「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

秀吉の枷

2006年09月03日 22時11分49秒 | 読まずに死ねるか!(書籍紹介)


『ひでよしのかせ』と読みます。

なにが秀吉の精神的な(かせ)になっているのか・・・

これは、この小説の大胆な仮説で

実は秀吉は明智光秀の謀反をあらかじめ察知していて、

それを自分の天下取りのために阻止しようとせず

逆にそれを利用し、信長を手下に暗殺させるということで

天下を取ったという大胆な仮説です。

それが精神的な枷となって終生悩ませられることになる。

世継ができない事や大陸出兵、秀次殺しと

登りつめた地位とは反比例して、

実生活はどんどん晩年が貧しいものになってゆく

ん~よく聞き話ですねぇ

地位も名誉も欲しい人は多いはず

でも、登りつめれば守る為に悩みは多くなる・・・

『ひとの女房と枯木の枝は、 登りつめたら命がけ』じゃないけども

地位も名誉も登りつめたら命がけなのかなぁ~

登りつめた経験もねぇしな

どこで満足するのが一番の幸せなんだろうか

ともあれ、良書です