冷やかに見える態度に、幾度も悩んだり、さびしい思いもして来た私だけれど、退院後の旦那様は別人格。
今まで見たこともないような、柔和で穏やかな優しい顔。
もともと目鼻立ちの整った人なので、その表情が、いっそう端正な顔立ちを引き立てています。(これっておのろけ?笑)
でも私は、やりきれないほど、さびしく不安。
今まで、柔和な夫をいつも願い、望んでできた私のはずなのに・・・・どうして?
やっぱり、クールで、傲慢にさえ見える態度の方が、今の私は心落ち着きます。
普段の旦那様に戻った時、私はきっと初めて、病の回復を確信できるのかもしれません。
ここ一両日は、まだ夫の体を心配するあまり、何度も注意というよりお願いをしてしまいました。
「十分睡眠が取れたようね~良かった。」
「よく噛んで食べなさいね。」
「徐々にでも運動量を増やすことが大切よ。血液の循環を良くするために」
「水分をもう少し取った方がいいのではないかしら」
「食べれないというけれど、よく召し上がってるわ。そのくらい食べれば十分よ。元気になれるわ。」等々。
いつもだと、そんなことさえも言うのは、時にためらい控える私ですが、退院後の旦那様は、終始穏やかな表情と態度で、私の言葉をすべて受け入れてくれます。
唯一断ったのが、夕方の散歩の付き添い。
「その辺をチョット散歩するだけだからいいよ」と。
私は不安で、曲がり角まで付いていき、夫の姿が見えなくなるまで見送りました。
小一時間して元気に戻ってきた夫の姿を見て、一安心♪
夫の気配にも、今の私は、とても敏感です。
倒れ、救急車で搬送された時のショックが、まだ後遺症として、私の心の一部を占めているからにほかなりません。
聞き慣れない音が階上ですると、つい階段をかけのぼり元気な姿を確認してしまいます。
昨日は書斎まで何度も上り下り・・・・・・
入浴している最中も、つい覗いてしまいました。
今も、階上で音が!見てきたところ、安らかな顔で就寝中。空耳でした。(笑)
けれど、こんな行動を取るのも、恐らく数日間のことでしょう。
そして変わりない日常へと、移行していくでしょう。
時に、娘達や妹に、愚痴を言ったり、時に忍耐しながら、夫のために尽くす日々。
私らしい充実した日常とは、こうあるべきなのだ、と変な納得をし、うなずいている私です。(笑)
久しぶりに、我が家のお夕食の写真をアップさせていただきます。
個別の写真は、料理ブログ 幸せは食卓から 心を込めてお料理に載せました。
レシピは、あす紹介させていただきます。
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宜しくお願い致します。
献立 さわらの酒蒸し 冬瓜のそぼろあんかけ しし唐辛子のおかか和え もずくの酢の物 冷ややっこ
さわらは、今の時季のお魚ではありませんね~
実は、このお魚も、夫が入院前にニチロのキャプテンフッズから取り寄せた物ですが、手元にある7月から10月のカタログにも載っています。
そこに、次のように書かれています。
東シナ海で12月~2月頃、脂の乗った寒鰆を巻き網で漁獲し、船上で凍結した大型サイズを使用しています。~旬の時期に漁獲された鮮度の良い鰆は価格的にもお求め易く・・・と。
ですから、とてもおいしいです。
賞味期限は12月何ですよ。いかに新鮮か、お分かり頂けますでしょう。
鰆の酒蒸しは、作り方はとても簡単!美味しさも格別。
皆様にも、心からお薦めします。
夫は、この食事を残こさず、ほとんど食べることができました。この調子なら、回復も早いことでしょう。
今日もお立ち寄り頂き有り難うございました。