北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

阪神なんば線 工事進捗状況

2008年05月10日 | 阪神


昨日の記事にも書いたように、一昨日(今月8日)、私は大阪市内を周ってきたのですが、その際、阪神なんば線の建設工事の現場も、ちょこっとだけ見学してきました。
以下に、その建設工事現場の様子(工事の進捗状況)を報告させていただきます。



上の写真は、現在の阪神西大阪線の終点である「西九条駅」と、現在建設中の阪神なんば線の地下駅「九条駅」の間に位置する、同線の高架区間と地下区間の接合部です。
手前が地下部側(九条駅方面)で、奥の高くなっている方が高架側(西九条方面)です。
奥の方はこのまま高架橋となって安治川の上を渡り、高架駅の西九条駅へと繋がります。

実は、この場所(同線の地上部分と地下部分の接合部)へは最初から狙って行ったわけではなく、「安治川トンネルの入口まで」と言ってなんば付近から乗ったタクシーの窓から、九条の辺りでたまたまこの光景を見つけて、そこで降りて見学してきました。





上の写真2枚は、その接合部から撮った、阪神なんば線の線路の写真です。
デジカメを高く掲げて撮ったもので、立ち入り禁止の柵を無理に乗り越えて撮ってきたわけではないです(笑)。

既に線路は敷設されていましたが、これらの写真にも写っているように、上下線とも一部で線路が途切れていました。
この線路が途切れている部分が丁度地上と地下の境目に当たり、ここには側面の壁に地上(隣の道路)からの搬入口があるため、資材搬入の都合からここで線路が途切れているようです。
なお、阪神なんば線の地下線区間は、今年3月に第4工区シールドマシンが桜川駅に到達したことにより現在では全ての区間が既に繋がっています。



上の写真は、安治川を渡る阪神なんば線のアーチ橋です。
ちなみに、この橋のすぐ隣(橋の真下ではありません)の地下には、歩行者専用の安治川トンネルがあります。



上の写真は、JR大阪環状線の西九条駅の高架線(オレンジ色の電車)の上を跨ぐ、阪神なんば線の高架橋です。
2年近く前の一昨年の8月に私が西九条駅を訪れた時は、この高架橋はまだ建設されていませんでした。

ちなみに、西九条駅のホームは車両5両分の長さ(ホームの長さは120mありますが、そのうち線路にかかっているのは100m)ですが、同線の開業により10両編成の近鉄電車が停まれるよう、現在、JR線を越えた先までホームの延伸工事が行われています。
つまり、丁度この写真に写っている、JR線を跨いでいる部分の高架橋上に、ホームが延伸されているということです。

こうして建設工事現場を見てみると、開業はもう間近、という気がしてしまいます(実際、開業まで1年はもう切っているようですが)。

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