北海道人からみた関西圏の鉄道事情

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札幌市電の新型低床車両A1200形が営業運転を開始

2013年05月09日 | 札幌の鉄道
札幌の市電(路面電車)については一昨年5月20日の記事でも紹介させていただきましたが、その札幌の市電に、本年3月、最新型の低床車両「A1200形」に導入され、今月5日から、営業運転を開始しました。





A1200形の全長は約17m、幅は2.3m、高さは3.8mで、車内の床は、従来の車両より50cmほど低い約35cmとなり、高齢者や身体障害者の方々が乗り降りしやすくなりました。
乗車定員は71人(座席定員は27人)で、従来車両より2割ほど増加し、車内の混雑も緩和されることになります。
外観は、白と黒を基調としたシンプルなデザインで、パッと見には3両編成に見えなくもありませんが、車両の構造としては3車体連接・2台車で、分割しての運用は不可なので、あくまでもこれで1両です。

平成25年5月現在、A1200形はまだこの1両しか導入されていないため、なかなか乗車できる機会は少ないのですが、今日は、A1200形の運行時刻を事前に調べた上で、西4丁目から中央区役所前までの2停留所分の区間、このA1200形に初めて乗車してきました。







下の写真は、下車した電停・中央区役所前の付近で撮影した、A1200形の全景です。
今までの札幌の市電とは形も色も全く異なっているので、遠くからでもかなり目を引きます。





折角なので、A1200形に初乗車した記念に、地下鉄大通駅の定期券売り場でのみ販売されている「札幌市路面電車 新型低床車両導入 記念乗車券」(販売額600円)も買ってきました。





ちなみに、札幌市は、現在申請中の市電環状線化(西4丁目~すすきの間を繋げて環状運転を行うとしており、平成27年春に開業予定)までに、このA1200形を3両導入するとしています。

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