月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

私もノマドワーカーに

2017-07-05 | 仕事
いつの間にか7月になっていた。
もう今年も後半戦に突入だ。早い早い。

アメリカから帰ってからは、ひたすら原稿を書く日々。
と言っても大きなのは酒蔵の原稿2本だけで、あとは細かいものだったのだが、とにかく進まなくて。
最近、仕事をやる気にならないし、集中力もない。
だから、2、3日で終わるような原稿を10日くらいかけて、のろのろやっている感じだ。
どうしたものかと本気で困っていたのだが、解決法はなし。
でもある日、いよいよ締め切りに追われて電車の中でもカチャカチャとキーボードを叩いていたら・・・

あれ?!
なんか、はかどってる?!

そう。どうやら場所を変えたのがよかったらしい。
ずっと仕事部屋でPCの画面とにらめっこしていたのに、不思議なほどするすると言葉が生まれたのだ。

なるほど。
もう私は自己管理のできない人間になってしまったんだな、と理解した。
これまで20年、自己管理だけで仕事をしてきたし、それが1つの自慢というか矜持のようなものだったのだけど、年をとったからなのか、1人ではもう自分を律することは無理なんだなぁと思った。
「外」という環境が、自分を律して、発想力や集中力を上げてくれるようだ。

ちょっと寂しい感じはしたが、それでもこの怠惰な生活から脱出できる方法を見つけたので安堵した。
これからは私もノマドだ。

周りのフリーライターの人でも、自宅では仕事に集中できないからと、いつもPC抱えてカフェなどをまわって書いている人がいて、「人がいるところでよく仕事ができるもんだなぁ」と不思議だったのだが、ようやくその心境が理解できた。
私が「私は家で一人でいる時しか書けないんです」と言うと、「そのほうがすごい。家にいたら誘惑が多くて仕事にならない」と言われて、その時は全く理解ができなかったのだが、今はよくわかる。

これからは私もノマドでがんばろう。
朝出勤のように家を出て、夕方帰って来るというのもいいかもしれない。
そして夕方からを自由時間にすれば、もっと有意義な時間の使い方ができるのではないだろうか。