東山魁夷作 彩林
くふうする生活
とにかく考えてみること、くふうしてみること、そしてやってみること。
失敗すればやりなおせばいい。
やりなおしてダメなら、もう一度くふうし、もう一度やりなおせばいい。
同じことを同じままにいくら繰り返しても、そこには何の進歩もない。
先例におとなしく従うのもいいが、先例を破る新しい方法をくふうすることの方が大切である。
やってみれば、そこに新しいくふうの道もつく。
失敗することを恐れるよりも、生活にくふうのないことを恐れた方がいい。
われわれの祖先が、一つ一つくふうを重ねてくれたおかげで、われわれの今日の生活が生まれた。
何気なしに見のがしている暮らしの断片にも、尊いくふうの跡がある。
茶わんひとつ、ペン1本も、これをつくづくと眺めてみれば、何というすばらしいくふうであろう。
まさに無から有を生み出すほどの創造でdある。
おたがいにもう一度考え直そう。
きのうと同じことをきょうは繰り返すまい。
どんな小さなことでもいい。
どんなわずかなことでもいい。
きのうと同じことを繰り返すまい。
多くの人々の、このわずかなくふうの累積が、大きな繁栄を生み出すのである。
我が家の夕食の献立
赤身で漬けとろ風ちらし
<材料>
米・・・・・・・・・・・・・カップ3
すし酢
酢・・・・・・・・・・・大匙41/2
砂糖・・・・・・・・・・おおさじ31/2
塩・・・・・・・・・・・小匙1
まぐろ(刺身用 赤身)・・・・1さく
細ねぎ(小口切り)・・・・・・1/2わ
おろしわさび・・・・・・・・少々
サラダ油・・・・・・・・・・大匙1
もみのり・・・・・・・・・・適宜
貝割れ菜・・・・・・・・・・1パック
しょうゆ
作り方
① すし飯を作ります。
② まぐろは7㎜厚さに切り、細ねぎ、しょう油大匙2、おろしわさび、サラダ油を加えてよく混ぜます。もみのりを加えてざっくり混ぜます。
③ 器にすし飯を盛り、②をのせます。貝割れ菜を根の部分を切って添えます。
☆サラダ油を赤身のまぐろ全体に回しかけ、よく混ぜることにより、トロのような舌触りになります。
サラダ油は、紅花油など、上質なものを使用しましょう。
過去の雑誌の切り抜きより
なす煮
<材料> 4人前
なす・・・・・・・・・・・・・8~10本
しょうが・・・・・・・・・・・1片
揚げ油・・・・・・・・・・・・適宜
かつお昆布だし(鍋の中でなすがたっぷり浸る量)・・・・1.5~2㍑
調味料・・・・・・・・・・・・だし1㍑に対してしょう油50㏄、砂糖100g
<作り方>
① ナスはヘタを落とし、包丁で縦に幅1~2mの切り込みをぐるりっと入れます。(濡れ布巾の上になすを置くと滑りません。左手で少しずつ転がしながらまっすぐ包丁を当てます。ポットに熱湯を準備しておきます。
② 油は170度に温めナスを入れます。(揚げる量は、鍋の表面積の半分が適量です。二回に分けましょう。)小さな泡が出る中温を保ち、箸で時々ナスを転がして熱を均一に入れます。箸で持って、ぐっと挟んだときにへこみ、芯まで力が伝わるのを感じれば火が遠ています。
ナスの大きさに因り、6~10分が目安です。
③ 揚げナスを網ざるに並べ、熱湯を全体に回しかけます。
④ 鍋にだし、砂糖、しょう油を合わせて沸かします。ナスを入れたら落としブタをし、静かに沸いた状態で10~15分煮含めます。保存容器に並べてかぶるまで煮汁を注ぎます。冷めたら冷蔵庫に入れます。翌日から食べ頃。食べる分だけ汁ごと温め、盛りつけたら、おろししょうがをのせます。冷やしても美味しいです。
過去の新聞の切り抜きより
揚げ出し豆腐
<材料>(4人分)
木綿 2丁
しし唐 8本
片栗粉 適宜
A
だし 11/2カップ
しょう油 1/2カップ
みりん 1/2カップ
大根おろし 1カップ
しょうが(すりおろす)大匙1
長ねぎ 1/2本
<作り方>
① 豆腐は半分に切って平らなザルに並べ、15分ほど置いて水を切ります。
② しし唐は、包丁のさきで切り込みを入れておきます。
③ 揚げ油を鍋に入れて中火にかけます。
④ 揚げ油が160℃になったら、②のしし唐をいれて色よく揚げ、油を切ります。
⑤ 揚げ油が170℃~180℃になったなら、①の豆腐の表面全体に片栗粉を付けて入れます。衣の表面が、薄いきつね色のなり、プクっと膨らんできたら、手早く引き上げて、油を切ります。
* 片栗粉をまぶして時間をおくとはがれやすくなるので、まぶしたなら、すぐ揚げ油に入れます。
⑥ だしAを温めて器に入れ、⑤の豆腐を盛り付け、大根おろしと、すりおろしたしょうが、小口切りの長ねぎをあしらい、④のししとうを添えます。
「クッキング基本大百科」より
しめじ入りほうれん草のお浸し
材料 4人分
ほうれん草・・・・・・・・・・1束(300g)
本しめじ・・・・・・・・・・・1パック(100g)
だし・・・・・・・・・・・・・カップ1 1/2
酒・・・・・・・・・・・・・・大さじ2
薄口しょうゆ・・・・・・・・・大さじ1強
塩・・・・・・・・・・・・・・小さじ1/4
作り方
① ほうれん草はゆでます。
② ゆであがったら水にとり、数回水を変えて手早く冷まし、水の中で根元を揃えます。
③ 水気をしっかり絞り、3~4センチ長さに切ります。
④ しめじはさっと洗い、ほぐして鍋に入れ、だし、調味料を加え1~2分ほど煮ます。
⑤ ほうれん草に⑤の煮汁を大さじ2をかけ、軽く絞って⑤の鍋に入れ、ほぐしてしめじと混ぜ合わせ、煮汁に浸しておきます。
ベターホーム 「かあさんの味」より
いちじくのごまだれ
<材料>4人分
いちじく(熟しすぎていないもの)・・・・・・4個
ごまじょうゆ
白ゴマ・・・・・・・・・・・・・・・・・1/4カップ
砂糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・大匙2~
昆布だし汁(または水)・・・・・・・・・大匙3
薄口しょうゆ・・・・・・・・・・・・・・大匙1強
<作り方>
① すり鉢でゴマをよくすり、砂糖、昆布だし、薄口しょうゆを加えてよく合わせ、ごまじょうゆを作ります。
② いちじくの皮を薄くむき、適宜に切って器に盛り、①をかけて供します。
*ごまじょうゆは、2倍くらい作り、保存容器に入れておくとよいでしょう。
私は、ゆでたアスパラガスの上にかけたりして、その後利用しました。
松本忠子さんの料理本より
寒~い!昨日はまるで初冬のような冷え込みで、悲しくさえなりました。
今年の気候の特徴は、季節の移ろいを微妙に肌で感じられる時期がとても短い事ですね。
季節を名残り惜しむ時を、あまり与えてもらえない。
春が短く、いきなり夏に。
夏が短く、いきなり秋に。
そして紅葉の季節を愛でる間もなく、いきなり冬に・・・・・・
何て事には、ならないでほしいものです。
例年、一番長く感じるのが冬の期間。
冷え性の私は、その冬が一番苦手ときています。
万一、例年以上に長い冬が訪れてはたまりません。
地球は温暖化が心配され、日本はすでに亜熱帯化しつつあるといわれているくらいですから、
私の心配はきっと取り越し苦労でしょう。
天高く馬肥ゆる爽やかな秋らしい季節が、少しでも長く続きますように。
私は肥えたくはありませんが。(笑)
松下幸之助氏の今日のお言葉も、その通りですね~
私は工夫をいろいろして暮らすのは、とても好きな方ですが・・・・・・
新しいことに挑んでいるかといえば、そうではなく、いつも堂々巡りで、試行錯誤。
ですから進歩は、あまり期待できないけれど、工夫しないよりはましといったところでしょうか。
このたびの日本人研究者三名に与えられた、ノーベル物理学賞の青く輝く発光ダイオード。
この人類への恩恵は、計り知れないものがあることでしょう。
この発見も、端緒は、小さな工夫からのスタートだったのでは?
先人たちの僅かな工夫の累積の恩恵で、私たちの今の恵まれた暮らしがあること。
そのことに、もっともっと、思いを致したいものです。
ご覧下さいまして有難うございました。
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花のように泉のように