加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

ダブルトイレ

2010-11-15 | 現場日誌

トイレに関係する改修が終わりました。
20101115_1_2 施主さんの生まれた家で、今は別荘的な使われ方をしている住宅。
たまに大勢で使うことがあり、トイレがひとつでは不便だったと言うことで、1カ所だったトイレを2カ所に改装しました。
今までのトイレは廊下から3尺(約0.9m)入って畳一枚分の普通のトイレでした。(写真1枚目)
この廊下からの奥行き9尺(約2.7m)を2つに割って、お隣にある納戸から入る形のトイレに改装することにしました。
納戸はトイレにからむ壁のみ改装。
引戸にしたことで出入りがスムーズです。(写真2枚目)
トイレ内はそのままの施工だとやや狭めになってしまうため、壁を薄くすることで各室奥行きを6cm程度拡張。
この6cmが小さいようで大きいんですよね。
たかが6cm、されど6cmです。(^_^)
内装の仕上げはある程度任せていただけたので、このお宅の枠関係が茶系だったのを考慮して、室内の壁1面を茶系で貼りアクセントを付けてみました。
窓がないトイレもできてしまうので、換気扇もしっかり設置。
(窓または換気扇がないトイレは禁止です。)
24時間換気にも対応したタイプなので、留守中の室内換気もできます。

さて、今回の衛生機器は今までがTOTOだったため、TOTOを採用してみました。
と言うことは革新の4.8L洗浄便器です。
つけてみるとやっぱり溜め水の表面積が小さい・・・。
(^_^;)
流してみると確かに流れる水の量は少ないですね。
今までと比べると水の流れが早めに終わっちゃう感じです。
溜め水とはトイレの便器に溜まっている水のことで、浄化槽から臭いが入ってこないためのトラップと、汚物が便器に付着しないようにするためと言う2つの大きな意味を持ちます。
この便器、聞いた話では少しでも洗浄水を減らすために溜め水も少なくするような設計がされているんだとか。
前のモデルやINAXに比べて確かに幅も減らされ深さも削られているように見えます。
はたしてこれで汚物付着が増えるようなことはないのか。
表面処理技術の向上で汚れが落ちやすくなっているとはいえ、経年変化もあります。
まずは表面に汚れが付着しにくい方がいいに決まっていますから。
メーカーもいろいろ考えてテストしていると思うので大丈夫だとは思いますが、私自身は不安な気持があります。
実際に付けることで、展示会では気づかなかったことがわかりました。
詳しくはまた今度検証してみたいと思います。

毎日使わないのでサンプルにはなりにくいかもしれませんが、経年変化を見守ってみたいと思います。
自宅のトイレをこれにすれば、毎日が臨床実験になるので一番いいんですけどね。(^_^;)
 
 
南房総 加瀬工務店
T.K
http://www.kasekoumuten.com
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする