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マララさん平和賞

2014年10月11日 | 時事
「平和賞は全ての子供のもの」マララさんが会見
ノーベル平和賞は昨年見送られたマララさんに決まった模様です。

15歳の頃、タリバン勢力を批判したことで銃撃を受けたものの奇跡的に回復し、16歳では国連で演説をして教育の重要性を訴えました。この時点でもノーベル平和賞候補に挙がっていたわけですが、「若すぎる」「まだ実績不足」ということで見送られ、今年の受賞となったようです。まあ若いといえば17歳でも十分若いですけど、この1年間ぶれずに活動を続けた結果だと言えるでしょうね。平和賞は功績に加え、今後の期待値なども加味される傾向にありますし、同時に受賞したインドの方と丁度バランスを取ったとも考えられています。またノーベル賞は基本的に故人が受賞することはないので、彼女の場合、未だに命を狙われているから生きているうちに・・・という意味もあるのかもしれません。受賞したことで、万が一また命を狙われるようなことがあれば、今度は国際的な非難を浴びることでしょう。平和賞は「正義の盾」でもあるわけです。

彼女の生き様に比べれば、最早「9条」なんてものはネタでしかなかったと言うことが良く分かりますね。テレ朝が夜に憲法についての番組をやっていましたが、全く酷いつくりでした。憲法内の女性の権利の部分について尽力したベアテさんという通訳者がいたことや、新しい憲法に関する中学生向けの教科書があったことなど、一応ためになる内容もありましたけど、ちょくちょく「集団的自衛権の解釈変更はダメ」「一字一句変えてはならない」などと、朝日の主張がちりばめられていました。本当、あそこは何故中立的な内容にできないのでしょう?「護憲」が社の立場であることは分かりますが、議論が分かれている部分はそういうことを判断できるように、ちゃんと双方の意見を紹介するべきだと言うことがまるで分かっていません。こんな状態で「9条」が受賞してしまったら、朝日に「正義の盾」としてプロパガンダに利用されまくるに決まっています。政府が集団的自衛権の行使容認を決めてからこっち、アレだけ頻発していた中国の日本に対する挑発的行動の報道がピタッと止まっているのを、まだ「9条のおかげ」だと思っているのでしょうかね。まあ、あそこがW吉田の反省を本当に生かしているかどうかは、検証記事を待つまでもなく、例えばこれから朝日に載る「9条」に関する投書を見ていけば良く分かります。受賞に賛成・反対のバランスまでは求めずとも、「9条が受賞しなくて良かった」「受賞はそぐわない」というような内容の記事が1通でも載れば、一応社是を律して中立的な報道に努めていると言えるのですが・・・ないでしょうね(笑)

日本が平和な国であることは、賞をもらうまでもなく世界の誰もが認めていることだと思います。ノーベル平和賞は「平和のために貢献した人物」に贈られるもので、裏の意味を考えれば「平和でない地域で尽力している人物」にこそ贈られるものだと言えるでしょう。第2次世界大戦中の日本に突如として9条が登場し、日本を戦争放棄させたのであれば鉄板でしょうけど、敗戦後、GHQ主導の草案を元に作られたのが今の憲法であり、実際この理念通りにできたのは、朝鮮戦争が始まるまでの僅か数年程度のものです。なので自分は別に受賞の必要はないと考えますが、もし今後受賞されることがあるとすれば、安保、自衛隊、集団的自衛権なども含めた「積極的平和主義」の9条が「正義の盾」となることを忘れてはいけません。世界はちゃんと日本の現状をシビアに見ています。まあ、少なくとも「戦力」がない国だとは誰も思っていないでしょう。いい加減、色眼鏡は外すべきです。

ところで、ありえないとは思いますが、よもや賞金持って雲隠れなんてことは・・・