春のお彼岸を迎え、私が楽しみに心待ちしていた夫のお墓参りに出かけてきました。
新幹線で片道四時間半の往復は結構大変ですが、私が元気な内は欠かせない年中行事に、今後もなりそうです。
昨年は、四十九日と一周忌の法要もあったため、五回も帰省。
しばらく遠のいていたふる里が、また近くに感じられる状況となりました。
夫の死によるものなので、少々複雑な心境ですが。
その時の旅行の思い出を、これから綴ります。
郷里に戻る前に京都にまた寄りましたが、先に夫の墓参について書くことに致しました。
夫のお墓に手向けた供花の一部の画像です
広島は、穏やかなおおらかさがとても感じられる街で、私は大好き。
瀬戸内の温暖な気候のお蔭とは、近年は言えないようですが。
大雪や大型台風に見舞われることも多くなってきましたものね。
でも海の幸、山の幸に恵まれ、七つの川の景観が美しく、空がとても広く感じられる、住みやすい所であることには変わりありません。
ポーラー化粧品会社の昨年の調査によると、広島の女性が、全国で一番肌が美しいとの結果が発表されましたね。
とても頷けます。
私の母は、長年ポーラー化粧品を使用もしていましたが、
肌がとてもきれいで、亡くなるまで、皺らしきものが、ほとんどありませんでした。
肌がきれいなだけでなく、おしゃれな方が多いようにも。
もしかすると心もきれいな方が多いのかもしれない。
お店の方と接していても、温かな人情が伝わってきます。
市民の暮らしにも、何となく、余裕が感じられます。
お花の画像は、すべて夫のお墓に手向けたものです。
私が墓参した日は、マツダ球場でオープン戦がある日でした。
タクシーの運転手さんの話によると、黒田元選手が始球式に臨むとのこと。
赤ヘルのユニフォームを装った人たちを、駅周辺でたくさん見かけました。
カープによる市民の団結が、今年もこの町の活気を盛り上げ、市民の幸福感に貢献してくれるに違いありません。
今年の秋にも、このシーンを見られますように♪
運転手さんが、
「今年は他球団からマークされるから、かなり厳しいでしょう」
と言っていましたが。
夫は、今はは風となって、いつでも球場に行ける身。
カープの試合は、オープン戦から欠かさず観て、応援しているに違いありません。
そんなのどかな風景の中の旦那さまを想像すると、私の寂しさも和らぎ、夫の思いに心に重ねて、とても満ち足りた気持ちになれます。
夫の菩提寺
お寺に着き、夫のお墓の前に立ったとき、感慨が込み上げ、思わず涙がこぼれてしまいました。
翌日の法要には参列できないので、住職様のお住いの玄関先に、ご挨拶に伺おうとしたところ、前住職様に通路でお会いしました。
今の若い住職様の御母堂さまに当たられます。
大層喜んでくださり、
「遠方からよくお越しくださいました。
~先生も、さぞ喜ばれるでしょう」と。
夫より義父の事を懐かしまれます。
医師だった義父は、このお寺のかかりつけ医だったようですから、特別な思いが、お寺さんにはおありなのでしょう。
名残惜しく思いながら、二時間近く過ごしたお寺を後にし、広島駅の新幹線乗り場に。
旅行二日目は、少々慌ただしい行程のつもりでしたので、京都を発つときから、大丈夫かしら、と緊張の面持ちの私でしたが。
心配は取り越し苦労だったようです。
駅前のデパートのお花売り場で、供花を求めタクシーでお寺へ。
そこでゆっくり過ごし、お寺さんの玄関先でしばらくご挨拶と雑談。
前御住職様のお話が長くて、少々はらはらしましたが。(笑)
それでも駅で、1時間半以上時間を持て余しました。
新幹線に乗車し、席に着いた時は、墓参の旅行を無事に終えた安堵感で一杯。
とは言っても顔面に痛々しい傷跡といった、とんでもないお土産を持ち帰ることになった私です。
供花のこの黄色い花のように、ビビッドな心で元気に毎日を過ごせますように
思いがけないハプニングにも見舞われ、その後遺症は帰宅後も、しばらく私を悩ませたのですが。
何はともあれ、予定は何とか無事にこなした三日間でした。
明日は順序が逆になりましたが、途中下車して愉しんだ京都旅行のお話を致します
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花のように泉のように