加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

山裾の小住宅 内装下地工事 床

2009-01-14 | 現場日誌

1月に入り、初雪も降り、寒い日が多くなってきましたね。(>_<)
やっと1月らしいと言った感じなのでしょうか。

091014_1現場では段取りの都合で、先に内装下地工事を始めています。
外周には防水シートを施工し終えているため、雨などを気にすることなく、工事が進められます。
写真は床の下地となる大引・根太を設置している模様です。
水平に設置されるよう、高さ調整を丁寧に行いながらの作業です。
最近では根太を設置せず、大引きを90cm前後の格子状に設置して、その上に30mm程度の合板を乗せる工法が増えているようです。
この工法は施工費を安く抑えられる反面、基礎や土台の高さの違いがそのまま床に出てしまったり、厚い合板も格子状に組まれた大引の中央部分では、弛みが生じたりするため、問題も多いと考えていますので当社では現在採用はしていません。
安く造ることも大切なことですが、丁寧に造ることも大事だと思います。
大引+根太方式は手間はかかりますが、ひとつひとつ確実に施工することで、安定した下地をめざしています。(^_^)

今回の大引きは杉でそれを支える束は金属製です。根太は桧を採用しています。
この構成はシロアリの食害や腐朽菌による腐食等に強い仕様です。(^O^)

※床束・・・ゆかづか。
  床を支える大引(下記解説有)を支えるために、床下コンクリートなどとの間に設置されるを支える足的な部材。 以前は木製が多かったが最近では金属やプラスチック製が増えてきている。
※大引・・・おおびき。
  床を支える主となる部材で断面は約9cm角程度。通常は90cm~1m間隔に設置する。
※根太・・・ねだ。
  大引きの上に設置して床板の下地になる部材。通常は断面が45mm角程度の物で、30cm~45cm程度の間隔で設置される。


091014_2根太の施工が終わり、床の断熱材の施工です。
グラスウール製の断熱材を、根太の間に隙間の無いよう、丁寧に入れていきます。
グラスウールはさわると少しチクチクするので、実は少し不快な作業です。(-_-;)
当社ではグラスウールの密度32k、厚さ42mm品を標準採用しています。
これは国の新省エネ基準(レベルで言うと中程度)を満たす仕様です。
この上の基準として、次世代省エネ基準があります。

091014_3断熱材の施工を終えると、下地合板を施工します。合板系のフローリングを施工する際には下地に合板を施工します。
下地合板が施工されると、足元が安定するので、ここからの作業が楽になります。

雨が降らず、工事が中断することが無いので、助かっています。
次は外壁の下地やアルミサッシの取付に進んでいく予定です。

加瀬工務店 T.K

コメント
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