北海道人からみた関西圏の鉄道事情

関西圏の鉄道・その他についての諸々の雑感

阪急電車 片道15分の奇跡

2011年11月16日 | 映像・DVD
『阪急電車』という有川浩さんの小説(幻冬舎刊)については、平成20年8月19日の記事昨年8月4日の記事でも紹介させていただきましたが、それを映画化した作品『阪急電車 片道15分の奇跡』のDVDが先月末頃発売され、早速購入しました。
映画公開の時期はたまたま忙しくて、結局映画は観に行くことができなかったので、私にとっては今回購入したDVDで初めてこの映画を観ましたが、感想としては、全体的に温かなお話で、なかなか面白かったです。
事前に原作を読んでいてストーリを予め知っていても、十分楽しめる内容でした。

取り立てて派手なイベントやダイナミックな展開があるわけではありませんが、阪急今津線(宝塚~西宮北口間)を走る電車とその沿線の街を舞台に、偶然乗り合わせた様々な乗客達が抱える愛や悩み、そして彼ら人生が、少しずつ交差していく様を丁寧に描いており、原作からはカットされたエピソードもありますが、逆に原作よりも丁寧に描かれている描写もあり、ベストセラー小説の映画化としては成功といえる作品だったのではないかなと思います。

この映画『阪急電車 片道15分の奇跡』の本編は118分ですが、時間の制約上、映画では省略されたエピソードもあり、その中でも特に原作で人気が高かった征志とユキのエピソードは、本編とは別に26分のリスモドラマ(携帯電話のサービスとして配信される番組)として映像化されており、映画本編のスピンオフドラマ作品ともいえるこのドラマのDVD『阪急電車 片道15分の奇跡 征志とユキの物語』も今回は併せて購入しましたが、こちらもなかなか面白かったです。

下の写真は、左から、原作の小説、映画本編のDVD、リスモドラマのDVD、映画とリスモドラマのガイドブックです。



下の写真は、映画本編『阪急電車 片道15分奇跡』のDVDパッケージの裏面です。



下の写真は、リスモドラマ『阪急電車 片道15分の奇跡 征志とユキの物語』のDVDパッケージの裏面です。



まだ観ていない方は是非観て下さい。
特に、阪急今津線の沿線にお住まいの方や、同線に馴染みのある方、阪急電車が大好きな方などは必見です!