今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

ホテル・友・糖尿病と盛りだくさんな内容ですが・・・・・・

2012-11-14 11:12:43 | 旅行

          

 

今日の同窓会記の話題は、最初、何に触れたらいいのかしら。

初めに迷うと、あとが思いやられますね~

書き始めますと、意外にいつもスムーズに、キーボードを打つ手が動く方ですが。

何だか話題が盛りだくさん過ぎて、はしょらないと、とても文章がまとまりそうにありません。

 

まずは、私が同窓生に会う前に楽しんだホテルライフについて、綴ることにいたしましょう。

既に、このホテルに抱く私の思いは、若かりし頃の思い出と共に語りました。

その頃から憧れていたホテルに二泊もした私ですが、

その期待にたがわず、このホテルの美しさに魅了させられました。

 

          

 

ホテルの外観も屋内も、過剰な装飾はなくシンプルながら、重厚な雰囲気で、品格溢れる佇まいです。

クラシックとモダンが融合した趣と言えば良いのでしょうか。

実に味わい深く、建築の値打を十分感じさせるものでした。

 

          

  

このホテルがある地に最初に別邸を構えたのは、岩崎弥太郎の甥、三菱三代目の岩崎小彌太男爵。

狩猟好きな彼が、趣味を楽しむために、10万坪の土地を手に入れ建てた住居だそうです。

最初の屋敷は、築1年後に焼失。

二度目の建築でコンドル設計の洋館に建て替えられましたが、それも関東大震災で崩壊。

再度、それを再現する形で、立て直された洋館が後、ホテルになり利用されるようになりました。

今もなお、かの有名なコンドル設計の名残が、随所で継承されているとのこと。(ホテル従業員のお話し)

コンドル設計の建築といえば、東京、台東区の岩崎久彌邸の旧住居が有名ですね~

重要文化財になっています。

 

つつじの見ごろの季節になると、駒ケ岳山ろくを背景に、庭園に、一面じゅうたんを敷いたように、色とりどりの花が咲き乱れるようです。

残念ながら、今の季節は見ることはできません。

 

 

          

           

 

食事は、電話でホテルに直接予約した際、食欲がない旨、一言触れました。

すると、ヘルシーコースがありますと言って、勧めて下さいました。

フランス料理ののフルコースにしては、確かに品数も量も少なめでしたが、私にはこれで十分でした。

このお陰で、一般料金よりも、5000円も安くなり大助かり。(笑)

どこのホテルにも、このようなスタイルのサービスがあるのであれば、是非利用したいものですね。

 

 

 

 

翌朝は幾分寒かったですが、柔らかな朝の陽ざしを背に浴びながら、ひざかけを二枚当て、外のテラスにて一人で朝食。

清々しい新鮮な空気、紅葉で彩られた広大な美しい庭園と富士、芦ノ湖が望める遠景、小鳥のさえずり・・・・・・

これ以上願いようがない、朝の食事のための素晴らしい環境でした。

たとえ、観光はしなくても、、このようなホテルならば、滞在するだけで、心は十分リセットできそうです。

 

             

 

私は前日から一人で宿泊したお陰で、ホテルの素晴らしさも十分満喫できました。

けれど、他の友人達は、果たしてどうだったでしょうか?。

同窓会とは、再会を喜び、お互いに近況を伝えあい、思い出を語りあう場。

幾分ハイテンションな気分で、瞬く間に共に過ごす時間が流れていくものです。

旅行気分を味わえるのは束の間かもしれませんね~

でもそれで十分満足感を味わえるのが同窓会ですものね。

 

            

                                               ホテルの庭園から望んだ芦ノ湖

 

その点私には+αの時間がありましたから、他の方々より、幾分得をした気分になれました。

富士山もホテルの周辺の景色も、数倍堪能できたようにも。

それだけに、一層有意義な旅になりました。

下の写真は、会った翌日、いよいよ観光に出かける前の朝食後のスナップです。

ここで数名の方は、所用で一足先に戻られることに。

前日の夕食時、宴会室とカラオケルームで撮った写真も、思い出に載せておきます。

 

 

 

 

私は、ホテルのエントランスホールで、皆様をお迎えしましたが、お一人杖をついて現れた方がいらっしゃり、びっくり。

「どうなさったの」と尋ねたところ、糖尿病になり立ちくらみで倒れる心配ががあるとのこと。

そんな万一の状況に備え、、体を支えるための杖をついているんだよ、と説明して下さいました。

昨年、恩師の葬儀でお会いした時は、お元気そのものでした。

高校時代から登山を愛好し、その鍛えた体に、過ぎし日の人生で身に付けられた風格と風貌が備わり、実に魅力的な人です。

設計事務所を構え、活躍しておられたはずでしたが、数年もたたずしての変わり様に、私達の年齢の怖さを思いました、。

しかしこの方に冷やかされたのか、あるいは本気だったのか。

私はとんでもない宿題をを抱えて、我が家に帰ることになりました。

 

友人達は、大学教授、外交官、心療科のドクター、その他、様々な職業で活躍してこられた方達。

しかし、卒業後就いた職業は人それぞれでも、、性格は変わらないものですね~

寡黙な方、おしゃべりな人は、高校時代そのまま。

私は、「Kさんは結構おっちょこちょいだな~うちの奥さんにそっくりだ」などと言われてしまいました。

色々頓馬な挙動をしでかしましたから。

 

さてそんな雰囲気で、実に楽しい気の置けない同窓会は、無事に終わりました。

しかし私は、I君から提供された宿題の答えを出さずにはおられません。

その宿題を抱えることになった経緯を、説明いたしますね。

 

I君が、糖尿病の話をされた時、私は自分にも似た症状があることを告げました。

夏から続いている異常な喉の渇きや立ちくらみについて。

すると彼が、血糖値を検査するキットを持っているから、すぐ測定しようと言われたのです。

願ったりかなったりの申し出です。

喜んで彼が宿泊する部屋に行き、幹事のU君と一緒に、その検査を受けました。

その時は、U君は98、私は118でした。

食後二時間後の再度測定が必要とのこ。

その数値で、判断が可能なようでした。

 

カラオケルームで10時になった頃、彼が離れた席から、にやにや笑いながら、「Kさん、時間になりました。測りましょう」と。

キットを又持ち出して、みんなが注目する中での測定。

指先に針を刺し僅かに滲み出た血液で数値を出します。

すると、測定値の針が、なんと146を指しました。

彼が驚き、奇声を発するのですもの。

私は心配せずにはおられません。

糖尿病が十分疑われる数値のようでした。

 

私は旅行から帰宅した翌々日、もちろん行きつけの医院で、早速検査してもらいました。

ところが、全くの正常値。

血糖値は93.

他の検査でも正常でした。

本当によかった!

もしかして、私はからかわれただけ?

そんなことはありません。

私は自分の目で、確かに高い血糖値を、その場で確認したわけですから。

 

でもこの機会にと思い、ネットで糖尿病について調べました。

そして、この病気がいかに怖い病であるかを認識。

甘いもの大好きな私は、今後は幾分控えようと、固く心に誓わずにはおられませんでした。

 

彼には、心配させられたけれど、宿題を提供され、よい勉強の機会を与えてもらえ良かったです。

I君は、糖尿病を克服するために、自己管理が実に徹底しています。

そのお話しを聞き、私には到底真似ができない事と、ただただ感心するばかりでした。

努力が実り、杖がない颯爽とした以前の姿で、次回の同窓会には現れてほしいもの、と祈るような気持ちでいます。

 

私達の年齢になると、明日はわが身に何が起きるかわかりません。

それ故に、出逢いの愛おしさは、格別なものがあるのかもしれませんね。

お話しが四方八方に飛んだ同窓会の思い出記でしたが、最後までご覧下さった皆様には恐縮の至りです。

本当にありがとうございました。

 

          

                                   成川美術館の窓越しに見た富士と芦ノ湖の絶景

最後に、美しい富士の写真を再度載せ、同窓会の思い出記は終わりにします。

そういえば、女性友達から、私の旦那様の信じられないような学生時代のエピソードを耳にしました。

次回でお話ししてしまおうかしら?

朝の気分次第ですね~

ということは、同窓会の思い出記が、もう一章あることになるのかしら。(笑)

 

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今日も、お立ち寄り下さいましてありがとうございました。
ホテルの記述が大半を占めてしまい、関心のない方が多く、退屈だったかもしれませんね~
カメラの被写体としても申し分なく、絵になる美しいホテルでしたので。



 

 

 

 

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