料以外のものも使いますし、艶消しで塗った後、ウエスでこすって半艶にする、なんて事もあります。

と、まぁこんな基本的な説明から入るのも、プラモデル関係以外の人も、検索でこのブログに多く入ってくるから。

最近は「屋根瓦修理」や「エクシーガ」関連でこちらのブログに入るケースが多いので、そういった方々にもプラモの面白さを判っていただければいいなと思います。

さてさてその塗装ですが、まずはサーフェーサーから。

サフ吹きのメインの目的は、私の場合ですと①フェンダー等、薄いパーツの遮光性を確保する、②ペーパーがけ、パテ埋めによる傷を埋め、色のノリを均一にする、③パーティングラインの消し忘れ等のチェック、などとなります。

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↑この写真でも判るように、吹き付け塗装では奥まった所までカバー出来ません。

と、言う事は、ここには恐らくエアブラシでも色が入らないだろう、という事が自ずと推測出来ますね。

今回は迷彩塗装ではなく、グリーン単色仕上げを行います。

よって、エアブラシによる塗装に入る前に、こういった箇所をあらかじめ筆塗りしておいて、基本塗装での塗り残しが無いようにします。

Bmp_016

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

基本塗装を終えたところ。見たところ塗り残しは無いようです。

この基本塗装は車輛の「日陰」になる色と思って下さい。

ガサつかないよう、塗料には必ずクリアーを添加します。

ここからだんだん明るめの色を乗せていきます。

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当たり前ですが、塗装の際は換気扇をまわし、有機溶剤に対応した防毒マスクを装着し、寒いからと言ってストーブをつけたりはしません。

ここから徐々に明度を上げていきます。

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車輛の下の方は暗く、上の方は明るくしていきます。

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全体のバランスを見ながら、ここから更に明度を上げます。

ウォッシングした後に、どういう色合いになるかまで計算して行います。

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この一連のグラデーションを付ける塗装法は、「カラーモジュレーション」なる、最近流行りの技法です。私もミーハーですね(笑)。

ただ、こういう塗装、つまり日の当たる所は明るく、影の方は暗く、という技法自体は、ベテランなら判っていて昔から行っていたのですが、最近はそれが流行りみたいです。

ま、模型は実物の1/35なので、メリハリを付けないと立体的に見えないんですね。

面ごとに明度を変え、目の錯覚を利用するわけです。

塗装の最中、サスペンション1本が、ポキッと折れました(泣)。


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【プラモデル】BMP-3 ERA組み立て

2011-11-09 19:53:05 | 歩兵戦闘車、装甲車の模型製作過程

う~ん、最近、頭の中が煮詰まってます・・・

ひとりふさぎ込む時間も多く・・・

何だかねぇ、色んな意味でやってらんねぇな、みたいな感じです。

・・・・秋だからなのでしょうか。

夜が明けてほしくない事しきり。

外国に行きたいなぁ・・・3年位。

と、こんな感じの個人のくだらん戯言を書き綴るってのがブログってもんなんでしょう。

さぁ、酒が飲めない私は向精神薬をたっぷり飲んで、いい気持になる事にしよう・・・

BMP-3の制作ですが、こつこつ続けてまして、なんとかカタチになってきました。

Bmp3_2_001

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

砲塔には、成形炸薬弾の瞬発信管を早期爆発へ導くためのゴム板(のパーツ)がぶら下がっています。

車体側面はERA装着前のため、BMP一族特有のサイドスカートが見えています。

後のウォッシングで溶剤分の含浸によるパーツの崩壊を防止するため、サスペンション付け根部分にはしっかりと瞬着を流し込んでおきます。

Bmp3_2_003

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

両サイドに付くERAボックスですが、一部ヒケがあるので溶きパテを数回塗布し、平滑にします。

Bmp3_2_004

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

履帯はロコ方式で。

Bmp3_2_005

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サイドのERAボックスを付けてみました。

なお、砲身や車体の上下は塗装の便を図るため接着しておりません。

ま、ごっつくなってきましたわな。

Bmp3_2_007

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はこのスリット状の装甲の塗装にてこずりそうです。

Bmp3_2_008_2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだかゴチャゴチャしてますから、塗り残しが無いように注意しなくてはなりません。

このトランペッターというメーカーのキットですが、魅力的なアイテム(ニッチなんでしょうけど)が多いのは判るんですが、クオリティは20年くらい前の国産品と同等かそれ以下ですね。

最終的に塗装で良い作品にしましょう。


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久々!プラモ(BMP-3 ERA)制作中

2011-10-17 20:55:27 | 歩兵戦闘車、装甲車の模型製作過程

Bmp3era_002 振り返ってみると、今年の模型の完成品はパンターFのみで、そのパンターFも模型店で展示していただく前に、東日本大震災で大きく破損。

破損の程度は軽かったのですが、(いや、軽くはないかも)何か気分が萎えてしまって、会社が震災・原発事故により休業措置になっていた時も、時間はあるのに模型作りをする気が起きませんでした。

ライフラインが切れ、日々の生活用水確保のため、水タンクを両手に持ちいったりきたり・・・椎間板ヘルニアになってしまいました(腰から足にかけ激痛が続く)。

それで、時間がとれれば会社帰りに病院で治療。

また、津波で流された嫁の実家で飼っていた犬を、急遽ウチで飼う事になったので、会社から帰ってくるとすぐ散歩。

足腰の疼痛を抱え、なんやかんやで一日が終わるようなパターンがこの半年続いています。

しかし、モデラーとしてこのままで良いのか?という葛藤が常にあり、いつ始めっかなと思っていたのですが、つい食指が動いてしまうアイテムが発売されておりました。

BMP-3 ERAです。

 

Bmp3era_001_3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

発売メーカーは中国のトランペッター。

Bmp3era_003

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ERA」とは爆発反応装甲の事で、成形炸薬弾の超高速ジェット噴流を、爆発の力で分散させよう、とする特殊な装甲です。

車体の周りの箱がみたいなものがERAです。

Bmp3era_004

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すでに履帯まで組んでありますので、ある程度の形にはなっています。履帯は、センターガイドが別パーツの連結式なので、AFVモデル特有の根気を要します。

こういう感覚、久しぶりだなぁ。接着剤の甘い匂いも・・・イイ!

少しずつ取り組んでいきますのでご期待下さい。

 

 


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