春の訪れとともに、我が家の庭にも彩りが多くなってきました。
ミモザも、盛りを過ぎたとはいえ、まだ可憐な黄色の小花が、キッチンの窓越しに咲き、私の目を楽しませてくれています。
モクレンも、赤紫の大ぶりの花が、今、満開。
雪柳も、楚々とした白い小花が、なんとも愛らしくきれいです
ルドベキアの紫の花も、気品高く咲き誇っています。
ミニバラのモッコウも日ごとにつぼみが膨らみ、今にも花弁が開きそう。
我が家でのシンボル的な存在のハーブ系のコバノランタナも、ピンクの小花がちらほらと。
満開になると、その花色が深い緑の葉に映え、その鮮やかさに、道行く人も目を向けて下さいます。
植えて十数年となりますが、今年はいつになく元気がありません。
今冬の厳しい寒さと乾燥で痛めつけられ、衰えてしまったのでは、と日々気にかけ、心配しています。
白い凛とした花の姿が、母に似ているとの思いから、他界後、間もなく記念に植えたハナミズキも、花がつきはじめました。
植え付け後、三年して初めて出逢った花は、私が希望した純白とは異なり、少々がっかりしたものです、
白い花弁が淡いピンクでほのかに縁どられていました。
でも見慣れてくると、それもまた愛らしく、今では気に入っています。
ツルニチニチソウの清楚な紫の花は、涼しげで、優しい雰囲気です。
マジョリンさん、バラさんがご期待下さったイングリッシュガーデンの実現は?
計画通りにはかどっていますか、と尋ねられますと、思わずうなだれてしまいそう。(笑)
全くもってしてあの気合は一体何だったのでしょう。
今も気合ば無くなったわけではありませんが・・・・。
今度こそ本格的に取り掛かりたいと願うからでしょうか。
最初の一歩が、なかなか踏み出せません。
その内頑張りま~す。
津波に傷めつけられながらも被災地の福島に咲いた一輪の桜の花。
その写真が、最近の新聞に載っていました。
それを見て、勇気と元気をもらったとの住民の感想も。
今は津波にすべてをさらわれ、廃墟と化した土壌にも、春の野の花がたくましく芽ぶき、彩りを添え、住民を励ましてくれることを願います。。
アメリカに在住のころ、旅先のイエローストーンで見た健気な野の花。
硫黄がたちこめ、死と化したような白い地面の片隅で咲いていました。。
その美しさにいたく感動し、心打たれたたことを、私は今、ことさら鮮やかに思い出します。
被災後の神戸の街に、私が尊敬する建築家安藤氏は、こぶしの花を鎮魂花とし、街路樹にされたそうです。
被災者の言葉を吸い上げ、その願いをこぶしの花に託されたのですね~
今回も、今は荒廃した被災地の街に、豊かな緑と美しい花々が植えられ、神戸のように見事に変貌を遂げる、と、私は信じます。