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青色LED

2014年10月07日 | 時事
赤崎、天野、中村氏にノーベル賞=青色LED開発―物理学、日本人6年ぶり
ノーベル賞に青色LEDの発見・実用化に成功した3名の日本人が選ばれた模様です。

ふと辺りを見渡せば必ず見つかる青い光と言うくらい、LEDは今や我々の生活に非常に身近な存在になっています。ずっと緑だと突っ込まれていた信号機の青色が青っぽくなったのも、大容量ブルーレイで書き込めるもコレのお陰ですな。また赤緑青と揃ったことで光の三原色を表現できるようになり、ライトやディスプレイ、イルミネーションなど様々な用途に転用されることになりました。これくらい成果が目に見えて分かりやすい技術が受賞すれば文句なしですね。

報道でも繰り返されていますが、自分もこの青色LEDについて初めて知ったのは、発見・実用化に成功した20年前のニュースではなく、10年前に中村氏が起こした職務発明の対価に関する訴訟問題が最初だったと思います。上記の通り世界中の風景を一変させたほどの大発見なのに、それに対する報酬は2万円と「ポケットマネーからの寸志」程度だったとかで裁判を起こし、一時は200億という判決が出たということで話題になっていました。結局控訴されて最高裁まで粘る時間を惜しんだ中村氏が折れ、8億円ぐらいで和解したようですけど、それでも一社員にしてみれば宝くじを当てた以上の報酬であり、多くの若い研究者達にも夢を与える良い刺激となったことでしょう。「相応の対価」は「利益の半分」だという判例も生まれ、まあ額が額なのでそんなに払えずに、実際の和解案は「100分の1」を元に支払われたわけですが、いずれにしても報酬は固定でなく出来高制であるということが認められたということですからね。大学の研究室でなく、一企業の研究員でも、これなら十分夢がもてそうですな。

何やら先日、朝日新聞が「特許、無条件で会社のもの 社員の発明巡り政府方針転換」という、まるでこの判決に反対するような見出しの記事を載せていましたが、日経新聞には「産業界が報酬ルールに理解 」と、ちゃんと社員に報酬が支払われるというまるで正反対の見出しで書かれていました。中身を読んでいくと、「相当の対価を支払う制度のある企業に限り」とあるので、どう見ても条件付きなわけです。これも見事に朝日がまた吉田調書と同じ構造の捏造をやらかしたことがばれてしまいました。まあ、経済に関する記事で日経を出し抜こうと張り合うこと事態がアホなのですが(笑)今回の朝日新聞の目的は、とにかく安倍政権が出す新方針に噛み付きたかったからという程度のもので、日本を貶める意図まではなさそうですな。それにしても平常運転早すぎない?ちなみに今日の天声人語も、ノーベル賞に受かるか落ちるかという大事な日にわざわざ「ホームに落ちた知人の話」をぶつけてきましたし・・・ノーベル賞の話題が締め切りに間に合わなかったとしても、あえてこの日に「落ちた」話をする必要があったのでしょうかね?

話を戻して(笑)3名での受賞となると、ノーベル賞の賞金も3人で分けられることになるそうですね。何やら「平和賞に憲法9条をもつ日本国民を」という話がまたまた朝日新聞から出ていましたが、これもし通れば僕も招待されるのですかね?賞金の1億2千万円を1億2千万人で分けるとたった1円ですけど、1円渡すためだけに日本国民全員をストックホルム招待するなんてノーベルさんも太っ腹だなあ・・・

まあ、当然授賞式には国の代表として安倍総理が出るのでしょうけど、推してる勢力はそれでいいの?