北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

住吉公園駅

2008年12月01日 | 路面電車
昭和初期~中期にかけてのノスタルジックな雰囲気が濃厚に漂う、阪堺電車上町線の住吉公園駅は、昭和という時代に強い郷愁を感じる私にとっては特に懐かしさを感じてしまう、とても好きな駅の一つです。
なお、この駅は「第2回近畿の駅百選」にも認定されています。



阪堺電車の路線は、全長14.1kmの阪堺線(恵美須町~浜寺駅前)と、全長4.6kmの上町線(天王寺駅前~住吉公園前)の2路線(路線延長計19km)から成っていますが、同駅は上町線の始発・終着駅で、上図のように南海本線の住吉大社駅と隣接している他、阪堺線の住吉鳥居前停留所や、阪堺線と上町線が平面交差する場所にある住吉停留所とも近接しており、これらの駅や停留所はいずれも徒歩圏内(3分以内)にあります。

下の写真は、今年の8月に関西を旅行した際に撮ったもので、この建物が住吉公園駅の駅舎です。
小さいながらも歴史を感じさせる、重厚な造りの駅舎で、駅舎前面に表示されている横書きの駅名も、右から左に向かって書かれています。
写真の左側に写っている高架は南海本線の住吉大社駅で、住吉公園駅の駅舎は、このように高架駅である住吉大社駅にペタっと寄り添うように建っています。



下の写真2枚はいずれも住吉公園駅の構内を撮ったもので、このように同駅は2面2線の頭端式ホームを持つ構造の地上駅となっています。
ホームの長さは2両分あり、乗り場は1番と2番がありますが、2番はラッシュ時のみ使用され、通常は1番のみが使われています。





下の写真は、隣接する南海の住吉大社駅(改札のある地上階から高架上のホームへと上がる階段の途中にあった窓)から撮影した、住吉公園駅を発車した直後の、天王寺駅前行きの阪堺電車です。
丁度、上り線と下り線の間に設けられた両渡り線(シーサースクロッシング)を渡っている所です。



次の停留所である「住吉」は間近なので、住吉公園駅を発車した1~2分後には、この電車は早くも次の「住吉」に到着します。

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