今日が一番素敵

丁寧な暮らしを心がけながら、日々、折々のの心模様を素直に語ります。
今が一番素敵との思いを込めて。

教育行政と子育てについて

2011-01-26 11:08:28 | 教育

昨日、カリフォルニアおばあさんのブログのスパルタ教育についての皆さんのコメントを、すべて読ませていただきました。
そして驚いたのは、日本の教育の現状を問題視し、不満に思っておられる方が非常に多いことでした。
いずれの方も、大変しっかりなさっておられ、子供を思う真摯な気持ちが伝わり、心打たれるものばかりでした。
しかしよく考えると、詰め込み主義の教育のころにも、同じような批判が沸騰していた気がします。
ですから国は教育行政の方針を、ゆとり教育に切り替えたわけです。
しかし、今はそれが批判されている。

正しい教育とは?この答えは、本当に難しいですね~。

多くのコメントの中で、私が一番共感を覚えたのは、次の記述です。

どんな状況になっても、現状に感謝できる人になって欲しいと思っています。
そして、感謝しながらそのときにできることを精一杯やれる人になって欲しいと願っています。
生きる力も、思いやりも、学力も根っこは同じなんじゃないかなと思います。
ちょっと外れた意見ですが、お許しください。

私もこの方のおっしゃる通りだと、思いました。
批判をするのは簡単ですけど、それでは解決になりませんもの。
現状の制度をいかに生かして、子供に精いっぱい愛情を注ぎ、育てていくか。
それが大切ではないか、と。
詰め込みの教育が合う子もいれば、ゆとり教育が合っている子もいるでしょう。

私は、社会保障の面での様々な問題では、日本の現状を非常に嘆かわしく感じていますが、学校を批判する気にはなれません。
先生方も、国の制度がくるくる変わる中で、必死に、子供の教育のことを考えておられるはずです。

今も昔も同じですが、担任の先生の当たり不当たりはありますね~
私もそれは感じました。
でも子供の前では、決して先生の批判はしませんでしたよ。
先程引用させていただいた方の記述通り、現状に感謝して、精一杯頑張るように子供たちにには話してきました。
思春期くらいになれば、本人に批判精神が芽生えてきます。それは尊重すべきでしょうけど、それでもなお、すぐそれに同調する親にはなりたくありませんでしたね~
但し、若い教師の場合は、父兄が折々で助言し、温かい眼差しで育てるといった心がけも必要では・・

何だか前置きが長くなってしまいましたが、私の結論は、今の若者の現状を嘆くのであれば、学校や国のせいにするのではなく、家庭教育に一番問題があるのでは、と思ってしまう私です。
今なお、学歴社会の日本では、良い学校へ子供を入学させたいとの思いを親が抱くのは当然の成り行きですね~
しかしその子の資質もあり、すべての子が過当競争に勝ち抜いて、よい学校に入れるわけではありません。
しかしもっと大事な精神面の教育をしっかりしていれば、長い人生、受験の挫折なんて、ほんの小さなこと。
子供の幸せは、保証されたも同然ですよ。
家庭教育を、もう一度見直すことが、今の日本の嘆かわしい現状(私は、みなさんがおっしゃるほど酷いとは思っていませんが・・・)を打破する上で、一番大切なことではないかと。
若いママ、パパ、頑張ってと心から応援したいです。

最後にもう一言。

一番の問題は、教育行政でも、学校でもなくて・・・
給食費も払えない貧困の子供達、虐待を受けている不幸な子供達を如何に救うかでは。
更に、子供の教育どころではない、未熟な一部の親達を、いかに指導し、よい方向へ導いていかではないか、と。

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