今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

娘達の子育て苦労話

2013-07-21 08:49:15 | 教育

今日は、いよいよ参議院選挙の投票日。

気候は涼やかで、お天気にも恵まれそうですので、投票率が上がると宜しいですね~

私は、いずれの党に投票すべきか、今回ほど迷うこともあまりありません。

私は、ここ十数年、しがらみのないある小党を応援し、その党は選挙毎に順調に勢力を伸ばしてきました。

今回も政治家としては大物といっていい方が、この党に移籍し、私の選挙区から立候補しています。

ゆえに清き一票を又M党にと願う一方、ただ一つ気がかりなのは、この党が憲法改正に賛成していること。

どう致しましょう・・・・・・

わが国の憲法は、国の誇りと信じて止まない私にとって、憲法改正なんて信じられない事ですから。

選挙のお話をもっと語りたいところですが、このくらいで留め、前回の記事の続きを、また書きたいと思います。

 

次女宅のお庭の紫陽花、アナベル

 

昨日は急に思い立ち、自らの育児体験談を語ってしまいました。

かなりうろ覚えのところもあり、実際より多少理想化して綴ってしまったような気がしています

実際は、もっとちゃらんぽらんで適当に子供に対応した母親だったようにも。(笑)

 

一つ前回の記事で言い忘れたことがありました。

子供に勉強の大切さを説き動機づけの努力をした際、恐らく私の話し方にはかなり説得力があったのではないかと思っています。

何故なら、自らの反省に立ち、話して聞かせたからなのです。

私は学生の頃、とても満足できる勉強をしたとは言えません。。

頑張りたい気持ちは人一倍あったようにも思うのですが、すぐ疲れてしまい、集中力が途切れてしまうような学生でした。

ゆえにもっと勉学に励めば良かった、との後悔の念は、この年になっても殊更強く、心にくすぶリ続けています。

今からでも遅くない、毎日勉強に明け暮れたいほどですが。

でも夫の三度の食事と、その他の主婦業に追われていては、そんなこと絶対無理な事ですものね~

 

ですから、私は子供達に勉強をするよう励ます際、幾度も話して聞かせたことは。

もっと勉強を頑張るべきだった、と常々如何に自分が反省しているかということでした。

 

恐らく実感のこもった私のその言葉は、子供達の心に徐々に染み入り、やる気を起こす動機づけには十分だったに違いありません。。

でもそのせいで、私の親の威厳は次第に失墜していき、娘達はとても優秀だった夫にばかり畏敬の念を注ぐようになってしまいました。

旦那様は、子育てには無関心で、一切関わらなかった人ですのにね~

何だかちょっと割に合わない気がしますけれど。

私のその後の子育ては、期待以上に順調でしたから、良しとしましょう(笑)

 

 

さて、娘達の子育てですが、その点が私とは大きく異なります。

娘達は最高学府を卒業し、とても優秀な母親です。

パパも無論同様で、勉強で苦労をほとんどしていません。

ですから、ヘルマンヘッセの車輪の下ではありませんが、親の重圧は意識していなくても孫達の上には相当かかって来るでしょう。。

娘達は世間一般の母親以上に優しい方だと思いますが、子供に向かって謙虚にはなかなかなれないでしょうね~

こんなことがどうして分からないの?とすぐ思ってしまう傾向があるのでは。

 

その点、私は小学生の頃から、良く子供にさえ頼る可愛い母親(?笑)でしたから、かえって子供の精神の自立を促した気がします。

その方が子供の成長によい影響を与えると感じ、演技をしていたふしも多分にありました。

「ですから、よく娘には、親が賢こくて強過ぎると、子供はいつまでたっても自立できないかもしれないわよ。

演技でもいいから、時に弱い母親のそぶりをして、子供に頼りなさいよ」

と私はよく言っています。

 

親が賢すぎるせいでしょう。

長女家の長男のR君は、かなりの奥手で、私が見ていて少々心配になる程。

ママの努力の甲斐もあって、志望のトップクラスの中学に無事合格はしたものの、学業成績は今一つ振るわず、赤点を貰うこともあるとか。

夏休み前の試験は、このままでは大変な事になると、さすがにママは心配になり、仕事から帰って必死で勉強を見たようです。

すると一気に平均点まで上昇。

恐らく潜在能力はあるのでしょうが、性格が幼すぎ、年齢相応に向上心、向学心が育っておらず、勉強の要領も全く分かっていないのでは?

その話を聞いていた次女は、中学になってまで親が勉強を観るのは如何なものかしら、と疑問を投げかけていました。

長女も、この度は担任の先生のお話から緊急事態と感じ、臨んだことのようで、次女の話に納得していました。

 

お昼食とおしゃべりが終わり、少し遠方の公園に出発です。

 

次女家の長男のK君は、まだ小学校二年生。

お勉強はそれなりに頑張っていて、問題はないようですが・・・・・・

やはり親ほどではなく、あれ~と思うようなことも度々あるようです。

最近は地域の少年野球チームの一員となり、とても頑張っている様子。

次女曰く、「私は子供に期待し過ぎないように心がけているの」と。

「もし、小六になっても野球をずっと続けたいと言うのであれば、無理に受験をさせる必要もないかな、とさえ思う」

と言っていました。

 

更に子供達の将来の話しに話題が発展。

次女が

「出来れば子供達には世の中のためになる仕事に就いてほしいと願っているのだけれど。

Kが国連で働きたい、などと言ってくれると私は最高に嬉しいわ」

と言いました。

その後、長女に向かって、私は問いかけました・

「R君は医師になることを貴方達は望んでいるのでしょ。

子供が好きだから、小児科の先生になればいい、とパパの口癖だものね。

本人も望んでいるのであれば、それが一番良い選択の道では?

人のためにもなるとても崇高なお仕事だもの」と

するとNちゃんが、

「それはそうだけれど、医学部に合格できなければ、実現できないことだから、それが問題よ」と。

こんな感じで夢と現実のギャップに多少悩む娘達の子育て苦労話に、私は耳を傾け、お昼の時間が穏やかに流れていきました。

 

子供の話題意外で、とても印象的な話が、昼食時の席で、もう一つありました。

次女が話したことですが、

「私は今最高に幸せな状況に自分達がいると思っている」

と語ったことです。

両家の両親も、曲りなりにもとても元気だし、子供達も健やかに成長しているからのようです。

そして今後起こるかもしれないことへの心の備えもしっかりできている、とまで言い切り、その言葉に私は少々驚きました。

私も、このブログで、私の好きな言葉として、「覚悟と諦め」を二度ほど紹介したことがありますが、まだ娘は40代になったばかりですからね~

もしかして、私のブログの影響?それはないでしょう。

震災の影響は多分にあるのかもしれませんが。

 

スマホの子供達の可愛い動画を観てとても幸せそうな娘達

 

「我が家の危機は、パパが手術に臨み、K君もその数日前に、山の家で急に容態が悪くなり救急車で搬送されたころではなかったかしら、」と。

その言葉に同意しながら、私は次のように応えました。

「確かにその通りね~私の心も、二重の心配で張り裂けそうだったけれど、何とか皆、体を壊すこともなく平静に対処して、乗り越えてきたじゃない。

恐らく我が家族全員、楽観的人種なのかもしれないわね~

然程の悲壮感はなく、必ず回復すると信じていた向きがあった、と思わない」

といって笑った私です。

 次女が言うように、如何に幸せな状況にあっても、心の備えと覚悟はいつでもして暮らすことは、とても大切なことかもしれない、と私も思います。

まだ40代になったかりの娘ながら、そのような心の備えをして暮らしている事に、少々驚きつつも感心してしまいました。

 

さてこれまでの話は我が家での昼食時のこと。

1~2時間のおしゃべりに過ぎませんでしたが、何と考えさせられることの多い有意義な時間だった事でしょう

夜は次女宅で、次女手作りのお夕食を囲んで、又お昼のおしゃべりの続きになりました。

寡黙な旦那様は、女三人の話しを言葉一つ挟むことなく、黙って聞いていましたけれど。

 

 

 

 

その席で、私は娘達から思いがけない話を聞かされ、親冥利に尽きる様な感銘を受けました。

娘達が、今の仕事を辞めたなら、その仕事体験を生かし、その後は弱い立場の人達を支援できるようなボランティアの仕事に従事したい、と言ったことです

娘の頃から大変子供好きだった長女も、子供のためになるボランティアをしたいようです。

子供達のためにも、そういった母親の姿を見せておきたい、と。

素晴らしい志と、私も心から賛同はしたものの、私がその足手まといにならない様、いつまでも元気でいなければなりませんね~

 

娘達の話を聞き、私は子供達に誇れるものが何かあるかしら、と何だか恥ずかしくなりました。

ママが多少なりとも自慢できることがあるとすれば、子育てを成し遂げたこと、マイホームと庭といった大きな作品を、自分のセンスで作り上げた事ぐらいかしら、と言って笑いました。

すると娘達が、それで充分じゃない、と応えてくれ、何だかちょっとホッとした私です。

 

  

 

またまた個人的な事を取りとめもなく長々と綴ってしまいました。

それにもかかわらず、最後までお読み下さいました皆様には、恐縮の至りでおります

貴重なお時間を割いてまでお付き合いくださいまして、本当に有難うございました。

選挙に出かけ清き一票を投じてきましょうね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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