今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

物悲しい今年の十五夜のお月さま

2011-09-13 06:45:47 | 自然


                        

 昨夜は中秋の名月でした。

皆様お月見をなさいましたか?

日本人の繊細な心に合った月を愛でる慣習は、日本が発祥の地と思いきや、そうではありませんでした。

中国から伝来したものなんですね~

ウィキペディアの解説の一部を抜粋致します。

中国から仲秋の十五夜に月見の祭事が伝わると、平安時代頃から貴族などの間で観月の宴や、舟遊び(直接月を見るのではなく舟などに乗り、水面に揺れる月を楽しむ)で歌を詠み、宴を催した。また、平安貴族らは月を直接見ることをせず、杯や池にそれを映して楽しんだという。
現在では、月が見える場所などに、すすきを飾って月見団子・里芋・枝豆・栗などを盛り、御酒を供えて月を眺めた(お月見料理)。この時期収穫されたばかりの里芋を供えることから、十五夜の月を特に芋名月と言う地方もある。

なるほど~と感心して読みました。

直接月を眺めるのではなく、杯や池にそれを映して楽しむなんて、なんて風雅、その上遊び心がある行為でしょう。

めまぐるしい社会変動の中で暮らす現代人の多くは、お月見が心に浮かぶことさえないのかもしれません。
私もそういう年が多々あったように思います。

でもなぜか、最近は違いました。
今まで何気なく見過ごしてきたお月さまを、今年は特別な思いと感慨に浸って見つめることが多かったです。
病院から日も暮れて帰る道すがら、空にかかる澄んだ美しい月がおのずと目に入り、私に何かを訴えてくるかのように感じさえしました。

恐らく、東日本大震災で亡くなられた方々、後に残されたご遺族の方々の、哀惜の情が、お月さまにあふれるほど詰まっている。
そんな感じがして仕方ありませんでしたから。
漆黒の夜空に凛と佇むお月さまを観て、励まされる思いがなさった方々も多くいらっしゃるに違いありません。

科学により、真実の姿が ほぼ解明されてしまった昨今のお月様ではありますが、やはりその美しい月影には情緒をかきたれられるものがありますね~

そういえば、ウサギがお餅をついているお話。
幼い時は、半ば本気にしていたなんて、笑い話のようですが・・・・・・
今でも小さい子に、そのように語りかければ、束の間でも信じ、同じ思いで見つめるのかもしれません。

そういうことって、人生にとり、かけがえのない幻想ですね~
楽しい幻想は、いつの時代にも輝きを失わないで、一瞬でも幼い子供達に夢を与えてほしいものです。

我が家には、私の母が幼い娘達を抱き寄せ、ススキとお団子をお供えした縁側でお月見をしている、とても素敵な思い出の写真がありました。
ぜひ、このブロブに載せたいと思ったのですが、残念ながら見当たりません。
次女の結婚式の披露宴で生い立ち記の写真をスライド形式でお見せする企画がありましたが、その時にも使用しました。
もし見つかれば、後日アップいたします。

物悲しくも凛と輝いて見えた今年の名月。
皆様は、どんな思いでご覧になられましたか。

ブログに、中秋の名月を話題にするのであれば、ブロガーとして美しい月影の写真を撮り載せなければ、と意気込み、ベランダや玄関のアプローチに立ち、シャッターを何度も押しました。
けれど、ぼやけてしまったり、あまりに小さすぎたり、なぜかシャッターが下りなかったり、と散々苦労させられました。

諦めかけた頃、そうだ!こういう時のために付属のレンズがあるのだ、と思い付き、初めて望遠レンズを使用しました。
満足には程遠いいですが、そのうちの数枚を掲載いたしました。

私の未熟な写真で、昨夜の満月の美しい姿を多少でも思い出して頂ければ、幸いです。

 

   

 

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