「お腹の赤ちゃんが安定しないので、自宅で安静にしていないといけないの」
友達からそんな内容のメールが来たときは本当に心配になった。
だけど、ちゃんと赤ちゃんはスクスクと何事もなく育っているし、彼女自身もいたって元気。そう聞いてホッとした。
それでも、何ヶ月も「安静」にしているということ、動き回れないこと、外に出られないことというのは、こちらが想像しているよりしんどいことらしい。
ブログなどで少し元気のない様子を感じ、何かできないかと考えた。
そこで思いついたのが、お花を贈ること。
岩手から大阪へ単身お嫁に来た彼女だから、きっと自然もない、大阪のゴミゴミした街のマンション暮らしは精神的に辛いだろうな、と思ったのだ。
私も上新庄に4年半一人暮らしをしていた時期があったけれど、あの頃は本当に精神状態が悪かった。
空と山が見えない生活があれほどしんどいとは思わなかった。そして、新幹線と車の騒音。
あの頃は毎日のように梅田の事務所に出入りしていたから、週に1度、第一ビルか第二ビルだかに入っている安い花屋さんで切り花を買って帰り、玄関に活けることが楽しみだった。
それが、私の唯一の「自然」との触れ合いだった。大げさでなく。
だから、家の中にお花があったら少しは心が和むかな、と考えたのだ。
そこでネットで調べていたら、もっといいものを発見!!
桜の盆栽。
3月だったのでまだ蕾。
毎日蕾が膨らんでいくのを見られたら、単にきれいなお花があるよりもっといいかなぁと思った。
われながら、いいセレクト(笑)
贈ったら、すぐに電話がかかってきて、「ありがとう!」と喜んでくれていた。
何もできないけど、ちょっとは心が和んだかなぁと、私も嬉しくなった。
「咲いたら写メ送ってねー」「うん、送る~」と、そんな会話をして電話を切った。
それから、4月に入って、「咲いたよ~」とメールが来た。
思っていたよりもピンクの色が濃い、可愛い桜。花びらも重なっていて、ゴージャス。
そして、私もようやく仕事が暇になってきたので、木曜日に彼女のおうちへ遊びに行ってきた。
梅田で彼女の好きなグレープフルーツのスイーツを買おうと探し、おいしそうなジュレを購入。
あとは、おしゃべりしながら食べられるよう、私の好きなヴィタメールのエクレアと。
おうちのある最寄駅に着くと、「ザ・大阪!」という感じの車がびゅんびゅん走る街中。自転車も多い。
山の中で暮らしている私からすると、これは家の中にずっとこもっていたら、しんどいなぁと改めて思った。
マンションに着くと、久しぶりに見る彼女の顔。元気そうだったので安心した。
二人でお茶とスイーツを味わいながらおしゃべり。楽しい時間だった。
少し横になってもらって、私もソファにもたれてくつろぎながら、いろんな話で笑い合う。
友達と会っても飲みに行くことばかりだから、こんな感じ久しぶりだなぁと新鮮だった。
岩手出身の彼女が、ダンナさんのお母さんやお姉さんの口真似をして、「~やで」「~したらいいねん」とか大阪弁で再現してくれるのがいつも面白い。
なんだろう、なんか不自然で(笑)。でも、ほのぼのして、これを聞くと私は楽しくなる。
もちろん、桜の盆栽も見せてもらった。
ちょうど満開!!
可愛い桜。
よかった、きれいに咲いてくれて。
帰りに、気を遣ってお菓子などを持たせてくれた。
あと3ヶ月ちょっと。
早く元気な赤ちゃんの顔が見たいなぁ・・・
「生むまでにまた来るからね」と言うと、「うん、また来てね。ありがとう」と彼女。
マンションから出て歩いていたら、窓から声が。
上を見上げたら、彼女が手を振っていた。
「気持ちの良い人だな」と思う。
彼女に会うと、いつも帰りにそう思う。気持ちの良い人。
まだ出会ってから1年半。だけど、ずいぶんと仲良くなった。私の最新の友達(笑)。
小さな小さな桜だったけど、二人で満開のお花見ができて本当によかった。
友達からそんな内容のメールが来たときは本当に心配になった。
だけど、ちゃんと赤ちゃんはスクスクと何事もなく育っているし、彼女自身もいたって元気。そう聞いてホッとした。
それでも、何ヶ月も「安静」にしているということ、動き回れないこと、外に出られないことというのは、こちらが想像しているよりしんどいことらしい。
ブログなどで少し元気のない様子を感じ、何かできないかと考えた。
そこで思いついたのが、お花を贈ること。
岩手から大阪へ単身お嫁に来た彼女だから、きっと自然もない、大阪のゴミゴミした街のマンション暮らしは精神的に辛いだろうな、と思ったのだ。
私も上新庄に4年半一人暮らしをしていた時期があったけれど、あの頃は本当に精神状態が悪かった。
空と山が見えない生活があれほどしんどいとは思わなかった。そして、新幹線と車の騒音。
あの頃は毎日のように梅田の事務所に出入りしていたから、週に1度、第一ビルか第二ビルだかに入っている安い花屋さんで切り花を買って帰り、玄関に活けることが楽しみだった。
それが、私の唯一の「自然」との触れ合いだった。大げさでなく。
だから、家の中にお花があったら少しは心が和むかな、と考えたのだ。
そこでネットで調べていたら、もっといいものを発見!!
桜の盆栽。
3月だったのでまだ蕾。
毎日蕾が膨らんでいくのを見られたら、単にきれいなお花があるよりもっといいかなぁと思った。
われながら、いいセレクト(笑)
贈ったら、すぐに電話がかかってきて、「ありがとう!」と喜んでくれていた。
何もできないけど、ちょっとは心が和んだかなぁと、私も嬉しくなった。
「咲いたら写メ送ってねー」「うん、送る~」と、そんな会話をして電話を切った。
それから、4月に入って、「咲いたよ~」とメールが来た。
思っていたよりもピンクの色が濃い、可愛い桜。花びらも重なっていて、ゴージャス。
そして、私もようやく仕事が暇になってきたので、木曜日に彼女のおうちへ遊びに行ってきた。
梅田で彼女の好きなグレープフルーツのスイーツを買おうと探し、おいしそうなジュレを購入。
あとは、おしゃべりしながら食べられるよう、私の好きなヴィタメールのエクレアと。
おうちのある最寄駅に着くと、「ザ・大阪!」という感じの車がびゅんびゅん走る街中。自転車も多い。
山の中で暮らしている私からすると、これは家の中にずっとこもっていたら、しんどいなぁと改めて思った。
マンションに着くと、久しぶりに見る彼女の顔。元気そうだったので安心した。
二人でお茶とスイーツを味わいながらおしゃべり。楽しい時間だった。
少し横になってもらって、私もソファにもたれてくつろぎながら、いろんな話で笑い合う。
友達と会っても飲みに行くことばかりだから、こんな感じ久しぶりだなぁと新鮮だった。
岩手出身の彼女が、ダンナさんのお母さんやお姉さんの口真似をして、「~やで」「~したらいいねん」とか大阪弁で再現してくれるのがいつも面白い。
なんだろう、なんか不自然で(笑)。でも、ほのぼのして、これを聞くと私は楽しくなる。
もちろん、桜の盆栽も見せてもらった。
ちょうど満開!!
可愛い桜。
よかった、きれいに咲いてくれて。
帰りに、気を遣ってお菓子などを持たせてくれた。
あと3ヶ月ちょっと。
早く元気な赤ちゃんの顔が見たいなぁ・・・
「生むまでにまた来るからね」と言うと、「うん、また来てね。ありがとう」と彼女。
マンションから出て歩いていたら、窓から声が。
上を見上げたら、彼女が手を振っていた。
「気持ちの良い人だな」と思う。
彼女に会うと、いつも帰りにそう思う。気持ちの良い人。
まだ出会ってから1年半。だけど、ずいぶんと仲良くなった。私の最新の友達(笑)。
小さな小さな桜だったけど、二人で満開のお花見ができて本当によかった。