楽しかった数々の思い出を胸に、二泊三日の旅を終え、帰宅した私でした。
けれど、予想以上の疲労困憊に、自分の体力のなさを再認識し、何だか少々情けない思いに。
旅行に出かけた時は、いつも以上に自己管理をしっかりして無理をしないように心掛けなければ、としみじみ反省。
今回の私にとっての無謀行動は、前夜の睡眠が5時間足らずにもかかわらず、駒ケ岳の急峻な坂道を上ったことに尽きます。
登ったとはいえ、ロープウエイから降り、15分少々の時間でしたかしら。
登山を趣味になさっておられる方から、笑われそうな物言いですね~
でも妹に、「あの坂道はかなりきついわよ」と言われ、自分の疲労に自分なりに納得したのでした。
頂上にたどり着くまでに、みなさんから遅れること甚だしく、ある男性友達が荷物持ちになって下さり、私の後尾にも、一人ついて下さいました。
「お~い頑張れ!」と、とっくに頂きに到着した友人が声をかけて励まして下さる始末。
ロープウェイを降りた場所で、すでに雄大な富士を眺められました。
頂き付近は雲がかかり、全体の姿も多少ぼやけて、昨日に比べるとかなり見劣りするものでしたが・・・・・・
そこでゆっくりその優美な山容に対峙して、また夢のようなひと時を、のんびりと過ごしていれば良いものを。
目前に、辿り付けそうなもっと高い頂点があれば、そこに行きたい、と願うのは、人の自然な欲求なのでしょう。
私もその気持ちに違わず、当たり前にとった行動でしたが・・・・・・
駒ケ岳を降りて、洗面所で鏡を見ると、げんなりとやつれ、5~6歳年取った私の顔が。
同窓会では、ちょっといいところを見せたかったのに、化けの皮が、一度に剥がれてしまったような気分でした。(笑)
帰宅してからも、その疲れが抜けず、酷い体調になり果て・・・・・・
駒ケ岳の無理さえなければ、もっと同窓会の楽しさに浸りきっていられたのに。
私にとり一回きりながら、非常識な行動が、その後に影響すること甚大。
睡眠不足も、よくありませんでしたね~
もっと自分の体力を考慮し、慎重に行動すべきでした。
今回、深く反省したことです。
ホテルを9時に出発し、最初に登った駒ケ岳。
その後、バスに乗車し向かったのは、箱根湿生花園でした。
バスで休養を取ったものの、下車してからもまだ気分が悪く、親友だったIさんにしばらく体を支えてもらう始末。
けれど、園の入口近くにあるお蕎麦屋さんで昼食を取ったころから、幾分元気に。
その時、ここしか聞くチャンスはないと思い、原発を肯定する慶応教授だったU君の持論を再度訊いてみました。
お食事をしながら、結構その話題で盛り上がりましたが、このお話しについては、また別の機会に。
ノーベル賞候補選考委員にもなったこともある彼。
原発肯定の論文を更にまた書き上げたとのこと。
私は、「科学者に肯定論が多いのなら、科学者は、何故もっと声を大にして主張しないの?
民意が正しいとは限らないのだから」といいました。
すると彼の返答は、「僕も本当にそう思うよ。何故か判らないな~」と
食後、いよいよ湿生花園に。
湿原をはじめとして川や湖沼などの水湿地に生育している植物を中心にした植物園です。
次女家族と、4~5年前にも訪ねたことがあります。
一歩足を踏み入れるなり、紅葉真っ盛りの、得も言われぬ美しい林の風景に出合い、私の疲労も一時的にどこかに吹っ飛んでしまいました。
目も覚めるような鮮やかな色に染まった樹木と青空のコントラストが誠に見事で、別天地に来たかのような光景です。
紅、黄色、緑、その他の色が織りなす繊細な優しさに満ちた自然の姿に、幾度感嘆の声を、私は漏らしたことでしょう。
体の隅々に、その恵みが染みわたるような感慨に浸りながら、散策の歩を、一歩一歩進めていきました。
このような美しい光景に包まれると、さすがに疲れた体も癒され、元気が出てきます。
どこを切り取っても、カメラの被写体には、申し分のないところばかりでしたが、友人達と一緒の行動です。
遠慮もあり、さりげなく撮るにとどめ、撮影には集中しないように心がけました。
美しい富士山と紅葉を思う存分楽しめ、同窓生とも心行くまでおしゃべりができ、期待通りのホテルライフも満喫。
本当に申し分のない思い出深い二泊三日の旅でした。
今回の旅行では、無謀な行動が玉に傷といったところでしたでしょうか。
順不同の思い付きで綴る同窓会記ですが、次回は最終章のつもりで、もう少し思い出を綴る予定でいます。
感性のみで無責任に綴っている私のブログです。
お休みする予定でしたが、まだ記憶が新鮮な内でありませんと、書く自信がなくなってしまいそう。
ですから、多少無理をしても、書きあげてしまうことにしました。
今日も、お立ち寄り下さいましてありがとうございました。
睡眠を十分取り、無理をしないように心がけましょうね。
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