病院に出かけた一昨日は、今冬、一番寒い日ではなかったでしょうか。
まるで冷蔵庫の庫内を歩いているような冷たさ。
悲しくなってしまうほどでした。
でもそんな弱気ではいけない、と自分の心を奮い立たせた私。
最近心がけている事を思い出し、胸を張リ、歩幅な大きくして、思い切り元気よく歩くように努めました。
すると次第に体が温まリ、寒さがあまり応えなくなりました。
家の中でも、この心がけ次第で、多少は暖房費の節約になるかもしれませんね~
晩秋に植え付けた寄せ植え 色調が暗いですね~私の不安な心の反映かしら
お花には興味のない旦那様は、一顧だにしてくれません。
その日は、自宅で昼食を済ませ、病院に向かい、到着したのは昼下がりの2時半頃。
6時頃まで夫の病室にいて、ストマー袋(人工肛門の袋)の取り換え、カフェでのおしゃべり、その他諸々のお世話をし、病院のレストランで夕食を済ませ、我が家に戻ったのは9時前。
そのためか、昨朝も五時起床のつもりが目が覚めたのが6時過ぎ。
PCに向かったのは、その30分後。
時間リミットは7時ですから、昨日望んだ久しぶりの連日投稿は無理となりました。
狭い病室では、特別忙しく立ち振る舞うわけでもありませんのに、何故か、いつもひどく疲れます。
病院の往復に、ほぼ4時間弱取られますから、それだけでも年老いた身には、重労働といってよいかもしれません。
しかし、疲労の一番の原因は、病院特有の雰囲気では。
明るい場所とは言えず、患者さん、先生方始め、医療に従事する方々すべてが、病という人生の重たい課題に直面し、闘っていらっしゃるわけですから。
いつか我が身、と思ったりすると、軽やかな明るい気分には、なかなかなれません。
夕食の献立 ぶりのみぞれ鍋・肉じゃが・お刺身、ごま豆腐・山芋の酢の物・お豆ご飯
夫が一時帰宅した時の夕食と朝食
食事制限はほとんどありません。
余り残さず、思いがけない食欲に驚き喜んだ私です。
さて、今日は前日の記事の続きを書くお約束でしたが、一晩おくと、その後の文章は様変わりです。
前の投稿では颯爽と歩く心がけについても記しましたが、旦那さまの歩行は、再三病を患うようになってからは、明らかに元気がなくなってきました。、
歩行スピードが落ち、姿勢も悪く、私の目には、その姿がとても弱々しく映ります。
共に出かけた時など、私は時に、彼の姿勢の悪さと、歩き方を注意する事があります。
「もっと胸を張り、かかとで地面を力強く踏みつけるような歩き方をしては?
その方が健康のために良いと思うのだけれど・・・・・・」などと。
けれど、とても自尊心の強い旦那さまです。
妻に注意されるのを好みませんから、その場では決して変えようとしません。
私も無論、その性格は十分承知していますから、即座の変化を期待しているわけではありません。
私の注意が僅かでも心に留まり、今後に良い影響与えてくれれば、といった程度の思いで、いつもいます。
実は一時帰宅し、我が家で一晩過ごした翌日の12日のお昼下がり、珍しく、近所の周辺を30分程度二人で散歩しました。
Yさんは、「一人で大丈夫」と言いましたが、さすがに私は心配で、彼の言葉を素直に受け止めることはできませんでした。
先程もお話ししたように、自我、自尊の強い人ですから、心配し過ぎて世話を焼き過ぎると、却って彼の気分を害してしまいます。
妻としては優しい気持ちから沸く言葉でも、控えなければならない事がよくあります。
ところが、1昨日はさすがに少々気が弱くなているのか、私が散歩に同伴することを拒みませんでした
空は真っ白な雲と青空のコントラストが何とも鮮やかで、今時の好天気は、小春とは言わないのでしょうが、その言葉がふさわしいような散歩日和でした。
私は以前、Yさんとの話題に幾度かした、里山公園に彼を案内することに。
この公園風景は、このブログでも写真を掲載しご紹介したことが数度あります。
そこまで、往復で三十分程かかります。
Yさんの今の体調には、散歩時間としては理想的。
歩行速度は、今までよりさらに遅くなり、何だか歩き方が、奇妙で変?
旦那さまの背中には、病の苦労と哀愁が漂っているように感じられ、ちょっぴり胸がキュン、となりました。
病の影響が歴然としていて、少々痛々しいほどです。
貴公子の如くノーブルで涼しげな雰囲気の彼に惹かれ、一目ぼれで、早くも大学2年生の時に婚約してしまった私でしたが・・・・・・
結婚は4年制大学卒業後の秋でした。
しかし、その頃の素敵さは、幾星霜には逆らえず、とっくの昔に消えてしまった旦那さま。
旦那さまだけではありません。
私自身も、その面影がないほど、今は変わり果て、痛切に反省しますが、今更どうしようもありませんね~(笑)
婚約時代の輝いた二人の姿を改めて見つめ直し、当時の心のときめきが一瞬蘇り、至福の時に浸ることができました。
年末に収納棚の整理をしている時に、久しぶりに出逢った写真。
それ以来そのアルバムは、奥にしまうことなく、私の部屋の棚に載せています。
スタンドのフォットフレームに収め、いつも過ごすファミリールームの隅にでも飾ろうかしら。
夫婦円満に老後を暮らす効果大かもしれませんね~
このデートは妹・夢路も一緒だったようです。
先程、旦那さまの歩き方が奇妙で変、と書きましたが、それには訳がありました。
帰宅後のお茶のひと時にYさんが話してくれたこと。
患部を医療品で覆っているためかさばり、ズボンもまともに着用できなくて、ベルトも締められないようです。
歩きづらい理由が良くわかり、私は心から同情してしまいました。
そんな話を聞くにつけても、1日も早く全快し、颯爽とは言えないまでも、元気な頃の歩行を取り戻し、数時間の散歩を心から楽しめるようになってほしい、と祈るような気持ちになりました。
Yさんも、むろん同様の思いでしょう。
送迎では、娘達の協力を受けた私たちでしたが、今回は、1両日を二人だけで静かに過ごしました。
穏やかな優しい時が流れ、とても心満たされた私です。
いよいよ退院も間近。
今後、まだ手術が控え、実はこれからが正念場。
心を引き締め、旦那さまの体力作りに励みましょう 。
追記
タイトル迷ってしまいました。
今更、「頑張る」の表現も変と思い変えましたが、今度は気取り過ぎかしら?(笑)
でも私の理想には違いありません。
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