鴨着く島

大隅の風土と歴史を紹介していきます

ついに来たか、鹿屋にも

2022-01-25 21:28:37 | 日本の時事風景
新型コロナウイルスの感染が止まらない。

鹿児島県では一昨日に400人を超え、今日夕方の発表では526人と、夏の第5波のピーク時の2倍になった。

鹿屋市でも47人と昨日のほぼ2倍である。先週末に18人と増え、その後は11人と減少したのだが、やはりオミクロン株の伝染力は強烈だ。いきなり50人を窺う勢いになった。

近隣ではクラスターは発生していないが、どこかの小学校で学級閉鎖になったというのは聞いている。

幸いにも症状は極めて軽く、無症状の感染者が多いというから、毎年のようにあるインフルエンザの流行に似ている。安静にしてやり過ごすしかない。

それよりも身近なのが幼児の間で流行しているノロウイルスで、娘の子供たちも幼稚園・保育園で罹患したらしく、嘔吐がひどいようだ。

これに新型コロナウイルスが相乗したら怖いと思うが、二種類のウイルスがダブルで罹ったなんて余り聞いたことがない。

免疫力を確保すれば何とか凌げるだろう。

鹿児島県は政府に全県域に「まん延防止措置」の対象としてほしいと要請していたが、今日の対策会議で27日から来月の20日までを防止措置期間地することが決定された。

飲食店等では営業時間の短縮と酒類の提供禁止となる。カラオケ店なども人数制限がかかるかもしれない。

今の感染者数の爆発的な増加からすると、公共の施設の利用に何らかの制限が付くだろうが、下手をすると昨年9月の初旬がそうであったように「休館措置」が採られる可能性が出て来た。

学校の休校はないと思うが、部活などは中止になるかもしれない。

私立高校ではもう間もなく受験が始まる。大学や専門学校の受験も2月半ば以降に控えている。去年に続き、青年層には大きな試練となってしまった。


ところでタイトルの内容は新型コロナウイルスの感染流行のことではない。

鹿屋の海上自衛隊航空隊に米軍の「無人機部隊」が配備されるというものだ。

新聞によれば県知事も鹿屋市長も「寝耳に水」だそうである。

日本とアメリカとの間の「安全保障条約」に基づく取り決めであり、防衛は民主主義を超えた「政府の専管事項」なので、地方自治体には常に事後承諾が求められる。

鹿屋基地ではすでに一昨年から対潜哨戒機(P130)への空中給油が行われているが、これの導入も地元の意向は反映していない。

同じことが種子島の離島「馬毛島」で整備が始まった「FCLP」という艦載機陸上離陸訓練、つまり「航空母艦への離着陸訓練」に必要な飛行場が自衛隊基地建設という名目で進められており、ついこの間も整備費3000億円とかが計上された。環境アセスメントが途中だというのに、既成の事実的な工事費計上であり、これに反対する市長や議員の意向を聞くこともなく工事が進められようとしている。

沖縄ではすでに辺野古沖への普天間の代替基地の建設が行われているが、これに反対する現職の玉城知事の意向は無視されたままである。

なんとも歯がゆいことではないか!