日常の暮らしでは、自分の耳で困ることは、私はほとんどありません。
テレビの音声も、普通に聞こえます。
恐らくボリュームは、普通の音量より大きいのでしょうが。
夫に幾度か、注意されたことがありますから。
電話の声は、聞き取りにくくて、受話器を幾度も耳に当て直すなんてことは、しょっちゅうですが
割と最近のこと、長女と少し離れて会話をしているとき、Mちゃんが驚いたように言いましたけれどね。
「私の話が聞き取れないの?」と.
一番困るのは、騒々しい環境の中にいるときです。
同窓会、ママ友達のお食事会などがそれに当たります。
レストランですと、周りの雑音が色々耳に入りますから。
この度のミニ同窓会は、楽しいはずですのに、とても疲れました。
その後、二日間くらい、疲労で体調が思わしくなくて。
風邪気味だったということもあるでしょうが
昼食後の仮眠は、いつもより多めに取り、疲労が蓄積しないように努めました。
やっと元気になり、整骨院と内科クリニックに出かけるときのことです。
大手スーパーのエリアの一角にある、眼鏡店の広告が目に留まりました。
補聴器のセールのようです。
そこに、聴覚の検査を無料でします。
補聴器も無料で試せます、と記されていました。
思わず心惹かれ、お店の中へと。
今の私の聴覚の状況を説明し、無料コースの検査と補聴器のお試しをさせてもらいました。
検査の結果は。
「多少難聴の気がありますが、ひどくはありません。
中間の音の聞こえが、一番悪いようです。
中間の音とは、人が会話するときの声量です」
との店員さんの説明。
ごもっとも。
私は心から納得しました。
その通りだからです。
会話が聞き取りにくい。
随分前のことですが、妹と観劇にに出かけた事があります。
その時、役者さんのセリフが良く聞こえなくて、その時間を、とても虚しく感じたことがありました。
集中力が、私は異常に欠けているのかもしれない、とさえ、思ったものです。
さて、補聴器を試した感想はどうだったでしょう。
店内はお客さんは私一人だけ。
とても静かでした。
ですから、その状況では、聞こえが良くなったのかどうか、判りませんでした。
但し、違和感はなく、しいて言えば、自分の声が美しく反響してくること。
自分の声がいつもよりきれいに響き、相手の人の耳元にしっかり届いているのでは、といった安心感が持てそうでした。
ところが、その補聴器の価格を聞いてびっくり。
二十数万。
店頭で宣伝されていた安い補聴器を念頭に入店した私でしたので、驚きましたが。
ある程度は承知していた私です。
ママ友さんのお食事会後の電車内でのこと。
途中までご一緒だった方に、席の前の奥様Mさんの話が、ほとんど聞き取れなかったことを話したところ、
その友がさりげなく耳に手を当て、手のひらの上に、小さな物体を置かれました。
何と、小さな補聴器だったのです。
彼女が、補聴器を使用しているなんて、とても意外な事でしたが。
利用し始めるまでの経緯や価格を、詳しくお話しして下さいました。
何と何と、価格は、60万。
びっくり!
今の私には、あまりに高すぎる値段。
夫が居てくれれば、さほど気にしないで、飛びついたかもしれませんが。
彼女の奨めなら、心から信用できると思ったからです。
でも私は、そのように高額な補聴器を買うことには、疑問を抱いています。
何故なら、夫の従兄弟にあたり、郷里に在住する元医師のN先生のお話では
「数十万もする補聴器を求める必要はない。
パイオニアの集音器は、数万で買え、非常に性能が良いので奨めます」
とのことでした。
もう90歳になられる方ですが、毎年お盆で帰広の際は、ご挨拶に伺っています。
その時、再度ご相談してみますね。
今後、この事は、私には悩ましい課題になりそう。
ベストの対処方法が、どうか見つかりますように。
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ありがとうございました。
花のように泉のように