今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

夫のお墓参りと祇園 

2016-09-24 07:23:26 | 旅行

京都旅行記の途中で、余儀なく更新を中断してしまいました。

未完成の残りの記事が、まだ数編ありますので、それを投稿し終わったなら、しばらくまたお休みしたい、と思っています。

ここ数日の間に、秋のお彼岸のお墓参りで、郷里の夫の菩提寺に、また出かけてきました。

49日の法要を入れると、今年四回目の帰広になります。

いつもその時は小旅行も兼ね、往復の新幹線代を、有効利用するように心がけている私です。

 

今回は二泊三日で、神戸の旅を愉しみました。

感動の数日間でした。

本当に楽しい旅行を満喫できたと思っています。。

二日目は嵐の中での観光といった、おもいがけないハプニングに見舞われましたが、それもまた楽し。

今では良き思い出となっています。

高齢者らしくない、自分の無鉄砲さ振りに、少々呆れてもいますが・・・・・。(笑)

 

二泊三日の神戸旅行の後、郷里に戻り、夫の墓参。

二時間くらい、菩提寺の境内で、いろいろな思いに浸り過ごした私です。

遺族年金暮らしとなり、以前に比べますと、節約に心がけ、かなり切り詰めた生活を送っています。

でも、不自由なく、心豊かに日々が送れる私。

これも、夫のお蔭以外の何物でもありません。

家族みんな元気で過ごしていることを報告し、溢れるようなありがとうの気持ちを胸に、いろいろ語りかけてきました。

その間、涙で目が潤んで仕方なかった私です。

家にいる時も、夫の存在をいつも感じながら過ごしている私ですが・・・・・・。

お墓の前に行くと、特別な感情が新たに湧いてくるものですね。

夫の息遣いさえ聞こえてきそうな近さを感じます。

 

思うだけでなく、多少無理をしてでも感謝の気持ちを行動で表したい、と願う私。

夫がそういう人でしたから。

不愛想で寡黙だった夫の本当の優しさについて、いつかもっと具体的に語りたいと思います。

 

そろそろ、お休み期間の思い出綴りは、このくらいに今回は留め、京都旅行の話に戻ります。

前回は、高台寺の観光を済ませたところで終わりました。

高台寺の後、向かったのが八坂神社。

京都らしい趣きある古い土塀が連なる道を通り抜け、八坂神社に到着。

 

この神社は、全国にある八坂神社や素戔嗚尊を祭神とする関連神社の総本社で、通称として祇園さんとも呼ばれるそうです

7月の祇園祭(祇園会)でも知られる寺院です。(Wikipediaより引用)

 

手前が、舞殿。奥が本殿です。

 

私は、八坂神社は、裏側から境内に入り、表門から、懐かしい通りに出たと思いこんでいました。

ところが、どうも私は勘違いしていたようです。

八坂神社の事を調べ直すうちにわかりました。

最初に潜り抜けた南楼門が正門で、頻繁な交通がある大通りに面した画像の門は西楼門に当たるようです。

 

感慨が込み上げてくるような懐かしい通り。

学生時代、この界隈を幾度も歩いた記憶があります。

このころには夕闇が迫ってきましたので、八坂神社の観光は簡単に終え、学生の時はまったく興味がわかなかった、花街の祇園へ。

今の私は、興味津々です。(笑)

 

八坂神社に突き当たる大通りの次の信号を左に曲がると、まさにそこが祇園。

祇園花見小路の入り口の角に、大石内蔵助や西郷隆盛、その他の有名人が出入りしたといわれるかの評判高いお茶屋さん、一力亭があります。

舞妓さんの接待も当たり前で、さぞや、お値段が張るのでしょう

私には、全く無縁のところですが、私の父方の祖父は、幾度か出入りしたようでした。

京都人ではありませんでしたから、所用で出かけたときに、接待を受けたのでしょうか、

 

左の建物が、一力亭です。

 

そのお茶屋さんの影響が、私が生まれ育った実家の家に、色となって表れていました。

その家は、祖父から、両親が譲り受けたものでしたが。

英国留学から帰国後、知り合いの設計士に依頼し、建てられたその住まいは、昭和初期にしては、斬新でモダンなところが一部にありました。

応接間は、三角屋根で天井がとても高く、窓は上下に上げ下ろしする西洋風の作りでした。

台所も広くて、ダイ二ング並みでした

更に斬新だったのが、柱がすべて黒塗りだったこと。

西洋風な応接間とのちぐはぐさは、否めませんが。

 

実は、この黒塗りの柱は、祖父が一力亭の建物の意匠に惹かれ、その柱の色を真似たとのこと。

私は学生の頃から、この話は知っていて、一力亭の前を通るたびに、祖父の事を思い出したものです。

その一力亭の横を通り過ぎ、花見小路をのんびり散策。

はんなりした独特の雰囲気で、京情緒が一杯でした。

 

突き当りに所在する建仁寺まで足を運びましたが、このあたりで体力はもう限界。

ホテルに戻りたぁ~い。

切実に、そう思いました。

そのため、建仁寺は、ちょっと中まで入りかけましたが、鎌倉の建長寺にとてもよく似ていて、なんだかとっつきにくいお寺の印象。

俵屋宗達の有名な襖絵が見られるようだけれど、もう歩く元気がない、と諦め、Uターン。

元の入口に向かいひたすら黙々と歩いている時、なんと幸運にも舞妓さんに巡り会えました。

カメラのシャッターを慌てて押した私です。

 

この通り以外に、もう一か所、みたい祇園の街並みが私にはありました。

同窓会の時、案内された「祇園の白川」です。

柳の緑と、川と、そこにかかる京情緒あふれる石橋や町屋風の建物が一体となって私の目に飛び込んできました。

これぞ京の花街。

華と清々しい妖気が漂っている感じがその時しました。

大袈裟にいえば、次元の異なる小社会を見たような感じと言えばいいのかしら。

その光景が、私の心に焼き付いていました。

 

ですから、是非ゆっくりと散策したかったのですが、もう私には体力が残されていなくて。

タクシーを拾い、その場所を通ってもらっただけでした。

けれど、既に日が暮れて薄暗く、車窓からでは、その良さを感じることは、ほとんどできませんでした。

降りて、しばらく散策したいのは山々だったのですが。

そのままタクシーで、ホテルへ直行。

食事の予約の時間が迫っていましたから、身なりを整え、「入船」と言うお食事処で、京会席のコース料理をいただきました。

 

 

明日のために疲労を回復しなくてはなりません。

入浴し、すぐ床に就きましたが、余程疲れていたのでしょう。

満たされた心で心地よい眠りに、すぐ就くことができました。。

 

 「今日もありがとう! 」と、旦那さまに語りかけながら・・・・・・。

 


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花のように泉のように

 

 

 

 

 

 

 

 

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