ビールを飲むぞ

酒の感想ばかり

鳴り瓢特別純米

2024-07-22 22:20:54 | 日本酒

20240616直売所で購入。

鳴り瓢は堀口酒造(福井県南条郡南越前町今庄76-1-2)の酒。

基本的に熟成酒を造っているそうだ。

今庄には4つの酒蔵(現在は3つ)がある。

小さな宿場町ではあるが、この小さいエリアにかつては4つも酒蔵があったとは驚きだ。

注ぐ。

熟成させているという事で、やや黄色味が濃い。

熟成というイメージそのまま。

香りは、古酒らしく、酸味のある古酒感。

飲む。

古酒感は確かにある。

しかし老感はない。

なのでまさに熟成と言える。

全体的にまろやか。

華やかさ、パッと広がる感覚はない。

面白いのは、吟醸酒の感覚はありながら、まろやかになっている。

不思議なものだ。

これは、燗にするのもいいかもしれないが、もっと冷やす(凍る直前まで)といいかもしれない。中途半端はふさわしくない。

20240729追記。

どじょうの串を買ったので合わせる。酒の熟成感とマッチしてうまい。

なかなかどじょうは買えないと思うが合う。

20240830追記。

日本酒自体2週間ぶりに飲むからか、

飲んだとき。昔ながらの日本酒、そしてグッと来る味わい。

ただ、中後半からカラメル風味が顔を出す。

これぞ熟成酒だ。菊姫に通じる味わい。

これがプリンのような風味に感じるから面白い。

20241004追記。

開封後2ヶ月半たつ。

ここまで来ると、印象が変わってくる。

熟成し(といっても、開封しているので、酸化といえるか)まろやかになっている。

熟成酒っぽい、カラメル感も出てきている。

若干臭みがあるが、食事と合わせると、食事にコクを加えていい。

甘エビの刺身と合う。

本当に熟成酒といった感じだ。嫌な老香はなく、まろやか。

もちろん好き嫌いは人によってあるだろう。

ワインのような酒は飽きた。それでカッコつけてクセの強い酒を求めがちなとき、老香の強い酒だと控えてしまうが、寄り添う感じ。