(株)カプロラクタム-blog

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アクリルアミド

2014年10月05日 | 時事
<アクリルアミド>スナック含有物質に発がん性…食品安全委
また怪しげな物質名ですね。今度の標的はポテチのようです。

「ポテチが体に悪い」なんていうのは、油や塩分、カロリーの面からも最早常識と言うか、今更騒いでも仕方がないような気もしますが・・・一応調べてみると、「炭水化物を120度以上で調理すると発生する」ということから、多くの揚げ物やオーブンで調理するもの、パン、ビスケット、焙煎したごまやコーヒー、麦茶なども対象になるようです。まあ、昔から言われている「コゲたものやコゲた色をしているものを食べるとガンになるよ。」という話の科学的根拠が見つかったということのようですね。高温で調理したものですから、買ってくる商品だけでなく、家庭で調理すれば発生してしまうと言うのもタチが悪いですな。その中でも桁違いに多く含まれているのがポテトチップスなのだとか。で、肝心の危険性は何かと言うと、発がん性物質なので、がんになる恐れがあると言う所でしょうか。農水省のHPでも確認できるので、毎日新聞の捏造というわけではなさそうです(笑)

まあ、発がん性物質と一言で言っても、1つ食べて必ずガンになるわけでもなく、またガンになっても必ず死に至るわけでもありません。人間の体には一日100個ぐらいのガンができては消滅しているわけで、トランス脂肪酸の時も書きましたけど、要は量の問題なのだろうと思います。農水省のHPによるとアクリルアミド、トランス脂肪酸、クロロプロパノール類、大豆イソフラボンが挙げられ、大丈夫な食品はもうご飯と魚と野菜ぐらいしかなく、醤油や調味料系もほとんどアウトなので、和食が良いとも言い切れません。ご飯も圧力釜で炊くと120度を越えるのでアウトです。つまり厳密に考えると食べるものが無くなってしまうわけです。
よくご飯は炭水化物、にんじんはビタミンなどとカテゴリー分けされますが、その成分しか含まないと誤解されがちです。この分類は単に多く含むというだけで、にんじんにだって炭水化物は含まれており、揚げればアクリルアミドが発生する可能性もあるわけです。逆に危険物質しか含まない食品はありませんし、リスクを補うだけの栄養素が摂れるものばかりです。リスクを知りながら、偏りなく色んなものを少しずつ食べるのが良いということですな。

今日は200度で熱したグラタンと強火で炒めたオムライスでしたが・・・アウトだな(笑)