北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

和歌山市駅

2008年11月25日 | 南海
一昨年の7月、2泊3日の日程で関西を旅行した際に、私は初めて、和歌山市西蔵前にある南海の和歌山市駅(但し2番線のみJRが使用、通称は市駅)を利用・見学してきました。

和歌山市に行ったこと自体が私には初めてのことで、和歌山市美園町にあるJRの和歌山駅(但し9番線のみ和歌山電鐵が使用、通称は和駅)とともに、南海の和歌山市駅は私にとって特に印象に残った駅の一つとなりましたので、今日はこの和歌山市駅を紹介させていただきます。





南海本線における大阪側のターミナルが難波駅であるのに対し、和歌山市駅は、同線の和歌山側のターミナルに当たり、JRの和歌山駅とともに和歌山市の表玄関に当たる駅でもあります。
もっとも、和歌山市駅の利用者数は昭和49年に和歌山駅に抜かれてしまい、現在、和歌山市駅周辺は往時に比べると少し寂れてしまった感が拒めませんが…。

ちなみに、和歌山駅からは天王寺経由で大阪駅・新大阪駅・京都駅に直通する特急がそれぞれ走っているため、両駅を比較すると、利便性の面ではJR和歌山駅の方に軍配が上がりますが、行政の中心地である県庁・市役所や、観光の中心地である和歌山城などに近いのは、昔も今も和歌山市駅の方です。

上の写真2枚のうち、上段が、和歌山市駅の駅ビルである南海和歌山ビルで、同ビルには高島屋が入っています。
下段は、駅ビルの2階にある改札口です。全てのホームは駅ビルから跨線橋で結ばれています。





上の写真2枚のうち、上段は、和歌山市駅の3番線で撮った難波行きの特急「サザン」で、下段は、同駅の構内図です。

図のように、和歌山市駅は3面6線の駅なのですが、現在7番線は使用停止中(和歌山港線のワンマン普通列車が使用していました)なので、実質的には3面5線の駅といえます。
難波方面から同駅に向かった場合、3・6番線は行き止まりになっており、4・5番線のみが和歌山港方面に通じています。

ちなみに6番線と旧7番線は、線路や架線は繋がっているのですが、実際には、両線の境界には砂利が盛られ、そこには線路終端標識も立てられているため、列車は直通できない構造になっています。

2番線はJRが南海から借用しており、南海の駅でありながらこのホームからはJRの列車が発着し、同駅と和歌山駅を連絡する列車が走っています。
かつてあった1番線もJRが使っていたのですが、2線も使うほどの需要はかなったため1番線は撤去され、かつて1番線があった場所は現在は駐車場になっています。

なお、会社が異なるため2番ホームの入口には中間改札があり、2番ホームと3番ホームは向かい合わせになっているもののその境界にも仕切りが設けられ、中間改札を経由せずには両ホーム間の直接の行き来はできない構造になっています。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (LOOSE)
2010-12-07 22:23:44
はじめまして。LOOSEと申します。
和歌山市駅の2番線と3番線の間ですが、実は行き来出来るようになっています。
というのも柵はホーム東側で途切れています^^;
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Unknown (たが)
2010-12-08 14:37:24
>LOOSEさん

はじめまして。柵が途切れていることは知りませんでした。
教えて下さりありがとうございます!
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