《河童》の旅メモ

富雄川流域探索

ちょこっと津山城跡「鏡石、遊び石、笑い石とも」

2019年06月27日 | Weblog

冠木門辺りの隅石は約2.2~1.9m×75~90㎝。
特に目に付いた石は2.4m×83㎝もあった。
津山城の石垣には大きな石が多く使われている。
画像中央の石も石棺の蓋のような石
(姫路城・備前門脇には石棺が転用されている)。
別の石垣では130㎝のストックの長さを越えている。
これらの石は「近くの山から切り出された」と受付の方の話。
このような石垣に組まれた大きな平らな石を
「鏡石」「笑い石」と言う。
石垣の機能とは無関係な「遊び」として施されることもある。
また、藩主の住む御殿への通路に置かれ、巨石を見せつけることで、
来る人に威圧いあつ感を与え、藩主の権力の象徴とも言われる。
鏡石は、また石工職人が巨石を切り出し運ぶ能力が高いことを
アピールする効果もたったらしい。
代表的な「鏡石」の一つとして大阪城・桜門正面に「蛸石」がある。

今日の暦:昭和29(1954)年、ソ連で世界初の原子力発電所が運転開始。