今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

ミニ同窓会へと

2023-06-17 06:55:14 | 

脳神経外科で診察を受けたばかりでしたのに、翌日、新宿までお出かけした私です。

私にしては、少々非常識な行動、と言っていいのかもしれません。

けれど、その日は朝から気分も良く、前日まで悩ましかった頭痛も消えていました。

微熱もありません。

ぎりぎりまで迷ったのですが・・・。

決めた行き先は、小中高のミニ同窓会。

 

既に数日前、幹事のA君には、体調が思わしくない事を告げ、欠席のお返事をしていました。

彼がその時言うには、当日の返事でいいから、良かったら出席して、と。

それで、その言葉に甘え、当日の朝の8時頃になって、出席の旨のお返事をしました。

体調は完全回復とは言えなかったけれど、環境を変え、気分転換を図ることも必要と思ったからです。

 

行く決心をした後、慌てて洗髪し身なりを整え、goo乗り換え路線で、電車の発車と到着時間を検索。

約束の時間の15分前には、新宿に到着するように計画を立てました。

この路線案内は、本当に便利ですね。

これを使用するようになってから、遅刻は全くしなくなりました。

 

 

西新宿の改札口を出て、警察署の前で待っていると、幹事のA君が、また迎えに来てくれました。

前回と同じお店なのですけれどね。

一人で辿り付ける自信が持てなくて。

今回は、一生懸命、目印を目に焼き付けたので、もうそろそろ独り立ちしなくては。

次回は迷った時のことも考え、一時間前に到着し、迷ってでも道順を覚えようと思います。

これ以上、頼り切っての行動は、余りに情けなくて恥ずかしいですから。

 

お店に到着したのは、約束の時間の5分前でした。

席に就いていたのは、まだ7~8名位。

全員が揃うと十数名位の小さな同窓会。

その中で、私が想い出と共に親近感を覚える人は、半分くらい。

中高とも、5クラスありましたから。

 

その頃は、中国地方では、灘中高に次いで難しい進学校でしたが。

私は、小学校からのエスカレータ進学組。

(夫は中学からでした)

小学校は、6年間同じクラスで、担任の先生も変わりませんでしたから。

その時代を共にした同窓生は、忘れることはありませんけれど。

 

中高からの優秀な外部生には、他クラスですと、未だに馴れ馴れしくは話せない人もいます。

社交的とは言えない私の事ですから、その点は残念だけれど、今更性格は変えられないので。

席に就いても、にこにこ笑って、みんなのおしゃべりを聞いているだけかな。

もう一人の幹事のH君には、

「とても元気そうじゃないですか」

と言われましたが。

見かけだけの私です。(笑)

 

 

女性は、4名だけの出席でしたが、皆さん、とてもいい方。

心から和んで、落ち着いた雰囲気の中で、いろいろ語り合うことが出来ました。

コロナ禍でしばらく会えなかった間に、お二人の方は、ご主人さまを亡くされていました。

 

Mさんは、お痩せになり髪も薄くなられ、その後のご苦労が偲ばれるような痛々しさでしたが・・・。

医師の娘さんと息子さんが、お父様の外科病院を引き継ぎ、今も何不自由ないお暮らしです。

 

ご主人を亡くされたもう一人の同窓生Mさんは、高校時代とても優秀で、お茶の水女子大のの数学科に進学。

その頃はクラスも違い、親交ははまるでありませんでしたが、自然体の本当にいい方。

今回、しみじみそう思いました。

述懐するように、ご主人の思い出話をたくさんして下さいました

 

私が、夫が亡くなった後に色々後悔をし・・・。

もっと、こうしてあげればよかった、ああしてあげればよかった、と思い続けた話をすると・・・。

「そうそう、私も同じ。その気持ち、とてもとてもよく分かる」

と、心から頷かれ・・・。

こんな賢い方でも思いは同じであることに、私の心も慰められました。

 

そう言えば、整形外科の病院の窓口で多くの患者さんに接してこられたMさんにも、

私が主人を亡くしてまだ間もない時、

「後悔しない人なんて誰もいない。

介護とはそういうものよ」

と言って慰めて下さったものです。

 

 

この度集まった女性三名の方の中で、まだご主人様が健在なのは、Kさんだけ。

髪は銀髪になさり、それがとてもお似合いで、何とも魅力的。

大学教授でいらしたご主人様のお写真を始めて拝見したのですが、スタイル抜群でダンディーそのもの。

彼女の大輪の様にいつも輝いている笑顔の意味が、よく理解できたような気になりました。

お料理がとてもお得意のようです。

 

皆さん、本当に心優しくて、落ち着いた雰囲気のいい方ばかりですから・・・。

今度いつか、私の手料理で我が家にお招きしたい。

そして、もっともっといろいろな事を語り合いたい。

そう思いましたが、私にそんな気力と体力がが残されているでしょうか。

 

男性の方々は、お酒が入ると意味の分からないジョークで盛り上がり、私はとてもついていけませんが。

それもまた楽しで、良い雰囲気のまま同窓会はお開きとなりました。

 

その後、女性三人、カフェに入りお茶を共にしての二次会。

それもお別れとなった時、Kさんが、

「今が一番楽しかったね,」

と仰り、皆、心からそれに共感。

笑ってしまいました。

 

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