20240616直売所で購入。
鳴り瓢は堀口酒造(福井県南条郡南越前町今庄76-1-2)の酒。
基本的に熟成酒を造っているそうだ。
今庄には4つの酒蔵(現在は3つ)がある。
小さな宿場町ではあるが、この小さいエリアにかつては4つも酒蔵があったとは驚きだ。
注ぐ。
熟成させているという事で、やや黄色味が濃い。
熟成というイメージそのまま。
香りは、古酒らしく、酸味のある古酒感。
飲む。
古酒感は確かにある。
しかし老感はない。
なのでまさに熟成と言える。
全体的にまろやか。
華やかさ、パッと広がる感覚はない。
面白いのは、吟醸酒の感覚はありながら、まろやかになっている。
不思議なものだ。
これは、燗にするのもいいかもしれないが、もっと冷やす(凍る直前まで)といいかもしれない。中途半端はふさわしくない。
20240729追記。
どじょうの串を買ったので合わせる。酒の熟成感とマッチしてうまい。
なかなかどじょうは買えないと思うが合う。
20240830追記。
日本酒自体2週間ぶりに飲むからか、
飲んだとき。昔ながらの日本酒、そしてグッと来る味わい。
ただ、中後半からカラメル風味が顔を出す。
これぞ熟成酒だ。菊姫に通じる味わい。
これがプリンのような風味に感じるから面白い。
20241004追記。
開封後2ヶ月半たつ。
ここまで来ると、印象が変わってくる。
熟成し(といっても、開封しているので、酸化といえるか)まろやかになっている。
熟成酒っぽい、カラメル感も出てきている。
若干臭みがあるが、食事と合わせると、食事にコクを加えていい。
甘エビの刺身と合う。
本当に熟成酒といった感じだ。嫌な老香はなく、まろやか。
もちろん好き嫌いは人によってあるだろう。
ワインのような酒は飽きた。それでカッコつけてクセの強い酒を求めがちなとき、老香の強い酒だと控えてしまうが、寄り添う感じ。