『ひでよしのかせ』と読みます。
なにが秀吉の精神的な枷(かせ)になっているのか・・・
これは、この小説の大胆な仮説で
実は秀吉は明智光秀の謀反をあらかじめ察知していて、
それを自分の天下取りのために阻止しようとせず
逆にそれを利用し、信長を手下に暗殺させるということで
天下を取ったという大胆な仮説です。
それが精神的な枷となって終生悩ませられることになる。
世継ができない事や大陸出兵、秀次殺しと
登りつめた地位とは反比例して、
実生活はどんどん晩年が貧しいものになってゆく
ん~よく聞き話ですねぇ
地位も名誉も欲しい人は多いはず
でも、登りつめれば守る為に悩みは多くなる・・・
『ひとの女房と枯木の枝は、 登りつめたら命がけ』じゃないけども
地位も名誉も登りつめたら命がけなのかなぁ~
登りつめた経験もねぇしな
どこで満足するのが一番の幸せなんだろうか
ともあれ、良書です