「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

へなちょこお勤め日誌 「私を取り巻く『障害者雇用』の実際」やややけ気味に・・・

2020年03月12日 03時33分05秒 | へなちょこお勤め日誌
これをこのブログで書くのには少しばかり躊躇の思いがありまして、
このブログはあまりに知られているので反響が思わぬ形で来るのではないかと
危惧があるのです。まぁ、どっちにしたってやっぱり書くのですがね(笑)

私が勤めているのは精神科の病院でありまして、私は同じ精神疾患者として
患者さんをサポートする役割を担っております。私自身この仕事に気概を感じて
いるのですが、時々私はくじけます。
今まで私が勤めている勤務先では、障害を持ったNs.やPSW(精神保健福祉士)、
ケアワーカーという事例はあっても「ピアサポーター」という職で雇い入れた人間が
居なかったため、勤めて8年目になっても病院全体での認知度が低く、
またこの勤務先に入院経験がある私を「この前まで入院していたやつ」としか
見ていない輩もパラパラ居て、それらからの「冷たい眼差し」や「明らかな排除」を
感じつつ勤務をしております。そんなことを日々感じておっては、正直ストレスで
おかしくなりそうなもんです。ですが、アンガーマネージメント(怒りのコントロール)や『蔑視』を感じていない振りで何とかやり過ごしております。
最近、私と同じような業務をするべく入職された方もいるのですが、
今は訪問業務だけですので病棟Ns.からの冷たい仕打ちには晒されておりません。
できれば、ずっとそのような目にあわない方が良いのですが・・・
先ほども言いましたように、組織の中で初めてという存在はなにかと風当たりが
強いモノで、健常な方でもおかしくなりそうなモノですが、
一度心が傷ついた人間ならなおさらであります。
その上(まだあるのか!?)、理解ある上司からは「ストレスのはけ口」のように
強く当たられることもしばしば・・・。
このような状態をフランス語で「四面楚歌」と言います(どこがフランス語?)。
降伏(離職)しようにも次の就職先に苦労しますから、今の職場でなんとか
『自分の陣地』を開拓していくほかありません。
なんだか、本当に言いたいことが書けていないような気もしますが・・・なんだっけ?
あっ、そうそう!健常者の方は例えばこの時期「インフルエンザ」や「風邪」などを
引いてしまって休むことがありますよね、勤務先が病院であるので
インフルエンザになれば一週間自宅療養を余儀なくされます。
ですがね、私のような精神疾患者が精神の不調で二、三日休もうものなら、
「やっぱりあいつは精神疾患者だから、仕事を任せられない」ときたもんだ。
「おめぇら!病気で休んだことないんかぁ!」と言いたいぐらいです。
精神科の病院なのに精神疾患者の職員には冷たい職場なのです。

嫌いな言葉なのですが「スキルアップ」のために自費で3回も東京へ出張して
研修を受け資格も取ってきたのですが、「独りよがり」に見えるらしく、周りの反応は今ひとつです。

もっと「良き理解者」が増えてくれればなぁ。と、切実に願う今日この頃です。ハイ





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読まずに死ねるか!!(書評)「博徒の幕末維新  高橋敏 著」

2020年03月12日 01時28分55秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)
最近、理不尽なことが多くて怒り狂いたい今日この頃、
みなさまいかがお過ごしでしょうか?
(なんじゃそりゃ)

今日(3/11)読了いたしましたのは、この本!
博徒たちの幕末維新 高橋敏 著 ちくま学芸文庫』 1000円+税(高い!)
しかし、高いだけあって、非常に資料を読み込んである本であります。
今までの書籍は多く資料が残っていないジャンルだったからでしょうか?
この書籍は、『博徒』=「賭博を常習とする者、アウトロー」であります。
だからといって、私が墨が入っている人たちに憧れているわけではなく、
どちらかというと、嫌悪の対象であります。
では、なぜこの書籍に興味を持ったかと言いますと、
今、主に読んでいるジャンルは、身分制度外の人々の歴史です。
ですので、今回の博徒も罪人で、江戸時代の反政府集団ですから
私の興味を強く惹いたのです。

さて、書籍の紹介をしますと当時の政府=幕府の公文書、主に罪人に関する
資料を基に「博徒の暴れっぷり」を紹介しています。
当時、天下の大罪で不可能と言われていた「島抜け」をやり遂げた?(誉めちゃいけない)
『竹居安五郎』。
この本を読み始めて2/3ほどは「買わなきゃよかったな」と思ったほど
つまらなく感じていました。
アウトローたちの生き方は、町衆の興味を惹き絵や小説となって市民権を
得るようになり、幕府に対し不満が募っていた彼らにとってヒーローとなっていきました。
幕末から維新後にかけて思わぬことに維新に関わり、
そして利用され、刑場の露と消えた博徒たち。
反面、幕府・明治政府ともうまく付き合っていった『清水の次郎長』。

様々な人々の運命は、私が今まで読んできた
「、、乞胸身分達の幕末から維新に掛けての運命の転変」に
似たような感じを受けました。
違うのは「『幕府、政府外の存在』である博徒」、「『幕府から庇護されていた存在』である・たち」。
ちょっと、抜粋して書いてある資料を読むのに難儀しましたが、
それさえ乗り切れば「貴重な一冊」と解るはず!


この本、読まずに死ねるか!!





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