「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

池波正太郎 『その男』

2006年12月14日 17時46分28秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)

池波正太郎 『その男』

江戸期の江戸っ子気質の洒脱さ痛快さ脱帽でございます

今の世に生きていると小説のような生き方に憧れてしまいます

池波小説にでてくる主人公はお金に困らない人が多いのですが、

金策に明け暮れるのは話の流れを妨害するので

困らないようにしているのかもしれませんが、

しかし、いいね~お金に困らない人生なんて

この小説で主人公は晩年お金に困っているようなんですが

大きく取り上げられてはいません。

前述したように話の流れを妨害するのと、

やはり、人生におけるお金の比重を重くは置いていない

筆者の人生観なのでしょうか・・・。

お金ばかり追いかけていると人生の本質、値打ちが半減するように想われます。

若人諸君守銭奴のなるなかれ

一読の値打ちあり